奈良文化財研究所に関するさまざまな情報を発信します。

2016年9月アーカイブ

うろこ雲たなびく平城宮跡

 うろこ雲がたなびく季節になりました。9月は雨の日が続き、あいにく天候には恵まれず青空を見上げる機会も少なかったのではないでしょうか。  そんな中、貴重な晴れ間を見つけて、秋の気配が濃厚になってきた平城宮跡を歩いてみました。  今回は秋を象徴する草花をご紹介したいと思います。  平城宮跡資...
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各地の遺跡や文化財に関するイベント情報を確認できる機能を2016年9月26日に公開しました。 開催地(県ごと)に表示できる機能があります。     >>全国 の開催中と今後のイベント(http://sitereports.nabunken.go.jp/ja/event...
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(148)税金として納められた土器

 奈良時代には、税金としてさまざまな物品が、地方から平城宮に運ばれました。青灰色をした硬い焼き物である須恵器も、その一つです。「延喜式」によると、須恵器を納税していたのは、摂津・和泉・近江・美濃・播磨・備前・讃岐・筑前の国々でした。  筑前(現在の福岡県)の須恵器は、大宰府に運ばれたので除くと...
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大阪府松原市の文化財調査報告書を公開しています。 大和川・今池遺跡等の調査報告書があります。     ・難波大道 http://sitereports.nabunken.go.jp/17317 ・大和川・今池遺跡 http://sitereports.nabun...
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大阪府羽曳野市の文化財調査報告書を公開しています。 古市遺跡群等の調査報告書があります。     ・古市遺跡群 http://sitereports.nabunken.go.jp/17333   >>大阪府羽曳野市 - 報告書一覧 http://site...
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(147)平城京北辺の巨大古墳群

 奈良盆地の北側を限る平城山(ならやま)は、標高90~100メートルほどのなだらかな丘陵です。その南斜面には、4世紀後半から5世紀中頃にかけて、数多くの古墳が築かれました。佐紀盾列(さきたたなみ)古墳群と呼ばれる全国有数の古墳群で、墳丘の長さが200メートルを超える巨大な前方後円墳が8基も含まれ...
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平城宮跡東方官衙の檜扇(ひおうぎ)

2016年9月   平城宮の東側には奈良時代の役所の区画が南北に連なっていた地区があります。平城宮跡東方官衙地区と呼んでいるこの範囲のうち中央よりやや南の区画を2008年12月から2009年2月にかけて発掘調査したところ、大きな楕円形の土坑が見つかりました。この土坑は東西約11m、南北約7mの...
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奈良文化財研究所紀要2013

『奈良文化財研究所紀要2013』(Bulletin of National Research Institute for Cultural Properties, Nara)を学術情報リポジトリで公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 http://www.nabunken.go.j...
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東院庭園観月会開催いたしました

 9月17日夕刻、恒例となりました東院庭園での秋の催し、東院庭園観月会を開催いたしました。  本年は満月にあわせての開催となり、あいにくの曇り空にも関わらず、時折姿を見せる満月を背景に、奈良時代の東院庭園で行われた宴の様子を再現し、約150名のお客様には、当時の食事と飲み物を合わせて楽しんでい...
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(146)平城京と大和三道

 みなさんは奈良の都、平城京の場所がどのようにして決められたか、知っていますか? 何も考えずに決められたわけではありませんよ?   奈良盆地には、平城京がつくられる前から、東西方向と南北方向に走る複数の直線道路がありました。現在の国道のルーツともいうべき道路です。平城京はこうした直線道路を基準...
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ツバメのねぐら立ち

 さわやかな秋風が心地よい季節になりましたね。  前回ご紹介しました「ツバメのねぐら入り」に引き続き、今回は早朝の情景をお伝えしたいと思います。  夜明け前、ヨシ原周辺は虫の音が響き渡り、東の空が白み始める頃ツバメたちは眠りから目覚めます。  チィチィチュチュッと囀りながら羽ばたき始め、ね...
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去る、平成28年9月3日(土)に講演会「英国発!グローバル考古学」を当研究所平城宮跡資料館講堂において開催しました。 松村所長による挨拶の後、英国のセインズベリー日本藝術研究所サイモン・ケイナー考古・遺産学センター長による「加速化する日英の文化財交流」、ケンブリッジ大学ミルヤーナ・ラディヴォイ...
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四分遺跡と石庖丁

2016年9月   藤原宮跡には長閑な田園風景が広がり、私も通勤の傍ら、四季折々の姿を目にしています。代掻きや田植えといった作業風景、秋には黄金色に染まる稲の生長が四季を感じさせてくれます。使う道具こそ異なるものの、こうした情景は2000年以上昔の弥生時代と同じだったのでしょう。興味深いことに...
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鹿児島県天城町の文化財調査報告書を公開しています。 戸森の線刻画調査報告書などがあります。   ・戸森の線刻画調査報告書 http://sitereports.nabunken.go.jp/ja/17114 ・中組遺跡 http://sitereports.nabunken.g...
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鹿児島県瀬戸内町の文化財調査報告書を公開しています。 詳細分布調査報告書などがあります。   ・瀬戸内町遺跡詳細分布調査報告書 http://sitereports.nabunken.go.jp/17075   >>瀬戸内町 - 報告書一覧 http://siter...
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平成28年度平城宮跡資料館夏のこども展示「ナント!おいしい!?平城京!!-奈良の都の食事情-」リーフレット を学術情報リポジトリで公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://repository.nabunken.go.jp/dspace/handle/11177/579...
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文化的景観研究集会(第8回)のエクスカーションは、重要文化的景観の選定を目指した取組をおこなっている京都市北区中川北山町を対象に、「中川村おこしの会」の全面的なご協力のもと実施することができました。 中川集落は、磨き丸太や垂木生産をおこなう北山林業の中心地です。水田は一枚もなく、山は畑のように...
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文化的景観研究集会(第8回)では、昨年度に引き続き、ポスターセッションも開催しました。今年度は以下の計18題の発表がありました。     【学術研究部門】 □A-1 文化的景観の価値の把握と共有におけるフェノロジーカレンダーの有用性~北海道美瑛町を対象として~/麻生美希(九州大学)、真板...
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