2月18日、研究所の平城宮跡資料館講堂を会場に標記シンポジウムを開催しました。シンポジウムは、昨年6月に、奈良文化財研究所の全国遺跡報告総覧が公開されたことに伴って開催したものです。全国遺跡報告総覧は、これまで全国21の国立大学図書館が連携して取り組んできた遺跡の発掘調査報告書をデジタル化して公...
続きを読む平城宮跡資料館東の梅林の開花状況をお知らせいたします。 奈良市の今朝の気温は氷点下まで下がり、真っ白な霜に覆われた一日の始まりとなりました。 紅梅、白梅ともにつぼみが膨らみ、日中の暖かな日差しの元でゆっくりと開花しています。 昨年の同時期と比較してみますと、やはり暖冬傾向の影響でし...
続きを読む身体蒸して体清める お湯にどっぷり浸(つ)かり、サッパリ。お風呂は、日本人になじみ深いものです。 でも湯ぶねに肩まで浸かる入浴法は、江戸時代になってからのもの。古代の「風呂」は、現在のサウナに近く、湯気で身体を蒸す蒸し風呂のことでした。一方、お湯を汲(く)んで体を清める取り湯という方法もあり...
続きを読む関係機関のご尽力で登録数が16000件になりました。 16000件目は『文化財調査報告書』(昭和59年度文化財調査報告書15)(前橋市教育委員会発行)となりました。 2015年8月のデータ登録再開から、1668件のデータが新規登録されました。 ...
続きを読む2016年2月 言葉にはその国の文化をあらわす特徴が含まれています。その文化にとって重要だったものの名残が言葉として残っています。たとえば、牛はヨーロッパの言語圏では、雄牛、雌牛、子牛とそれぞれ区別してよんでいます。また、アラビア語圏でも、雄ラクダ、雌ラクダ、若いラクダ、大人のラクダ、出産...
続きを読む大小使い分け 表現豊かに 現在、私たちは漢字と仮名を組み合わせ「私は花を買います」というように、文を書きます。では、まだ平仮名がなかった古代には、漢字だけでどのように日本語を表現したのでしょうか。 まずは、漢字の「意味」を使って、中国語風の語順で「私買花」と書く方式と、日本語の語順で「私花買...
続きを読む1か月の間に多数ダウンロードされたコンテンツを上位100番まで表示する注目コンテンツ機能を公開しました。画面の左バーから確認できます。 ・注目コンテンツ http://sitereports.nabunken.go.jp/ja/ranking ...
続きを読む大河ドラマ「真田丸」第5回「窮地」では厩橋城(まやばしじょう)(前橋城)が登場しました。 前橋市様が発掘調査報告書を電子化し、全国遺跡報告総覧に厩橋城(前橋城)関連の報告書を多数登録されています。ぜひご覧ください。 『前橋城 車橋門丸馬出遺構の調査』 http://site...
続きを読む2016年2月 「石灰」「草木灰」「温泉」、この三つは一見すると何の関連もないように思えますが、共通するキーワードがあります。「アルカリ」です。 アルカリと聞いて、みなさんは何を思い浮かべますか?寒い季節にゆっくりとあたたまりたい温泉でしょうか。あるいは年末に大掃除された方は、洗剤かもしれませ...
続きを読む立春の日の朝、平城宮跡一面は真っ白な霜がおりました。ぴんと張りつめた空気のなか、霜をまとった梅の蕾たちが、朝日を浴びてふっくらとした姿を現しました。 平城宮跡資料館の横にある梅林は、全体的にまだ蕾の状態です。 東院庭園の駐車場近くにある梅林では、紅梅が開花しています。 暦の上では今...
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