奈良文化財研究所に関するさまざまな情報を発信します。

2015年11月アーカイブ

晩秋の平城宮跡

 11月も最終日を迎え、平城宮跡は晩秋の気配が色濃くなってきました。  冬に近づくにつれ、彩りが少なくなるこの季節。そんな風景の中に鮮やかな赤を添えているのがサザンカです。  サザンカは平城宮跡資料館東側の梅林の中や大極殿周辺、朱雀門周辺など随所に植えられています。真冬にも次々と開花して道行...
続きを読む

全国遺跡報告総覧:報告書種別を設定

全国遺跡報告総覧に登録されているデータに対し、報告書種別を設定しました。 検索結果を種別で絞り込むことが可能になりました。 >>全国遺跡報告総覧   検索結果画面   報告書種別 絞込み画面 ...
続きを読む

(118)奈文研の図書室

国内屈指 専門書32万冊  奈文研には文化財関係の図書を収集、整理して、一般に公開する図書資料室があります。  ここには、日々、全国の都道府県や市町村、大学などから発掘調査報告書や学術雑誌、文化財関係の出版物が送られてきます。それを整理、データベース登録し、配架するのが図書資料室の仕事です。 ...
続きを読む

古代都城出土の植物種実

「古代都城出土の植物種実」2013~2015年度公益財団法人浦上食品・食文化振興財団学術研究助成『古代の植物性食文化に関する考古学的研究』成果報告書を学術情報リポジトリで公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 http://www.nabunken.go.jp/publication...
続きを読む
2015年11月17日、大阪大学付属図書館にて全国遺跡報告総覧 平成27年度実務者会議を開催しました。 全国の連携大学から担当者が集い、今後の方針や課題等を議論しました。 今回初めて自治体の埋蔵文化財担当者が参加し、活発な意見交換がなされました。   >>全国遺跡報告総覧 ...
続きを読む

石を割る

2015年11月   現代日本では、建物の基礎や河川の護岸など堅牢で大量に供給できる資材としてコンクリートを用います。型枠に流し込めば自由自在に形をデザインすることができ、今日の土木工事になくてはならない存在です。  コンクリートが普及する以前は、石材を用いました。必要量の石を切り出し、一石...
続きを読む

実りの季節

 平城宮跡の樹木は実りの季節を迎え、色鮮やかな実がたわわに生っている情景が見られます。  好天に恵まれ暖かい日が続いたからでしょうか、5月に開花していたシャリンバイの花が再び咲いていました。  思わず指でつまんでみたくなりますが、食用ではありませんので観賞用に止めておいてくださいね。 &n...
続きを読む
 景観研究室では、文化的景観保護に関する基礎的・体系的な調査研究の一環として、重要文化的景観選定地を中心とした国内の文化的景観保護の取り組みに関する動向を把握・収集しております。その成果は、研究所刊行物である文化的景観資料集成第1集・第2集のほか、景観研究室ウェブサイトで公開している「重要文...
続きを読む

(117)平城京の橋

解体しやすい簡易構造  わたしたちが住む街中を流れる川、その上には橋がかかり、絶え間なく人や車が往来していますね。こうした光景は古代も変わりませんでした。  奈良時代の平城京、碁盤目のように走る道路が、川や運河を渡る場所には、木製の橋がかけられていました。  1982年、東堀川の発掘調査で、運...
続きを読む

第117回公開講演会の開催

 去る、平成27年11月7日(土)に第117回公開講演会が当研究所平城宮跡資料館講堂において開催されました。  松村所長による挨拶の後、小田研究員による「古代の盤上ゲーム「樗蒲(かりうち)」の復元」と題してのトピック講演、次に石田研究員による「藤原宮から平城宮へ-宮の瓦づくりの移りかわり-」、...
続きを読む

(116)木の種類の調べ方

細胞観察し、特徴比べる  木材は、私たちにとってとても身近な資源です。そのため、古くからさまざまな用途に木材が利用されてきました。平城京からも奈良時代の木製品や部材がたくさん出土しています。  では、発掘された木製遺物の木の種類は、どうやって調べるのでしょうか。  木にはいろいろな種類がありま...
続きを読む

シンメトリーなはずなのに

2015年11月   人間をはじめ鳥、魚、虫など動物の身体の形は、鮃(ひらめ)や鰈(かれい)などの例外はありますが、基本的には背骨などを軸にして左右対称です。そうなった理由はわかりませんが、やはり構造的に安定するのでしょう。デザインの世界ではこれを「シンメトリー」と呼び、紀元前から現代に至るまで...
続きを読む