「古代の盤上遊戯「樗蒲(かりうち)」の復元」 を電子公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/16618 ...
続きを読む去る、平成28年6月18日(土)に第118回公開講演会を当研究所平城宮跡資料館講堂において開催しました。 松村所長による挨拶の後、神野主任研究員による「平城宮佐伯門前のいま、むかし-奈文研本庁舎の発掘調査成果から-」と題してのトピック講演、次に海野研究員による「復元を学問する-「復元学」の...
続きを読む平成28年6月11日(土)、平城京二条大路・朱雀大路跡の発掘調査(平城第566次調査)の現地見学会を開催しました。 当日は505名の方にご参加いただきました。 発表資料はこちらです。 >>電子公開ページ 発掘担当者からのコメント:都城発掘調査部 主任研究員 林 正憲 見...
続きを読む枝葉敷きつめ 水はけ良く 旧秋篠川は、平城宮の建設予定地の南西隅付近を北西から南東に蛇行しながら流れていました。平城京の造営時に、これを条坊に沿った直線的な河川に付け替えて運河に利用したのが西堀川、現在の秋篠川です。 その付け替えの大工事の痕跡が、奈文研の庁舎の建て替え工事に伴う発掘調査で見...
続きを読む2016年6月 昨年は流行語大賞に「刀剣女子」がノミネートされるなど、日本刀ブームが世を賑わせました。博物館の日本刀展示コーナーにも多くの若い女性の姿が見受けられ、「古墳時代の刀剣」を主な専門分野とする筆者は、刀剣への注目度が上がることを密かに喜んでおりました。ところが悲しいかな、筆者が研...
続きを読む飛鳥資料館研究図録第19冊(2016)「ガラス玉類の考古科学的研究 飛鳥寺跡出土遺物の研究」 を電子公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://www.nabunken.go.jp/publication/research-catalogue.html ...
続きを読むただいま、飛鳥資料館では、写真コンテストの応募票がついたチラシを配布しています。 チラシは奈良文化財研究所の平城宮跡資料館・藤原宮跡資料室をはじめ、 明日香村内の観光施設や近隣の文化施設などにもあります。 もちろん、飛鳥資料館ホームページからダウンロードも可能です。 応募締切は7月3日、皆さま奮って...
続きを読むただいま第7回写真コンテスト「飛鳥の石」の作品募集中です。 そこで本日より歴代の受賞作品をご紹介していきたいと思います。 第6回写真コンテスト「ひさかたの天」 最優秀作品(正一位 久方天太政大臣) 撮影者:西村充康さま タイトル:「悠久の彼方」 撮影場所:明日香村細川 ◆第7回写真コンテ...
続きを読む聖武天皇の思い特大 今、日本一高いビルと言えば、あべのハルカス。でも、奈良にも世界に誇る巨大建築があります。そう東大寺大仏殿です。桁行(横幅)50メートル、梁(はり)行(奥行)50・5メートル、高さ46・4メートルの世界最大の木造建築です。 平安時代中頃の教科書『口遊(くちずさみ)』には、巨...
続きを読む―遺跡の出土品を撮ろう― 現在開催中の春期特別展『文化財を撮る』の展示室では、 出土品の撮影をおこなうスタジオを再現しています。 このコーナーでは、ライティング(照明)を切り替えながら 出土品を撮影することで、立体感や質感など見え方の違いが体験できます。 撮影OKなので、ぜひデジカメやスマホのカメラ...
続きを読む樹皮 容器の綴じ紐に サクラと言えば春を告げる花のイメージが強いですね。平城宮跡は、サクラが咲き誇るお花見スポットとしても有名です。 奈良時代にもサクラは好まれ、万葉集にサクラの歌が数多く残されています。さらに平城京の住民にとって、サクラは季節を問わずに身近な存在でした。それは、サクラの樹皮...
続きを読む2016年6月 鉛筆で書いた文字を消したいとき、消しゴムを使って消しますよね。墨で書く木簡でも、一度文字を書いてしまっても消すことができます。文字のある部分を小刀で削り取り、新しい面を出して再利用するのです。消しゴムのカスは黒くまるまってしまうだけですが、木簡の消しカス=削りくずには文字が...
続きを読む中央祠堂の前身遺構 北祠堂の調査修復作業が進行中です。今回は応急的に行った修復事例紹介をしたいと思います。中央祠堂上成基壇北東隅は、20世紀初頭に西トップ遺跡を調査したフランス人研究者のマルシャルにより報告されています。彼は、中央祠堂上成基壇の内側に見えるラテライトに装飾が施されていること...
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