奈良文化財研究所に関するさまざまな情報を発信します。

2017年5月アーカイブ

平成29年5月21日(日)、平城宮跡東院地区の発掘調査 (平城第584次調査) の現地説明会を開催しました。 当日は519名の方にご参加いただきました。 発表資料はこちらです。 >>学術情報リポジトリ   発掘担当者からのコメント:都城発掘調査部 研究員 山藤正敏  昨年4月...
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ヒバリの孵化

平城宮跡内の某所で、本日ヒバリのヒナが二羽誕生しました。 卵は小さく2センチほどの大きさです。孵ったばかりのヒナは、まだ殻をお尻につけたままのようです。 産卵場所は草の根元などにあるため、今後天敵の標的になりかねません。 自然界の掟とはいえ、何とか無事に巣立って欲しいと願うばかりです。 ...
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(169)危機から脱した文化遺産

日本・カンボジア 連携調査  危機から脱した文化遺産として、今回はカンボジアのアンコール遺跡群を採り上げましょう。アンコール遺跡群は、802年から1431年まで栄えたアンコール王朝時代の壮大な遺跡群です。1992年に国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に、また同時に「危機遺産」にも登...
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(168)危機に直面する文化遺産

壊すのも 守るのも人間  文化遺産を破壊や消滅の危機にさらすのは、なにも自然災害だけではありません。今回は、人間の手によって壊されようとしている文化遺産を紹介します。  内戦が続くアフガニスタンでは、世界文化遺産・バーミヤンにある東西大仏が、当時のタリバン政権によって2001年に爆破されてしまい...
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野鳥を育む平城宮跡

平城宮跡を彩ったソメイヨシノも今は葉桜となり、眩しい新緑で覆われています。 春を告げる野鳥のさえずりが高らかに響き渡り、繁殖の準備を始める5月、夏鳥たちが姿を現し始めています。 「ピーチュル、ピーチュル」 甲高いさえずりに空を見上げると、停空飛翔している「ヒバリ」を見つけることができます。...
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三重県斎宮歴史博物館 の文化財調査報告書を公開しています。 斎宮跡の報告書があります。     ・史跡斎宮跡 平成27年度発掘調査概報 http://sitereports.nabunken.go.jp/19439 ・斎宮跡発掘資料選 http://siterepo...
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坂田寺跡出土の銭貨

2017年5月   奈良県高市郡明日香村にある坂田寺跡は、鞍作氏の氏寺で、飛鳥を代表する尼寺とされる坂田寺の遺跡です。今回は、ここから見つかった地鎮の銭貨をご紹介しましょう。  1986年の発掘調査でみつかった土坑SK160からは、合計291枚もの銭貨、金箔・琥珀玉・ガラス玉などの玉類、銅鈴...
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(167)被災資料が伝える教訓

物だけでなく情報も守る  東日本大震災から昨日でちょうど6年。津波被害にあった博物館などでは、被災地の方々や全国の関係者によって文化財の修復事業が今も続けられており、多くの被災文化財がよみがえりました。  しかし、未(いま)だに泥の中から救出されたままの状態の文化財があります。それは、発掘調査で...
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旧石器人は"粉もん"を食べたか?

2017年5月   大学院在学中から、ずっと山東、山西、河北、河南といった中国華北地域で調査をしています。この地域の主食は、伝統的に小麦粉やアワなどの雑穀の粉から作った食品(粉食)です。2週間にわたって華北各地を回って調査をした際に、最後に北京に戻ってくるまで、とうとう一粒の米も食べなかったこ...
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