なぶんけんブログ

奈良文化財研究所に関するさまざまな情報を発信します。
 
奈良文化財研究所史料第36冊「木器集成図録-近畿原始編-」(CORPUS OF EXCAVATED WOODEN ARTIFACTS Kinki Diistrict,Jomon to Kofun Period)を学術情報リポジトリで公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https:...
続きを読む
奈良文化財研究所史料第27冊「木器集成図録-近畿古代編-」(CORPUS OF EXCAVATED WOODEN ARTIFACTS Kinki District, 7th to 13th Centuries)を学術情報リポジトリで公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https:...
続きを読む

第121回公開講演会の開催

 去る、平成29年11月11日(土)に第121回公開講演会を当研究所平城宮跡資料館講堂において開催しました。  松村所長による挨拶に引き続き、所長から「古代の銭貨生産技術」と題しての特別講演、大澤研究員による「藤原宮の造営と下層運河SD1901A」、岩戸主任研究員による「表現された古(いにしえ...
続きを読む
2017年9月29日に開催した平成29年度第1回報告書データベース作成に関する説明会の予稿集および質問回答集を公開しました。     平成29年度第1回 報告書データベース作成に関する説明会予稿集 http://sitereports.nabunken.go.jp/j...
続きを読む

西隆寺とその塔

2017年11月   現在の近鉄大和西大寺駅北口付近に西隆寺(さいりゅうじ)という寺院があったことをご存じでしょうか? 僧寺である西大寺に対する尼寺として、神護景雲元年(767)頃に造営が開始された国家官寺ですが、その後の歴史は明確でありません。元禄11年(1698)に作られた「西大寺伽藍絵図...
続きを読む
全国遺跡報告総覧に登録されている報告書類と文化財イベントについて、下記の機能を公開しました。   ○文化財イベントの内容と類似している報告書類を自動表示 概要:文化財イベントの本文情報について、特徴語を抽出し、その語の構成と類似の報告書類を自動表示します(用語は手動入力も可)。 ...
続きを読む

新グッズが登場!

みなさん、お待たせしました! 本日より、奈良文化財研究所の新しいオリジナルグッズが登場です。   今回は、奈文研のロゴマークと、水落遺跡の遺構図をプリントしたトートバッグを作りました。 奈文研ロゴマークは側面に大胆に配置し、水落遺跡の遺構図は繊細な線まで再現した完成度の高い仕上...
続きを読む

様々な石の仏

山林修行者 活動の跡  古代の東アジアでは、都の近くに石窟(せっくつ)を造営することが盛んに行われました。中国には隋唐洛陽城の近くの龍門石窟に皇帝勅願の大仏があります。韓国では統一新羅時代に王族が都の東に石窟(石仏寺)を造営し、慶州南山にも多数の石仏、磨崖仏(まがいぶつ)がつくられました。 ...
続きを読む

幻想的な朝

早朝に発生した濃い霧は平城宮跡全域を覆い、しばし幻想的な情景に出会うことができました。 これは奈良盆地特有の放射冷却により発生する「放射霧」です。とくに10月から11月にかけて多く発生します。 ほどなくして晴天を予感させる太陽が雲間から姿を現し、霧はゆっくりとどこかへ消えていきました。 四...
続きを読む
埼玉県 狭山市の文化財調査報告書を公開しています。     ・今宿遺跡 第30次調査  http://sitereports.nabunken.go.jp/21266 ・丸山遺跡 http://sitereports.nabunken.go.jp/2125...
続きを読む
 去る、10月7日(土)に東京の有楽町朝日ホールにて、第9回東京講演会を開催いたしました。これは日頃関西を中心に活動している奈文研の調査・研究活動の成果を、広く東日本の皆様にもご紹介しようと2010年から始めた企画です。  今回は、『デジタル技術で魅せる文化財 奈文研とICT』と題し、奈文研の...
続きを読む
奈良文化財研究所史料第8冊「平城宮木簡Ⅱ 解説・図版 平城宮発掘調査報告Ⅷ」(ARA NATIONAL CULTURAL PROPERTIES RESEARCH INSTITUTE THE WOODEN TABLETS FROM THE NARA PALACE SITE II)を学術情報リポジト...
続きを読む
奈良文化財研究所史料第5冊「平城宮木簡Ⅰ 解説・図版 平城宮発掘調査報告V」(NARA NATIONAL CULTURAL PROPERTIES RESEARCH INSTITUTE THE WOODEN TABLETS FROM THE NARA PALACE SITE (I))を学術情報リポ...
続きを読む

雨上がりの平城宮跡

数日間降り続けた雨もようやく上がり、今朝は薄い霧に覆われた朝を迎えました。 ほんの一時、太陽が顏をのぞかせかと思うとまたすぐに雲間に隠れてしまいました。 長雨の影響で宮跡内のコナラの雑木林の一角には大きな水溜りができており、水面に反射したセイタカアワダチソウが秋風に揺れています。 第一次大...
続きを読む

「奈文研ニュースNo.66」

「奈文研ニュースNo.66」(NABUNKEN NEWS No.66)を学術情報リポジトリで公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://repository.nabunken.go.jp/dspace/handle/11177/6414   目次 ・...
続きを読む

近世城跡の近現代

2017年10月   文化遺産部遺跡整備研究室では、平成28年12月16日に「近世城跡の近現代」をテーマに遺跡整備・活用研究集会を開催し、現在はその報告書を作成しています。  近世城跡は近代になって藩政の拠点としての機能を失い、その役割を大きく変えました。そこには行政施設や軍事施設、学校施設...
続きを読む
平成23~26 年度科学研究費(学術研究助成金(若手研究B))研究成果報告書「三次元計測による飛鳥時代の石工技術の復元的研究」を学術情報リポジトリで公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 http://repository.nabunken.go.jp/dspace/handle/1...
続きを読む
埼玉県ときがわ町の文化財調査報告書を公開しています。     ・村内遺跡 埼玉県指定史跡小倉城跡第3次発掘調査報告書  http://sitereports.nabunken.go.jp/ja/21249 ・村内遺跡 埼玉県指定史跡小倉城跡第1次発掘調査報告...
続きを読む

