奈良文化財研究所 > なぶんけんブログ > 2009年8月アーカイブ
2009年8月 あまの原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも 百人一首に収められたこの歌は、皆さんもよくご存じのことと思います。作者の阿倍仲麻呂は、都が藤原京にあった文武天皇2年(698)に阿倍船守の子として生まれました。名族阿倍氏の出身で、若くして学才を認められた仲麻呂が遣唐留...
▲