貸し借り 様々な事情 平城京の住民にとって、お金はとても身近なものでした。お金で買い物をし、お金で税を納め、そして、お金の貸し借りも行われていました。 正倉院には、奈良時代の借金の証文が数多く残っています。借りたのは写経生たち。貸したのは、彼らの勤め先である造東大寺司の写経所です。金額はさま...
続きを読む奈良文化財研究所年報 (ANNUAL BULLETIN OF NARA NATIONAL RESEARCH INSTITUTE OF CULTURAL PROPERTIES)を電子公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://www.nabunken.go.jp/publicat...
続きを読む平城宮跡資料館の駐車場から奈文研仮庁舎まで歩く道すがら、出会える植物たちをご紹介いたします。 駐車場入口ではカエデの木がお出迎えしてくれ、ヒラドツツジの生垣の中にヤマブキが咲いています。 ヒラドツツジの生垣は平城宮跡周辺に多数見ることができます。今はまだ咲き始めですが、朱、桃、白、紫の...
続きを読む「リフォーム」か「新築」か みなさんは「都城」というと、どのようなかたちを想像しますか。藤原京、平城京、平安京、日本の古代の都はどれも四角いかたちをしています。 このようなかたちは中国の都をまねたもので、日本だけでなく中国周辺の国々に広く採用されました。これはかたちだけでなく、律令という法律...
続きを読む奈良文化財研究所年報 (ANNUAL BULLETIN OF NARA NATIONAL RESEARCH INSTITUTE OF CULTURAL PROPERTIES)を電子公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://www.nabunken.go.jp/publicat...
続きを読む「平城宮跡資料館2015年度展示カレンダー」を公開しました。 PDFで閲覧いただけます。ダウンロードしてぜひご利用ください。 https://repository.nabunken.go.jp/dspace/handle/11177/3025 ...
続きを読む埋蔵文化財ニュースNo.160(CAO NEWS Centre for Archaeological Operations)を電子公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://www.nabunken.go.jp/publication/maibunnews.html ...
続きを読むオカシル連続講座2014(第5回)が、3月22日(日)、 kokoka京都市国際交流会館の特別会議室で行われました。 テーマは「緑が語る、地域の本来と将来~京都岡崎の文化的景観②」です。 現在の岡崎地域(京都市左京区)は緑にあふれ、 その間をぬうように琵琶湖疏水や白川が流れてい...
続きを読む「奈文研ニュースNo.56」(NABUNKEN NEWS No.56)を電子公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://www.nabunken.go.jp/publication/nabunkennews.html 目次 ・西トップ遺跡の保存と修復(杉山 洋・佐藤 由似) ・...
続きを読む有力氏族 天皇動かした? 今日の私たちにとって、首都の移転は縁のないことのように思えます。ところが、奈良時代には5年間に4回も都が移った時期がありました。 740年、聖武天皇は平城宮を離れ、恭仁宮(京都府木津川市)に遷都しました。しかし、恭仁京の完成を待たず744年には難波宮(大阪市)、翌7...
続きを読む3月に景観研究室で刊行しましたWorld Heritage Papers vol.26日本語版『世界遺産の文化的景観−保全・管理のためのハンドブック』のPDF版がUNESCO世界遺産センターウェブサイトでも公開されました。 http://whc.unesco.org/en/series/26/...
続きを読む平城宮跡(2015年4月2日現在)の桜の開花状況をお知らせいたします。 佐伯門から第一次大極殿院への桜並木は、まだ咲き始めの桜が多く、来週も楽しめそうです。 明日から週末にかけてお天気が下り坂の予報ですので、青空の下でお花見ができるのは今週は最後かもしれませんね。 佐伯門周辺 まだ咲き始めの桜も...
続きを読む高級品の密閉重宝 漆器は日本を代表する優れた工芸品のひとつです。漆の利用は縄文時代に始まり、接着剤や塗料として長く使用されてきました。 古代になると、仏教文化の広がりとともに、美しく光沢のある漆の需要が高まり、漆は次第に入手困難な高級品となりました。このため、政府は全国に漆の栽培を奨励し、漆...
続きを読む2015年4月 「黒い虫みたいなのが出た!」 2012年6月のある日、奈文研の木器整理室で聞こえた一言です。2009年冬、平城宮東方官衙の調査で、大きなゴミ穴や糞便遺構(ウンチがたまった穴)が見つかりました。その土をコンテナ2800箱分持ち帰り、2015年になった今も木簡などを見つける水洗選別作業...
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