軒丸瓦の瓦当面に残る皴状の痕跡(縮尺不同)※筆者撮影 古代の宮殿や寺院の多くでは、文様を施した軒丸瓦(のきまるがわら)や軒平瓦(のきひらがわら)が軒先を飾っていました。そうした軒瓦(のきかわら)の表面や断面には、製作時に生じたとみられる様々な痕跡が残っています。ここでは、その一例を紹介しましょう...
続きを読む写真1 会場の様子 保存修復科学研究室では、保存科学分野に関する意見交換や幅広い情報交換をおこなう場として保存科学研究集会を開催しています。今年度は、日本木材学会木質文化財研究会と合同で「木質文化財の保存修復に関する新たな視点・最近の取組」をテーマに、奈文研本庁舎大会議室を会場として2024年1...
続きを読む下記日時にシステムメンテナンスを実施します。当該日時の間、使用できない時間が発生します。 対象:文化財総覧WebGIS https://heritagemap.nabunken.go.jp/ 日時:2025年2月21日(金) 18:00から2月22日(土) ※作業完了次第、再開...
続きを読む全国文化財情報デジタルツインプラットフォームに新たに文化財の3Dモデルを追加しました。 【追加された3Dモデル例】 大阪城(大阪市) 名古屋城(名古屋市) 神戸深江生活文化史料館(神戸市) 大坂城石垣石丁場跡甲山刻印群(西宮市) 越堂たたら跡(田儀櫻井家たたら製鉄遺跡)(出雲市) 全国文化財情報デジ...
続きを読む兵部省(西から、2024年4月) 兵部省の修繕工事 現在、平城宮跡では兵部省の建物を部分復元した施設の工事が進められています。これは文化庁が2023年度から実施している修繕工事です(冒頭写真)。 兵部省を含む平城宮東区朝堂院の南側地域では、1980年代から1990年代にかけて発掘調査が行われま...
続きを読む2022・2023年度に奈文研が実施した発掘調査の成果を報告する『奈良文化財研究所発掘調査報告2024』を刊行しました。 飛鳥・藤原宮跡等の調査6件、平城京と寺院等の調査2件を採録。発掘調査により明らかになった飛鳥~奈良時代の遺跡の詳細を分かりやすく報告しています。 内容は、『全国遺跡報告総覧』でも...
続きを読む写真1 西大寺金堂院の西面回廊(北西から) 都城発掘調査部(平城地区)では、2024年3月から6月にかけて、西大寺金堂院の発掘調査をおこないました。西大寺は天平神護元年(765)に称徳天皇によって、平城京右京の地に造立された天皇勅願の寺院です。金堂院は仏像が安置された金堂と、それを回廊で区画した...
続きを読む【写真1】講義形式でのプログラム 7/22(月)奈良学園中学校・高等学校のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の取り組み「奈良学ゼミ」に、奈良文化財研究所が協力し、『文化財×自然科学:奈良文化財研究所における文理融合型研究-年輪年代学・動物考古学編-』と題したプログラムを実施しました。この企...
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