東院庭園庭の宴開催いたしました

 9月23日夕刻、恒例となりました東院庭園での秋の催し、東院庭園庭の宴を開催いたしました。  本年は宝亀八年(777)5月7日、渤海使への饗応の様子を再現した天平衣装のファッションショーを始め、研究所研究員による、「東院庭園と渤海の庭園」、「木簡に見える渤海との交流」と題したミニ講演などで、当...
続きを読む
2017年9 月25 日付けに文化庁記念物課より【「埋蔵文化財保護行政におけるデジタル技術の導入について2(報告)」の送付について】が事務連絡として全国の都道府県教育委員会埋蔵文化財保護行政主管課長宛に送付されました。  今後の総覧へのデータ登録等に関して、全国遺跡報告総覧事業の基本...
続きを読む
 去る2017年8月22日(火)・23日(水)の両日、「奈良の都の木簡に会いに行こう!」(日本学術振興会ひらめき☆ときめきサイエンスプログラム。奈良文化財研究所・日本学術振興会共催、奈良県教育委員会・奈良市教育委員会後援)を実施しました。10名ずつの募集に予想をはるかに上回るご応募がありましたが...
続きを読む

最古の孫悟空?

2017年10月   『西遊記』は、中国や日本の漫画、ドラマにも繰り返し描かれ、今でも人気を集める物語です。唐の長安と言えば、『西遊記』をイメージする人も少なくないでしょう。教典を求めて天竺へ向かう玄奘三蔵は、7世紀に実在した高僧です。困難辛苦に打ち勝ち、教典を持ち帰る話は、人々の尊敬と好奇を...
続きを読む

秋の七草

【訂正とお詫び】 掲載いたしました植物名に誤りがございました。以下のとおり訂正し、お詫びいたします。 【誤】フジバカマ → 【正】サワヒヨドリ ※両方「キク科ヒヨドリバナ属」    秋の気配が色濃くなり、澄んだ空気のなか平城宮跡の草原には虫たちの高らかな声が響いていま...
続きを読む

(176)副葬品の喪失

史料に詳細 盗掘の記録  古墳の埋葬施設を発掘調査すると、過去の盗掘により、副葬品などがすべて失われていることがよくあります。例えば、極彩色の壁画で知られる明日香村の高松塚古墳とキトラ古墳も鎌倉時代に盗掘され、ほとんどの副葬品が持ち去られていました。  日本で最も古い盗掘の記録は、平安時代の...
続きを読む

奥出雲の庭園と製鉄に関わる文化遺産

2017年9月   島根県庁のある松江市から30kmほど離れた奥出雲町は、標高およそ300mから500mのなだらかな丘陵が伸びる美しい中山間地域にあります。最近、そこに所在する絲原(いとはら)家住宅の庭園を調査する機会がありましたので、今回はその庭園と関連する文化遺産について紹介します。 &...
続きを読む
平成29年度 平城宮跡資料館 夏のこども展示「ナント! すてきな!? 平城生活♪」リーフレット を学術情報リポジトリで公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 http://hdl.handle.net/11177/6413     ...
続きを読む

大坂城石垣の「海の残念石」

2017年9月   豊臣秀吉が築いた大坂城は、大坂夏の陣での落城後、徳川幕府によって再築されました。その際、石垣石の採石・運搬・石積みといった石垣普請は公義普請(お手伝い普請)で行われ、主に西国諸藩が担当しました。再築にあたって将軍徳川秀忠は「石垣は秀吉のつくった石垣の倍の高さにするように」と...
続きを読む

(175)保存状態の記録

 文化財写真 修整は禁物  いつでも誰でも美しい写真を撮影し、楽しく共有できる......。いま流行のスマートフォン(スマホ)を使えば、これまでには考えられなかったような写真が簡単に撮れる時代になりました。みずみずしく美しい肌や、楽しいイラストを自動で配置してくれるアプリまで登場し、写真文化は...
続きを読む

ツバメのねぐら入り2017

平城宮跡では今年もツバメのねぐら入りのシーズンを迎えています。 今年度はピーク時最大60,000羽のツバメが観測されており、ねぐらであるヨシ原の上空に集結し一斉に舞い降りる様は圧巻の一言につきます。 平城宮跡における最大飛来数はこの5年間で約3倍にも増加しています。全国には多数のツバメのねぐ...
続きを読む
新潟県魚沼市の文化財調査報告書を公開しています。     ・月岡遺跡 http://sitereports.nabunken.go.jp/ja/21058 ・馬作り遺跡 http://sitereports.nabunken.go.jp/21059   ...
続きを読む
全国遺跡報告総覧は、システム内部に考古学関係用語辞書を保持しており、本文頻出用語の集計・報告書ワードマップ生成等に利用しております。 このたび、46182語から70411語に拡充しました。より細かい用語判別が可能となりました。 用語の拡充に伴い報告書ワードマップ(頻出用語俯瞰図)の語や報告書...
続きを読む

(174)宮跡の整備方法

 地下遺構 盛り土で保護  今、平城宮跡(奈良市)の第一次大極殿の前では、発掘調査が行われており、また大きな仮設建物が建っています。いよいよ第一次大極殿院の復元工事が始まるのです。  第一次大極殿院とは、大極殿をとりまく建物群で、南門、回廊、2棟の楼閣からなります。それらを順次、原位置(もと...
続きを読む

災害と文化財

2017年8月   日本は災害の多い国です。国土交通省のホームページの災害・防災情報を見てみると、平成28年には、地震12件、風水害9件、火山活動1件、雪害3件が掲載されています。この中には熊本地震や鳥取県中部地震、台風10号による水害があり、いずれも甚大な被害が報告されています。本年も7月に...
続きを読む
石川県小松市の文化財調査報告書を公開しています。     ・小松市内遺跡発掘調査報告書 XII http://sitereports.nabunken.go.jp/20885 ・小松市内遺跡発掘調査報告書 III http://sitereports.nabunken...
続きを読む

全国遺跡報告総覧のデータ連携状況

全国遺跡報告総覧は様々なWebサービスや情報基盤とデータ連携しています。連携によって、発掘調査報告書のアクセシビリティを高め、幅広い利活用の促進を目指しています。 また、冊子版(紙印刷物)の所在を明らかにすることで、紙とデジタルの相互補完・相乗効果を図っています。    ...
続きを読む

