千年の時 超える観月会 「庭を見るなら京都、仏像を見るなら奈良」と言われるほど、奈良の庭は一般的にあまり知られていません。京都なら、龍安寺や金閣寺など有名な寺院の庭がすぐ頭に浮かぶでしょう。しかし、奈良と言われたら、どこの庭をイメージしますか? 奈良は仏像や古建築、古墳、花など様々なテーマで...
続きを読む平成29年5月21日(日)、平城宮跡東院地区の発掘調査 (平城第584次調査) の現地説明会を開催しました。当日は519名の方にご参加いただきました。 発表資料はこちらです。 >>電子公開ページ 発掘担当者からのコメント:都城発掘調査部 研究員 山藤正敏 昨年4月に着任してから初めて、発掘調査...
続きを読む日本・カンボジア 連携調査 危機から脱した文化遺産として、今回はカンボジアのアンコール遺跡群を採り上げましょう。アンコール遺跡群は、802年から1431年まで栄えたアンコール王朝時代の壮大な遺跡群です。1992年に国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に、また同時に「危機遺産」にも登...
続きを読む壊すのも 守るのも人間 文化遺産を破壊や消滅の危機にさらすのは、なにも自然災害だけではありません。今回は、人間の手によって壊されようとしている文化遺産を紹介します。 内戦が続くアフガニスタンでは、世界文化遺産・バーミヤンにある東西大仏が、当時のタリバン政権によって2001年に爆破されてしまい...
続きを読む三重県斎宮歴史博物館 の文化財調査報告書を公開しています。 斎宮跡の報告書があります。 ・史跡斎宮跡 平成27年度発掘調査概報 http://sitereports.nabunken.go.jp/19439 ・斎宮跡発掘資料選 http://siterepo...
続きを読む物だけでなく情報も守る 東日本大震災から昨日でちょうど6年。津波被害にあった博物館などでは、被災地の方々や全国の関係者によって文化財の修復事業が今も続けられており、多くの被災文化財がよみがえりました。 しかし、未(いま)だに泥の中から救出されたままの状態の文化財があります。それは、発掘調査で...
続きを読む2017年5月 大学院在学中から、ずっと山東、山西、河北、河南といった中国華北地域で調査をしています。この地域の主食は、伝統的に小麦粉やアワなどの雑穀の粉から作った食品(粉食)です。2週間にわたって華北各地を回って調査をした際に、最後に北京に戻ってくるまで、とうとう一粒の米も食べなかったこともあ...
続きを読む三重県鈴鹿市 の文化財調査報告書を公開しています。 伊勢国府跡の報告書があります。 ・伊勢国府跡12 http://sitereports.nabunken.go.jp/19399 ・伊勢国府跡18 http://sitere...
続きを読む本日、2件の機能を公開しました。 今後、報告書データのデータ量が増大していく状況において、膨大なデータから適切に情報アクセスできる環境の提供を目指すものです。 ■機能①【発掘調査報告書の頻出用語俯瞰図】 ・URL http://sitereports.na...
続きを読む2016年度、全国遺跡報告総覧をたくさんのかたにご利用いただきました。 利用実績は下記の通りです。 2016年度実績(2016.4.1~2017.3.31) ダウンロード数 841770 (前年比160%) 登録件数 18838 (前年比2908件登録) ...
続きを読む曲物 日本オリジナル? 白木の木目が美しい曲げわっぱ。スギなどの針葉樹の薄板を曲げて容器にした「曲物(まげもの)」の一種です。現代では伝統工芸品となっていますが、曲物は日本では古代から日常的に使われていた道具でした。 私たちが発掘調査している平城宮跡(奈良市)からも、たくさんの曲物が見つかっ...
続きを読む2017年4月 墨で文字のかかれた木札を木簡(もっかん)と呼びますが、文字を消すために木簡の表面から刃物で薄く削りとられた細片のことを、とくに削屑(けずりくず)と呼びます。1cmに満たないほど小さなものも多い削屑ですが、表面に少しでも文字が残っていれば、立派な文字資料です。奈文研の研究員た...
続きを読む平城宮跡資料館 平成28年度 春期企画展「発掘速報展 平城2016」リーフレット を電子公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/19363 ...
続きを読む「奈文研ニュースNo.64」(NABUNKEN NEWS No.64)を電子公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/19360 目次 ・韓国国立文化財研究所との共同研究(清野 孝之)...
続きを読む県内最古の前方後円形 2016年春、橿原市の瀬田遺跡で、弥生時代の終わり頃に造られた「円形周溝墓(えんけいしゅうこうぼ)」が見つかりました。円形の墳丘の南側に台形の陸橋がとりついており、古墳時代の「前方後円墳」にそっくりです。全長はおよそ26メートル、墳丘の直径は約19メートル。残念ながら、墳丘...
続きを読む様々な学術情報資源を同一のインターフェースで検索できるディスカバリーサービスの1つであるEDS(EBSCO Discovery Service)と全国遺跡報告総覧でデータ連携を開始しました。 EDSから全国遺跡報告総覧を検索することができます。 EDS導入機関におかれましては...
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