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梅便り2016 (つぼみ~咲き始め)

 平城宮跡資料館東の梅林の開花状況をお知らせいたします。

 奈良市の今朝の気温は氷点下まで下がり、真っ白な霜に覆われた一日の始まりとなりました。

 紅梅、白梅ともにつぼみが膨らみ、日中の暖かな日差しの元でゆっくりと開花しています。

 昨年の同時期と比較してみますと、やはり暖冬傾向の影響でしょうか、今年は開花が早いのかもしれませんね。

 また、梅林の中央付近には「乙女椿」が植えられています。可憐な桃色の花が春を待ち望んでいるかのように咲いています。花弁が幾重にも重なっている姿から「八重咲き」と思ってしまいますが、正解は「千重咲き」というそうです。花弁が重なって咲き、雄しべがない(もしくは、見えない)状態の咲き方を指すそうです。

 春の息吹を感じながら宮跡散策をお楽しみください。

 

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紅梅

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紅梅と大極殿

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白梅

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霜をまとった乙女椿

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乙女椿

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乙女椿の木

 

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