「茹でる」のナゾ

2017年8月   人は食べられなければ生きていけません。博物館施設での展示においても昔の料理や郷土料理の紹介は来館者に人気の高いテーマの一つであり、平城宮跡資料館でも奈良時代の貴族の食膳を復原したコーナーは人気があります。「こんなものを食べていたのか」という驚きであったり、親近感であったりを...
続きを読む

蝉時雨

梅雨明けから10日あまりが経過しました。 連日の猛暑の中、早朝から蝉の鳴き声で目が覚めるといった方もいらっしゃることでしょう。 蝉は幼虫として地中で生活する期間が長く、種類にもよりますが3~13年(アブラゼミは6年)に達し、羽化して成虫となった後は数週間ほどでその一生を終えます。 その間、...
続きを読む

奈良文化財研究所概要2017

「奈良文化財研究所 概要2017」を学術情報リポジトリで公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://repository.nabunken.go.jp/dspace/handle/11177/6404     表紙 ...
続きを読む

文化的景観研究集会(第9回)開催のお知らせ

景観研究室では、2017年12月9日(土)〜10日(日)に文化的景観研究集会(第9回)「地域らしさを支える土木 ―文化的景観における公共事業の整え方―」を開催いたします。会場は、京都府立大学 大学会館2 階 多目的ホールです。 9日には文化的景観に関するポスターセッションをあわせて開催いたしま...
続きを読む

奈良文化財研究所紀要2014

『奈良文化財研究所紀要2014』(Bulletin of National Research Institute for Cultural Properties, Nara)を学術情報リポジトリで公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://repository.nabun...
続きを読む
栃木県小山市の文化財調査報告書を公開しています。 琵琶塚古墳や牧ノ内遺跡等の報告書があります。     ・国史跡 琵琶塚古墳 http://sitereports.nabunken.go.jp/ja/20757 ・牧ノ内 Ⅲ http://sitereports.n...
続きを読む

(173)第一次大極殿いつできた?

平城遷都時は未完成  平城宮跡(奈良市)のシンボルとして親しまれている、第一次大極殿。平城遷都1300年の節目に合わせて、2010年に完成しました。  ところが、奈良時代の第一次大極殿は、平城遷都が行われた710年(和銅3年)3月には、どうやら未完成だったらしいのです。  手がかりとなったのは...
続きを読む
全国遺跡報告総覧に登録されている文化財調査報告書類にDOI(デジタルオブジェクト識別子)を登録しました。 書誌詳細ページのDOI項目にて表示しています。DOIを活用することでリンク切れを防止することができます。   新規に報告書が公開された場合、登録が反映されるまで概ね1週間~2...
続きを読む

教科書に残る仕事

2017年7月   先日、中学生の息子と娘が1学期の中間テストを控えて勉強をしていたので、歴史の教科書を見せてもらいました。写真やイラスト満載で教科書もビジュアルなものとなり、その内容も藤原京の大きさはおよそ4倍、貨幣についても和同開珎以前に富本銭が使われていたとする説があります、と記載される...
続きを読む
関係機関のご尽力で登録数が20000件を超えました。   20000件目は『市道戸切通線工事に伴う発掘調査報告書1 上籠遺跡第1次調査 戸切巡り町遺跡第1次調査 兵庫遺跡第1次調査』(福岡市埋蔵文化財調査報告書 1032)(福岡市教育委員会発行)となりました。   『...
続きを読む

「奈文研ニュースNo.65」

「奈文研ニュースNo.65」(NABUNKEN NEWS No.65)を学術情報リポジトリで公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://repository.nabunken.go.jp/dspace/handle/11177/6315   目次 ・...
続きを読む

(172)平城京の建物

 検討重ねた復元案  平城京跡の中心・朱雀大路に立ち、真っすぐ北を見ると、朱雀門の向こうに第一次大極殿の姿を見ることができます。では、奈良時代もこのように見えていたのでしょうか。  朱雀門の向こうには、朝堂(ちょうどう)など数々の建物が並び、大極殿の手前には回廊の南門、東楼、西楼がそびえ立っ...
続きを読む

東院庭園に集う

梅雨入りから早くも一か月が経過しました。 曇天の下、平城宮の東に位置する東院庭園を訪れました。 東西80m、南北100mの敷地の中央には逆L字形の池があり、朱塗りの中央建物をはじめとする隅楼、築山石組や曲水などが復原されています。 池の周囲を歩いてみますと、奈良時代に植栽されていた樹木(ア...
続きを読む
神戸深江生活文化史料館の刊行物を公開しています。 本庄村史や特別展図録 打出焼等の刊行物があります。     ・本庄村史 http://sitereports.nabunken.go.jp/19785 ・特別展図録 打出焼 http://sitereports.n...
続きを読む
2017 年2月、「全国遺跡報告総覧」の約19000件の発掘調査報告書のメタデータがOCLC OAIsterデータベースに搭載されました。Worldcat.org、WorldCat Discovery Services上で検索できるようになりました。 検索結果画面から全国遺跡報告総覧のページに...
続きを読む
岐阜県岐阜市の文化財調査報告書を公開しています。 岐阜城跡や船来山古墳群等の報告書があります。     ・岐阜城跡-織田信長居館伝承地の確認調査 http://sitereports.nabunken.go.jp/20141 ・船来山古墳群 http://siter...
続きを読む
2017年7月   1988年に平城京左京三条二坊から出土した3万5千点の木簡は、「長屋王家木簡」と名づけられ、奈良時代の貴族の生活を垣間みる、貴重な資料として知られています。これらの木簡は、古代史研究において長屋王の名を不動のものとしたのですが、彼は奈良時代の人物としては比較的史料がゆたかで...
続きを読む
景観研究室編集の『岡崎公園-洛東にできた都市の広場-』(時間を旅する絵本 「京都岡崎の文化的景観」1)が平成29年3月末に京都市役所の文化財保護課から発行されました。 「京都岡崎の文化的景観」の価値を小学生の子どもたちにも伝えられるようにという意図で作成したパンフレットで、①旧石器~縄文時代、...
続きを読む
奈良県大和高田市の文化財調査報告書を公開しています。 土庫遺跡の報告書があります。     ・土庫遺跡群発掘調査報告 http://sitereports.nabunken.go.jp/ja/19876     >>奈良県 - 大和高田市- ...
続きを読む
岩手県陸前高田市の文化財調査報告書を公開しています。 中沢遺跡や愛宕下II遺跡等の報告書があります。     ・中沢遺跡発掘調査報告書 http://sitereports.nabunken.go.jp/ja/20032 ・愛宕下II遺跡発掘調査報告書 http:/...
続きを読む

