破片を加熱 再利用 日本では、弥生時代や古墳時代の遺跡から、たくさんのガラス玉が発見されています。でもこの時代のガラスは、すべて輸入品、外国産のガラスでした。 国産ガラスの製造が始まるのは、飛鳥時代の7世紀後半になってからのこと。奈良時代にはお寺や仏像の装飾に、大量のガラス玉が使われました。...
続きを読む去る、10月24日(土)に東京の有楽町朝日ホールにて、奈文研の日頃の活動や調査研究成果を広く東京の皆様に紹介するため毎年秋に開催している東京講演会を開催いたしました。 今回は『発掘遺構から読み解く古代建築』と題して、発掘された地下遺構から、失われた地上の建物をどのように復原できるのか、発掘遺構や...
続きを読む2015年10月 日本庭園の歴史の研究を30年以上続けてきました。当初、京都市文化財保護課に勤務していたときには、文化財行政に従事するかたわら、おもに近代京都の庭園について勉強していました。1987年に奈文研に入所してからは、平城宮跡や飛鳥・藤原宮跡の発掘調査に携わったため、発掘調査の成果...
続きを読む全国遺跡報告総覧にて次の資料を公開しました。 ・全国遺跡資料リポジトリシンポジウム資料(予稿集) 2010年開催分 2011年開催分 2012年開催分 ・遺跡情報交換標準の研究 >>全国遺跡報告総覧 ...
続きを読む「平成27年度 平城宮跡資料館 夏のこども展示 「平城京ごみずかん―ごみは宝―」リーフレット」を学術情報リポジトリで公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://repository.nabunken.go.jp/dspace/handle/11177/4964 みなさん...
続きを読む役人の遊び 朝鮮伝来か 平城宮・京からはコマ、さいころ、木とんぼなど、古代の人々が遊びに使ったさまざまな道具が出土しています。最近、また新たな発見がありました。古代の「すごろく」盤の発見です。 それは、平城京から出土した土器の内面に、点を並べて円を描き、それを6分割するラインを点と線で表現し...
続きを読む・報告書詳細画面に利用実績(アクセス数とダウンロード数)を表示する機能を公開しました。 数値は翌日更新となります。 ・絞込検索に編著者名を追加しました。 現在の検索条件に該当している報告書の編著者名の出現数で上位20位までを表示しています。 >>全国遺跡報...
続きを読む平成27年10月12日(月・祝)、藤原宮大極殿院の調査(飛鳥藤原第186次調査)の現地説明会を開催しました。 当日は1112名の方にご参加いただきました。 発表資料はこちらです。 >>学術情報リポジトリ 発掘担当者からのコメント:都城発掘調査部考古第三研究室 清野陽一 藤原...
続きを読む景観研究室では、京都市文化財保護課と共に、 平成22年から京都市岡崎地区を対象に文化的景観としての調査をおこなってきました。 そしてこの調査を受けて、2015年10月7日、 「京都岡崎の文化的景観」が京都市第1号の重要文化的景観に選定されました。 今年はその一環として、 ...
続きを読む報告書一覧画面(新着一覧・発行機関一覧)と検索結果一覧画面から報告書PDFのダウンロードが可能になりました(試験公開)。 必要とする報告書PDFをより手軽に入手いただけるようになりました。まずは機能をお試しいただけると幸いです。 >>全国遺跡報告総覧 ...
続きを読む関係機関のご尽力で登録数が15000件になりました。 15000件目は『元総社明神遺跡II』(前橋市教育委員会発行)となりました。 2015年8月のデータ登録再開から、668件のデータが新規登録されました。 ...
続きを読む5種類のコードで管理 発掘調査で出土する土器や瓦などの遺物は、どこから出土したのか、その位置情報がとても重要です。 そこで私たち発掘調査員は、遺物が出土したら、すかさず出土場所に関する情報をカードに記入して、遺物を取り上げます。使うのは油性ペンと水に強く破れにくいカード。 例えば、ある出...
続きを読む「重要文化的景観」とは、文化的景観の中でも特に重要なものについて、都道府県又は市町村の申出に基づき、 国によって選定された地域のことです。 2015年10月7日に新たに以下の3地区が新たに選定されました。 「佐渡相川の鉱山及び鉱山町の文化的景観」(新潟県佐渡...
続きを読む10月3日夕刻、恒例となりました東院庭園での秋の催し、東院庭園「庭の宴」を開催いたしました。 本年は日程の関係で月の出が遅かったので、「庭の宴」と名付け、例年通り、奈良時代の東院庭園で行われた宴の様子を再現し、お客様には当時の食事と飲み物を合わせて楽しんでいただきました。 今回はあ...
続きを読む「奈文研ニュースNo.58」(NABUNKEN NEWS No.58)を学術情報リポジトリで公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://www.nabunken.go.jp/publication/nabunkennews.html 目次 ・飛鳥寺出土文字瓦の調査(清野 孝...
続きを読む2015年10月 鴟尾(しび)と聞いて、すぐに形を思い描ける人はどれくらいいらっしゃるでしょうか。鴟尾は、お寺などの瓦葺き屋根のてっぺん、鯱(しゃちほこ)と同じく大棟の両端にのっている角(つの)のようなものです。2010年に復原された平城宮第一次大極殿にも金色に輝く金銅製鴟尾がのっています。鯱...
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