なぶんけんブログ|奈良文化財研究所に関する様々な情報を発信します。

2018年6月アーカイブ

平城宮東院地区の発掘調査(平城第595次調査)の現地説明会のご報告

平城宮東院地区の発掘調査(平城第595次調査)の現地説明会のご報告

平成30年6月17日(日)、平城宮跡東院地区の発掘調査(平城第595次調査)の現地説明会を開催しました。当日は813名の方にご参加いただきました。 発表資料はこちらです。 >>電子公開ページ 発掘担当者からのコメント:都城発掘調査部 遺構研究室 研究員 海野 聡 現地説明会に多くの方に足をお運びいた...

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学術情報リポジトリ「文化財担当者専門研修 遺跡情報記録課程」 のチラシを公開しました

学術情報リポジトリ「文化財担当者専門研修 遺跡情報記録課程」 のチラシを公開しました

 学術情報リポジトリ「文化財担当者専門研修 遺跡情報記録課程」 のチラシを公開しました。  本文をPDFで閲覧いただけます。  https://repository.nabunken.go.jp/dspace/bitstream/11177/6711/1/kensyu20180918.pdf  文化...

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第122回公開講演会の開催

第122回公開講演会の開催

 去る、平成30年6月16日(土)に第122回公開講演会を当研究所平城宮跡資料館講堂において開催しました。  松村所長による挨拶の後、山本研究員による「重層する基壇 ―東大寺東塔院跡の発掘調査―」と題してのトピック講演があり、引き続き佐藤専門職による「古代カンボジア・アンコール王朝の終焉~西トップ遺...

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インドからローマまで

インドからローマまで

2018年6月   みなさんは、弥生時代や古墳時代のお墓からたくさんのガラス小玉が見つかっていることをご存知でしょうか。驚くことに、これまでの発掘調査で実に60万点をこえるガラス小玉が出土しています。  日本でガラス小玉が初めて出現するのは紀元前3世紀頃の北部九州です。この時流入したガラス小玉は、直...

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(191)古代の扇

(191)古代の扇

綴じ方に見た当時の技術  平城宮跡の東方官衙(かんが)地区の発掘調査で、大きなゴミ捨て穴が見つかりました。中から出土した木屑(くず)に交じって、檜扇(ひおうぎ)と呼ばれる薄板を合わせた扇が、まとまって14点も出土しました。  檜扇は檜(ひのき)や杉の細長い薄板を重ねてつくった開閉自在の扇です。皆さん...

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翡翠

翡翠

 梅雨の厚い雲に覆われた空の下、目の覚めるほどの美しい鳥が東院庭園に舞い降りました。  深緑の半透明な美しい宝石「翡翠(ヒスイ)」。その宝石の名前を持つ鳥、カワセミです。  その翡翠色の体色は「飛ぶ宝石」や「清流の宝石」と称されている程の美しさです。  カワセミは、川や池、湖など淡水域の水辺で生息し...

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興福寺 第1期境内整備事業にともなう発掘調査概報Ⅶ

興福寺 第1期境内整備事業にともなう発掘調査概報Ⅶ

「興福寺 第1期境内整備事業にともなう発掘調査概報Ⅶ」を電子公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/22288 序 目次  1 調査経過  2 西室と北円堂院の歴史   (1)西室の歴史と既往の調査   (2)北円...

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藤原宮から平城宮、瓦工人の足跡をたどる

藤原宮から平城宮、瓦工人の足跡をたどる

2018年6月   694年(持統天皇8年)、飛鳥浄御原宮から遷都した藤原宮では、日本で初めて寺院以外に瓦が採用されました。屋根を覆う黒灰色の瓦は、建物を風雨から守るだけでなく、建物を荘厳にみせる効果があります。瓦葺の藤原宮は、律令制に基づいた新しい都城の象徴として視覚的にも大きなインパクトを与えた...

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