古文書のハコ

2017年6月   私は文献史学の専門家で、文字を読むことを仕事にしています。当研究所での私の担当は、古い寺社が所蔵している古文書や書物の調査をすることです。ただし文字を読むといっても、調査の過程では、それ以外のものを目にすることもあります。  下の写真は、興福寺が所蔵しているものですが、お...
続きを読む
山形県南陽市の文化財調査報告書を公開しています。 南森測量調査や郡山 矢ノ目館跡遺跡等の報告書があります。     ・南森測量調査報告書 http://sitereports.nabunken.go.jp/19892 ・郡山 矢ノ目館跡遺跡 http://siter...
続きを読む

第120回公開講演会の開催

 去る、平成29年6月17日(土)に第120回公開講演会を当研究所平城宮跡資料館講堂において開催しました。  松村所長による挨拶の後、浦アソシエイトフェローによる「橋はあったのか? -朱雀門周辺の発掘成果の紹介-」と題してのトピック講演があり、引き続き前川研究員による「古代建築にみる近代」、清...
続きを読む
鹿児島県大崎町の文化財調査報告書を公開しています。 横瀬古墳の報告書があります。     ・横瀬古墳 http://sitereports.nabunken.go.jp/ja/19795     >>鹿児島県 > 大崎町- 報告書一覧 ...
続きを読む

(171)花粉は語る

古代の甘樫丘 やっぱりカシが  今年も花粉症でお悩みの方は多いと思います。現代では憎まれ役の花粉ですが、実は、考古学者にとっては力強い味方です。  明日香村にある甘樫丘(あまかしのおか)は国営公園として親しまれていますが、この丘の東麓部を、奈文研が継続して発掘しています。ここでは7世紀前半~中頃...
続きを読む

ヒバリのヒナの成長過程

5月29日に孵化したヒバリのヒナですが、その後は天敵に襲われることなく順調に成長しています。 孵化4日目。親ヒバリを刺激しないように周囲を確認して巣に近づきます。 この時期はまだほぼ目は閉じたままで、親ヒバリが餌を運んでくる気配に口をぱくぱくと開けているようです。 孵化7日目。全身がふわふ...
続きを読む
三重県埋蔵文化財センター の文化財調査報告書を公開しています。 野添大辻遺跡・中坪遺跡等の報告書があります。     ・野添大辻遺跡(第4次)発掘調査報告 http://sitereports.nabunken.go.jp/ja/19654 ・中坪遺跡(第1次)発掘...
続きを読む
平城宮跡資料館 平成29年度 春期企画展「永野太造作品展 草創期の奈文研を支えた写真家」リーフレット を学術情報リポジトリで公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 http://hdl.handle.net/11177/6311   ...
続きを読む

彩色文化財保存へのアプローチ

2017年6月   みなさん、日々、色を意識して過ごしていますでしょうか?  色のない世界を想像してみたらどうでしょう?私たちの日常に広がるさまざまな彩色は、元となる素材に手を加えられたもの、つまり「make・メイク」されたものです。「色をMakeする」こと、それは例えば、顔を装い飾る「化粧...
続きを読む

(170)平城宮跡・東院庭園

千年の時 超える観月会  「庭を見るなら京都、仏像を見るなら奈良」と言われるほど、奈良の庭は一般的にあまり知られていません。京都なら、龍安寺や金閣寺など有名な寺院の庭がすぐ頭に浮かぶでしょう。しかし、奈良と言われたら、どこの庭をイメージしますか?  奈良は仏像や古建築、古墳、花など様々なテーマで...
続きを読む
平成29年5月21日(日)、平城宮跡東院地区の発掘調査 (平城第584次調査) の現地説明会を開催しました。 当日は519名の方にご参加いただきました。 発表資料はこちらです。 >>学術情報リポジトリ   発掘担当者からのコメント:都城発掘調査部 研究員 山藤正敏  昨年4月...
続きを読む

ヒバリの孵化

平城宮跡内の某所で、本日ヒバリのヒナが二羽誕生しました。 卵は小さく2センチほどの大きさです。孵ったばかりのヒナは、まだ殻をお尻につけたままのようです。 産卵場所は草の根元などにあるため、今後天敵の標的になりかねません。 自然界の掟とはいえ、何とか無事に巣立って欲しいと願うばかりです。 ...
続きを読む

(169)危機から脱した文化遺産

日本・カンボジア 連携調査  危機から脱した文化遺産として、今回はカンボジアのアンコール遺跡群を採り上げましょう。アンコール遺跡群は、802年から1431年まで栄えたアンコール王朝時代の壮大な遺跡群です。1992年に国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に、また同時に「危機遺産」にも登...
続きを読む

(168)危機に直面する文化遺産

壊すのも 守るのも人間  文化遺産を破壊や消滅の危機にさらすのは、なにも自然災害だけではありません。今回は、人間の手によって壊されようとしている文化遺産を紹介します。  内戦が続くアフガニスタンでは、世界文化遺産・バーミヤンにある東西大仏が、当時のタリバン政権によって2001年に爆破されてしまい...
続きを読む

野鳥を育む平城宮跡

平城宮跡を彩ったソメイヨシノも今は葉桜となり、眩しい新緑で覆われています。 春を告げる野鳥のさえずりが高らかに響き渡り、繁殖の準備を始める5月、夏鳥たちが姿を現し始めています。 「ピーチュル、ピーチュル」 甲高いさえずりに空を見上げると、停空飛翔している「ヒバリ」を見つけることができます。...
続きを読む
三重県斎宮歴史博物館 の文化財調査報告書を公開しています。 斎宮跡の報告書があります。     ・史跡斎宮跡 平成27年度発掘調査概報 http://sitereports.nabunken.go.jp/19439 ・斎宮跡発掘資料選 http://siterepo...
続きを読む

坂田寺跡出土の銭貨

2017年5月   奈良県高市郡明日香村にある坂田寺跡は、鞍作氏の氏寺で、飛鳥を代表する尼寺とされる坂田寺の遺跡です。今回は、ここから見つかった地鎮の銭貨をご紹介しましょう。  1986年の発掘調査でみつかった土坑SK160からは、合計291枚もの銭貨、金箔・琥珀玉・ガラス玉などの玉類、銅鈴...
続きを読む

(167)被災資料が伝える教訓

物だけでなく情報も守る  東日本大震災から昨日でちょうど6年。津波被害にあった博物館などでは、被災地の方々や全国の関係者によって文化財の修復事業が今も続けられており、多くの被災文化財がよみがえりました。  しかし、未(いま)だに泥の中から救出されたままの状態の文化財があります。それは、発掘調査で...
続きを読む

旧石器人は"粉もん"を食べたか?

