奈良文化財研究所に関するさまざまな情報を発信します。

2015年4月アーカイブ

(93)平城京の住民とお金

貸し借り 様々な事情  平城京の住民にとって、お金はとても身近なものでした。お金で買い物をし、お金で税を納め、そして、お金の貸し借りも行われていました。  正倉院には、奈良時代の借金の証文が数多く残っています。借りたのは写経生たち。貸したのは、彼らの勤め先である造東大寺司の写経所です。金額はさま...
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奈良文化財研究所年報1983~1985

奈良文化財研究所年報 (ANNUAL BULLETIN OF NARA NATIONAL RESEARCH INSTITUTE OF CULTURAL PROPERTIES)を学術情報リポジトリで公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 http://www.nabunken.go.j...
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平城宮跡資料館周辺を歩く

 平城宮跡資料館の駐車場から奈文研仮庁舎まで歩く道すがら、出会える植物たちをご紹介いたします。  駐車場入口ではカエデの木がお出迎えしてくれ、ヒラドツツジの生垣の中にヤマブキが咲いています。  ヒラドツツジの生垣は平城宮跡周辺に多数見ることができます。今はまだ咲き始めですが、朱、桃、白、紫の...
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(92)日本の都と新羅の都

「リフォーム」か「新築」か  みなさんは「都城」というと、どのようなかたちを想像しますか。藤原京、平城京、平安京、日本の古代の都はどれも四角いかたちをしています。  このようなかたちは中国の都をまねたもので、日本だけでなく中国周辺の国々に広く採用されました。これはかたちだけでなく、律令という法律...
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奈良文化財研究所年報1976~1982

奈良文化財研究所年報 (ANNUAL BULLETIN OF NARA NATIONAL RESEARCH INSTITUTE OF CULTURAL PROPERTIES)を学術情報リポジトリで公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 http://www.nabunken.go.j...
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「平城宮跡資料館2015年度展示カレンダー」を公開しました。 PDFで閲覧いただけます。    ダウンロードしてぜひご利用ください。 http://www.nabunken.go.jp/heijo/museum/page/special.html   &nb...
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埋蔵文化財ニュースNo.160

埋蔵文化財ニュースNo.160(CAO NEWS Centre for Archaeological Operations)を学術情報リポジトリで公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 http://www.nabunken.go.jp/publication/maibunnews....
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オカシル連続講座2014(第5回)のご報告

オカシル連続講座2014(第5回)が、3月22日(日)、 kokoka京都市国際交流会館の特別会議室で行われました。 テーマは「緑が語る、地域の本来と将来~京都岡崎の文化的景観②」です。   現在の岡崎地域(京都市左京区)は緑にあふれ、 その間をぬうように琵琶湖疏水や白川が流れてい...
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「箸を使う」

2015年4月  最近、我が家では子どもが箸の使い方を練習しています。まだ慣れないため、上手に食べ物を掴むことができず、イライラしておかずを突き刺したり、あきらめて手づかみで食べたりしています。  現代の日本では、箸を使ってご飯やおかずを口に運ぶ食べ方が普通ですが、この習慣はいつからなのでし...
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「奈文研ニュースNo.56」

「奈文研ニュースNo.56」(NABUNKEN NEWS No.56)を学術情報リポジトリで公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 http://www.nabunken.go.jp/publication/nabunkennews.html   目次 西トップ...
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(91)恭仁京遷都と平城還都

有力氏族 天皇動かした?  今日の私たちにとって、首都の移転は縁のないことのように思えます。ところが、奈良時代には5年間に4回も都が移った時期がありました。  740年、聖武天皇は平城宮を離れ、恭仁宮(京都府木津川市)に遷都しました。しかし、恭仁京の完成を待たず744年には難波宮(大阪市)、翌7...
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UNESCOウェブサイトでの公開

3月に景観研究室で刊行しましたWorld Heritage Papers vol.26日本語版『世界遺産の文化的景観−保全・管理のためのハンドブック』のPDF版がUNESCO世界遺産センターウェブサイトでも公開されました。   http://whc.unesco.o...
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桜の開花状況 (満開)

平城宮跡(2015年4月2日現在)の桜の開花状況をお知らせいたします。 佐伯門から第一次大極殿院への桜並木は、まだ咲き始めの桜が多く、来週も楽しめそうです。 明日から週末にかけてお天気が下り坂の予報ですので、青空の下でお花見ができるのは今週は最後かもしれませんね。   ...
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(90)漆を運んだ壺

高級品の密閉重宝  漆器は日本を代表する優れた工芸品のひとつです。漆の利用は縄文時代に始まり、接着剤や塗料として長く使用されてきました。  古代になると、仏教文化の広がりとともに、美しく光沢のある漆の需要が高まり、漆は次第に入手困難な高級品となりました。このため、政府は全国に漆の栽培を奨励し、漆...
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「黒い虫の正体は・・・」

2015年4月 「黒い虫みたいなのが出た!」  2012年6月のある日、奈文研の木器整理室で聞こえた一言です。2009年冬、平城宮東方官衙の調査で、大きなゴミ穴や糞便遺構(ウンチがたまった穴)が見つかりました。その土をコンテナ2800箱分持ち帰り、2015年になった今も木簡などを見つける水洗...
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