2017年5月   大学院在学中から、ずっと山東、山西、河北、河南といった中国華北地域で調査をしています。この地域の主食は、伝統的に小麦粉やアワなどの雑穀の粉から作った食品(粉食)です。2週間にわたって華北各地を回って調査をした際に、最後に北京に戻ってくるまで、とうとう一粒の米も食べなかったこ...
続きを読む
三重県鈴鹿市 の文化財調査報告書を公開しています。 伊勢国府跡の報告書があります。     ・伊勢国府跡12 http://sitereports.nabunken.go.jp/19399     ・伊勢国府跡18 http://sitere...
続きを読む
本日、2件の機能を公開しました。 今後、報告書データのデータ量が増大していく状況において、膨大なデータから適切に情報アクセスできる環境の提供を目指すものです。     ■機能①【発掘調査報告書の頻出用語俯瞰図】 ・URL http://sitereports.na...
続きを読む

(166)箸を使う

平城宮貴族が始まり  みなさんいつも何を使って食事をしていますか?  箸、スプーン、フォーク......。いろいろありますが、一番使うのは箸ではないでしょうか。  実はこの箸、お隣の中国から飛鳥時代に伝わってきたもので、遣隋使が持ち帰ったともいわれています。では、それまではどうやって食事をして...
続きを読む
2016年度、全国遺跡報告総覧をたくさんのかたにご利用いただきました。 利用実績は下記の通りです。   2016年度実績(2016.4.1~2017.3.31) ダウンロード数 841770 (前年比160%) 登録件数 18838 (前年比2908件登録)   ...
続きを読む

(165)平城宮跡出土の木製容器

曲物 日本オリジナル?  白木の木目が美しい曲げわっぱ。スギなどの針葉樹の薄板を曲げて容器にした「曲物(まげもの)」の一種です。現代では伝統工芸品となっていますが、曲物は日本では古代から日常的に使われていた道具でした。  私たちが発掘調査している平城宮跡(奈良市)からも、たくさんの曲物が見つかっ...
続きを読む

起きあがる古代の記憶

2017年4月   墨で文字のかかれた木札を木簡(もっかん)と呼びますが、文字を消すために木簡の表面から刃物で薄く削りとられた細片のことを、とくに削屑(けずりくず)と呼びます。1cmに満たないほど小さなものも多い削屑ですが、表面に少しでも文字が残っていれば、立派な文字資料です。奈文研の研究員た...
続きを読む
平城宮跡資料館 平成28年度 春期企画展「発掘速報展 平城2016」リーフレット を学術情報リポジトリで公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://repository.nabunken.go.jp/dspace/handle/11177/6298   ...
続きを読む

「奈文研ニュースNo.64」

「奈文研ニュースNo.64」(NABUNKEN NEWS No.64)を学術情報リポジトリで公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://repository.nabunken.go.jp/dspace/handle/11177/6286   目次 ・...
続きを読む

(164)瀬田遺跡の円形周溝墓

県内最古の前方後円形  2016年春、橿原市の瀬田遺跡で、弥生時代の終わり頃に造られた「円形周溝墓(えんけいしゅうこうぼ)」が見つかりました。円形の墳丘の南側に台形の陸橋がとりついており、古墳時代の「前方後円墳」にそっくりです。全長はおよそ26メートル、墳丘の直径は約19メートル。残念ながら、墳丘...
続きを読む
様々な学術情報資源を同一のインターフェースで検索できるディスカバリーサービスの1つであるEDS(EBSCO Discovery Service)と全国遺跡報告総覧でデータ連携を開始しました。 EDSから全国遺跡報告総覧を検索することができます。   EDS導入機関におかれましては...
続きを読む

桜の開花状況(満開)

平城宮跡の桜の開花状況をお知らせいたします。 先週から気温がぐんぐん上昇し早くも見頃を迎えている宮跡の桜ですが、長らく雨の日が続いていますね。 このように3月下旬頃から4月上旬にかけて葉の花(菜種)が咲くころに降り続ける雨を「菜種梅雨」とよびます。 硬くなった大地を潤し、芽吹きを迎えた植物...
続きを読む
「平城宮跡資料館2017年度展示カレンダー」を公開しました。 PDFで閲覧いただけます。    ダウンロードしてぜひご利用ください。 http://www.nabunken.go.jp/heijo/museum/page/special.html   &nb...
続きを読む

桜の開花状況(三分咲き)

平城宮跡の桜の開花状況をお知らせいたします。 奈良地方気象台は4月3日に桜の開花を発表しました。昨年より11日遅い開花となりました。 桜が開花する条件の一つとして「冬の寒さ」が必要ですが、暖冬の影響でしょうか、全国的に遅い傾向にあるようですね。 平城宮跡の桜は三分咲きの状態です。今週末から...
続きを読む

日本庭園史話

2017年4月   森蘊という人物はご存知ですか?  ご存知ない方はまずその名前の読み方に悩まされるでしょう。蘊蓄の「蘊(うん)」と書いて「おさむ」と読みます。確かに、珍しい名前です。  森蘊は1905年、東京立川市に森家の6男として生まれました。兄弟も順番に秀、喬、禎、榮、實と、みな一文...
続きを読む
岩手県洋野町 の文化財調査報告書を公開しています。   ゴッソー遺跡、平内II遺跡等の報告書があります。     ・ゴッソー遺跡発掘調査報告書 http://sitereports.nabunken.go.jp/ja/19140   &nbs...
続きを読む

桜の開花状況(つぼみふくらむ)

平城宮跡の桜の開花状況をお知らせいたします。 日本気象協会発表の奈良市の予想開花日は、本日3月31日です。 今年の桜前線は平年より遅いペースで進んでいるようですね。 皆様の身近な桜はもう花開きましたか?   ...
続きを読む
岡山県井原市 の文化財調査報告書を公開しています。   青蔭城跡、高越遺跡等の報告書があります。     ・青蔭城跡 http://sitereports.nabunken.go.jp/ja/19101     ・ 高越遺跡 ht...
続きを読む

(163)藤原宮の幢幡シリーズ(下)

「文物の儀是に備われり」  8年越しの調査により、私たちは、大宝元年(701年)に藤原宮(橿原市)で初めて立てられた7本の幢幡(どうばん)(儀式を飾る旗竿(ざお))の遺構を見つけました。文献記録のある時代の遺跡を発掘調査していても、その成果と記述が見事に一致する事例は、そう多くはありません。近年の...
続きを読む

(162)藤原宮の幢幡シリーズ(中)

配列 陰陽五行の世界観  前回ご紹介したように、藤原宮(橿原市)で大宝元年(701年)に幢幡(どうばん)(儀式を飾る旗竿(ざお))を立てた柱穴は、これまでの常識を覆すものでした。  奈良時代の恭仁(くに)宮(京都府木津川市)や平城宮(奈良市)で立てられた7本の幢幡は、いずれも横長の柱穴に、3本の...
続きを読む

アリスイ

 平城宮跡を散策しているとたくさんの野鳥に出会うことができます。  梅林や草原、湿地が広がる豊かな自然環境が多種多様な野鳥たちの生息場所になっているのです。  今回はその中からキツツキの仲間の「アリスイ」をご紹介したいと思います。  アリスイはキツツキ科アリスイ属の鳥で、日本では夏に繁殖の...
続きを読む
鹿児島県奄美市 の文化財調査報告書を公開しています。   下山田Ⅲ遺跡、城遺跡 下山田遺跡 ケジ遺等の報告書があります。     ・下山田Ⅲ遺跡(東地区) http://sitereports.nabunken.go.jp/ja/19045  ...
続きを読む
全国遺跡報告総覧の英語検索画面にて、英語の考古学用語を検索ワードとした場合、日本語の考古学用語に自動変換したうえで、類語を含めて検索する機能があります。  システム内部の日英対訳の考古学用語(7335語)と日本語の類語データ(6362語)に拡充しました。   >>プレス...
続きを読む
秋田県大館市 の文化財調査報告書を公開しています。   北秋田郡田代町山田字柏木岱縄文期竪穴群続縄文期配石土壙、大館市矢立廃寺等の報告書があります。     ・北秋田郡田代町山田字柏木岱縄文期竪穴群続縄文期配石土壙 http://sitereports.n...
続きを読む

(161)藤原宮の幢幡シリーズ(上)

幢幡遺構 8年越しに証明  「続日本紀(しょくにほんぎ)」には、大宝元年(701年)の元日に烏形(うぎょう)、日月、四神の7本の幢幡(どうばん)(儀式を飾る旗竿(ざお))を立てて朝賀(ちょうが)(年始の儀式)を行ったという有名な記事があります。2016年の藤原宮(橿原市)の調査で、この7本の幢幡を...
続きを読む

空から眺める北山杉の里

2017年3月   景観研究室では、北山杉の里である京都市北区中川北山町(中川地域)を舞台に、平成26年より受託事業として「北山杉の林業景観」の調査研究をおこなっています。  調査研究の一環で、小型無人航空機(通称:ドローン)による空撮を実施しています。上空から北山杉の林業景観を眺めてみると...
続きを読む

梅便り2017(ほぼ満開)

 平城宮跡資料館前の梅林の開花状況をお知らせいたします。  3月初旬は寒さが和らぎ暖かい気候に恵まれたため、ほぼ満開に近い状態となっております。 梅と大極殿 ...
続きを読む

藤原宮の幢幡遺構を読み解く

2017年3月   2016年夏、藤原宮大極殿院の南門の前から、大宝元年(701)の元日朝賀の儀式で立てられた7本の幢幡(どうばん)の遺構が見つかりました。『続日本紀』はその儀式の様子を次のように伝えています。  「天皇、大極殿に御(おは)しまして朝(ちょう)を受けたまふ。その儀、正門に烏形...
続きを読む

梅便り2017(三分~五分咲き)

 平城宮跡資料館前の梅林の開花状況をお知らせいたします。  全体的に三分~五分咲きです。  梅の芳香に誘われて、メジロたちが蜜を求めて枝から枝へと飛び回っています。  早春の平城宮跡にぜひお越しください。 紅梅 ...
続きを読む
「デジタルコンテンツを用いた遺跡の活用― 平成27年度遺跡整備・活用研究集会報告書―」を学術情報リポジトリで公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://repository.nabunken.go.jp/dspace/handle/11177/6262   ...
続きを読む

梅便り2017(つぼみ膨らむ)

 平城宮跡資料館前の梅林の開花状況をお知らせいたします。  本日は午後から気温が上昇し、春の陽気を感じられる一日となりました。  先週は積雪の中でじっと春の訪れを待っていた梅に、春の日差しが降り注ぎつぼみが嬉しそうに開花しています。  これから開花状況を順次お知らせいたしますので、ぜひ平城...
続きを読む

その先の「記録」へ

2017年2月   「最近は少なくなったけど、今でも奈良公園や春日大社の近くに住んでいる人は、近くのスーパーに行くときは鹿に乗ります」   「か、からかうんじゃない」   「本当です。奈良公園のあたりに行ったら、いくらでもマイシカに乗っている人を見かけます」  平城宮跡と奈良公園界隈を舞...
続きを読む

3D Bone Atlas Databaseの更新

 平成29年2月10日(金)より、ウマ骨格図譜のデータを刷新するとともに、ヒト骨格図譜に男女の頭骨と骨盤、性差の解説文を追加しました。馬の骨格図譜は、遺跡から出土するほとんどの馬骨に対応できるよう、部位を大幅に増加してあります。  また、ヒトの性差にかんする解説文には、解説を読みながら確認でき...
続きを読む

雪化粧

 未明から降り始めた雪。  うっすらと雪化粧をした平城宮跡の情景に出会うことができました。  ようやくほころび出した梅も、雪の帽子を被って春の訪れを待ちわびているかのようですね。   梅林付近 ...
続きを読む

オリジナルグッズが新登場!

このたび、飛鳥資料館では、飛鳥資料館と奈良文化財研究所の新しいグッズを作りました! 2月1日(水)から、飛鳥資料館ミュージアムショップとオンラインショップ、 平城宮跡資料館ミュージアムショップで販売しています! 飛鳥ファンの方にも、考古学ファンの方にも、雑貨ファンの方にもお楽しみいただける...
続きを読む

(160)キトラ古墳の壁画

「壊さず、触らず」状態調査  キトラ古墳(明日香村)の壁画は1143片に分けて石室から取り外されました。カビの除去と強化処置、そして各壁面単位での再構成が行われ、「四神(しじん)の館」で保管・公開されることになりました。  四神の館での保管上の注意点は前回(159回)にご紹介しました。一方、壁画...
続きを読む
平成29年1月28日(土)、藤原宮大極殿院の発掘調査(飛鳥藤原第190次調査)の現地説明会を開催しました。 当日は497名の方にご参加いただきました。 発表資料はこちらです。 >>学術情報リポジトリ   発掘担当者からのコメント:都城発掘調査部 研究員 和田 一之輔  現地説...
続きを読む
2017 年2月3日(金)より世界最大の書誌データベースであるWorldCatとデータ連携を開始しました。 WorldCatの検索結果画面から奈良文化財研究所の全国遺跡報告総覧に画面遷移し、収録する発掘調査報告書の PDF をダウンロードできるようになります。 海外の方により手軽に情報アクセ...
続きを読む

上を向いて歩こう

2017年2月   昨年7月に奈良国立博物館から奈文研に異動したのに伴い、職場が平城京の外京だった奈良公園から平城宮跡に変わりました。奈良時代の官人の気分を想像しつつ朝日・夕日に照らされた大極殿や朱雀門を見上げながら職場と自宅を行き来しています。  建物を見上げて最初に目につくのは屋根ではな...
続きを読む

(159)キトラ古墳・四神の館

キトラ古墳・四神の館 壁画 細心の注意で保存  前々回(157回)は明日香村の「キトラ古墳壁画体験館 四神(しじん)の館」の公開エリアを紹介しました。今回はその舞台裏、壁画と出土遺物の保存管理施設を紹介します。  2010年に石室から取り外されたキトラ古墳の壁画は、修理施設で壁面ごとに再構成され...
続きを読む

サザンカの季節

 本日は二十四節気の一つ「大寒」です。平城宮跡では時折小雪が舞う本格的な寒さとなりました。  厳しい寒さの中で、平城宮跡の草木の多くは、来るべき春に備えて休眠に入っています。  そのような中で、ひと際目を引く鮮やかな花を咲かせているのがサザンカです。  平城宮跡資料館東側の梅林の中や大極殿...
続きを読む

(158)ペルシャ人とソグド人

 酔胡王のモデル どっち?  奈良文化財研究所・平城宮跡資料館(奈良市)の秋期特別展「地下の正倉院展」では、「破斯清道」という人名が読み取れる木簡が展示されて話題になりました。「破斯」がペルシャを表す「波斯」と同じなら、ペルシャ人が平城宮で働いていたことを示す重要な資料となります。  ペルシ...
続きを読む

入所当時の思い出

2017年1月   長らく研究所にお世話になりましたが、今年度末で退職となりました。作寶楼の趣旨とはやや違うかもしれませんが、ちょうどこの時期に執筆順が回ってきたので、思い出を語ることをお許しください。  私が研究所に入ったのは1981年4月でした。今でもそうですが、新人は平城宮跡発掘調査部...
続きを読む
京都橘大学 の刊行物を公開しています。   『牧野車塚古墳・禁野車塚古墳・宮道古墳・大宅廃寺瓦窯跡』『田口山弥生時代遺跡・山科本願寺跡土塁・山越古墳群・鹿谷古墳群大市支群』等の刊行物があります。     ・牧野車塚古墳・禁野車塚古墳・宮道古墳・大宅廃寺瓦窯...
続きを読む
2016年11月28日に実施した全国遺跡報告総覧シンポジウム 「文化遺産の記録をすべての人々へ!―全国遺跡報告総覧のメリットと公開までのハードル―」の予稿集と当日資料・パネルディスカッション発言録を公開しました。   >>シンポジウム予稿集 http://sitereport...
続きを読む

(157)キトラ古墳 四神の館の展示

キトラ古墳 四神の館の展示 石室模型や土層標本  この秋、キトラ古墳(明日香村)を中心とした国営飛鳥歴史公園キトラ古墳周辺地区が開園し、その中心施設として「キトラ古墳壁画体験館 四神(しじん)の館」もオープンしました。今回はその展示についてご紹介します。  四神の館には、公園を整備した国土交通省...
続きを読む

「奈文研ニュースNo.63」

「奈文研ニュースNo.63」(NABUNKEN NEWS No.63)を学術情報リポジトリで公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://repository.nabunken.go.jp/dspace/handle/11177/6223   目次 ・...
続きを読む

甘樫丘の穀物倉庫?

2017年1月   私たちが普段遺跡を発掘していると、土器や瓦、石器、金属器、あるいは木器などの遺物が見つかることは、皆さんご承知の通りです。これらの遺物は肉眼でも目に付きやすいので、現場において出土位置や層位を記録して回収します。ところが、こうした遺物以外にも、目につきにくい微細な遺物から、...
続きを読む

(156)復原と復元の違い

改造前に戻すか 新築か  「ふくげん」された平城宮(奈良市)の大極殿。今回は、この「ふくげん」という言葉について考えたいと思います。  この言葉の誕生は近代で、比較的若い言葉です。でも、ひとことに「ふくげん」といっても意味の範囲は広く、漢字も「復元」と「復原」の二つがあります。辞書では、どちらも...
続きを読む
神奈川県考古学会 の刊行物を公開しています。   考古論叢 神奈河や考古学講座等の刊行物があります。     ・考古論叢 神奈河 第11集 http://sitereports.nabunken.go.jp/ja/18861   ・第8回考古...
続きを読む
兵庫県教育委員会 の文化財調査報告書を公開しています。   袴挟遺跡、明石城跡、安倉南遺跡等の報告書があります。     ・袴狭遺跡 http://sitereports.nabunken.go.jp/ja/18828   ・明石城跡 htt...
続きを読む

(155)地下の正倉院展より

木簡 形からも読み解く  木簡の実物を見たことがありますか? 木簡にはさまざまな形状があります。切り込みがあったり、先端が尖(とが)っていたり、円柱状だったり……。書かれている文字はもちろん大事ですが、形から得られる情報も、木簡を理解する上で重要です。  古代の役人の...
続きを読む

霧の平城宮跡

 師走の早朝、平城宮跡は濃い霧に覆われました。  建造物や自然をつつみこむ霧の中に佇むと、普段目にしている情景とはまるでかけ離れた、まるで異世界の扉が開いたかのような錯覚を覚えました。  濃い霧の向こう側に、1300年余の時を経て古代人たちの足音が聞こえてくるかのような、そんな幻想的な朝の情...
続きを読む

古写真・発掘のススメ

2016年12月   みなさんのお宅には古~い写真が眠っていませんか?  押し入れの奥底から、おじいさんとおばあさんの若かりし頃の写真が。あるいは何でもない近所の風景写真が。それはおそらく保存状態も良くない、古びた紙焼きされた写真たちでしょう。でも、もしそんな写真が出てきたら、今一度よく観察...
続きを読む

(154)古代の灯明油

ほとんどが胡麻油  秋分が過ぎ、日が落ちるのもだんだん早くなってきました。暗い室内などで読み書きをするには、照明が必要です。ガスや電気が普及するまで、照明には油が欠かせませんでした。  平城京の役所では、土器の皿に油を注ぎ、麻布などを芯にして火を灯(とも)し、明かりをとっていました。  古代の...
続きを読む

SMAP

2016年12月   Site(遺跡) 奈文研が恒常的に調査研究をしている遺跡は、平城宮・京跡と藤原宮跡、それに飛鳥の諸遺跡です。いずれも飛鳥時代から奈良時代の遺跡で、文献記録が残されています。発掘成果と文献記録は車の両輪。互いに補い合って、さまざまな画期的成果をあげてきました。明日香村の飛鳥...
続きを読む
平城宮跡資料館平成28年度秋期特別展「地下の正倉院展 式部省木簡の世界―役人の勤務評価と昇進―」パンフレット を学術情報リポジトリで公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://repository.nabunken.go.jp/dspace/handle/11177/62...
続きを読む
平城宮跡資料館秋期特別展「地下の正倉院展 造酒司木簡の世界」第1~3期解説資料 を学術情報リポジトリで公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 http://repository.nabunken.go.jp/dspace/handle/11177/5529 1期解説資料 ...
続きを読む
佐賀県教育委員会文化財課 の文化財調査報告書を公開しています。   吉野ヶ里遺跡、特別史跡名護屋城跡並びに陣跡等の報告書があります。     ・吉野ヶ里遺跡 : 平成11年度~12年度の発掘調査の概要 http://sitereports.nabunken...
続きを読む

(153)万葉集の漢字のなぞなぞ

文字遊び 歌に忍ばせて  〽ぶんぶんぶん ハチがとぶ~♪  万葉集の中に「蜂音」と書かれた歌があります(二九九一番歌)。でも、蜂は登場しないし、「ハチオト」と読んでも音数に合いません。一体、この2文字はどう読むのでしょうか。  そのヒントは、最初の蜂の歌にあります。ぶんぶんぶんの「ブ」です。蜂...
続きを読む
北海道奥尻町 の文化財調査報告書を公開しています。   青苗貝塚、奥尻島松江遺跡等の報告書があります。   ・青苗貝塚における骨角器と動物遺体 http://sitereports.nabunken.go.jp/ja/18295   ・奥尻島松江遺跡 h...
続きを読む

銀色に輝くオギ原

 樹木の葉が色付き始める季節、無数のオギ(荻)が一斉に穂を出して輝き始めました。  平城宮跡にはオギの群落地が複数存在します。朱雀門の北側、東院庭園の西側では大規模な群落が形成されています。  オギは和歌集に詠まれた古い歴史をもつ植物です。万葉集に登場する秋の情景が色濃く詠まれた1首をご紹介...
続きを読む
 去る、11月13日(日)に東京の一橋講堂にて、奈文研の日頃の活動や調査研究成果を広く東京の皆様に紹介するため毎年秋に開催している東京講演会を開催いたしました。  今回は、朝日新聞出版社から先日出版された『飛鳥むかしむかし』(朝日選書949・950)の発刊を記念して、『飛鳥むかしむかし』と題し...
続きを読む

「あめのはぶき」と鹿の皮

2016年11月   以前、このコラムで鍛冶屋さんのお話を書いたことがあります。今回はそれに関連して、「天羽鞴(あめのはぶき)」という「鞴(ふいご)」のお話をしようと思います。鞴というのは送風装置のことで、鍛冶屋などで、鉄を真っ赤に熱したり銅を熔(と)かしたりできるように、炉に空気を送り込んで...
続きを読む

(152)明治時代の小学校(下)

土瓶に煤 何度も使用  鉛筆やノートがなかった時代、子供たちは石盤という小さな黒板に、石筆という硬いチョークのようなもので字を書いて勉強しました。大乗院庭園の池のなかからは、たくさんの石盤、石筆が出土しました。  池のなかの出土品をよく見ると、土瓶と呼ばれる陶製のヤカンやコンロが多いことに気がつ...
続きを読む
大阪府藤井寺市の文化財調査報告書を公開しています。   高塚山古墳、ボケ山古墳等の報告書があります。   ・高塚山古墳 http://sitereports.nabunken.go.jp/ja/17841   ・ボケ山古墳 http://siterepo...
続きを読む
大阪府柏原市の文化財調査報告書を公開しています。   高井田横穴線刻壁画保存事業報告書Ⅱ、文化財基礎調査概報-近代化遺産等の報告書があります。   ・高井田横穴線刻壁画保存事業報告書Ⅱ http://sitereports.nabunken.go.jp/ja/1817...
続きを読む

(151)明治時代の小学校(上)

教室木札 最新の木簡  奈文研が研究しているのは、古代のことばかりではありません。今日は、明治時代の学校のお話です。  奈文研が調査した遺跡の一つに、名勝・大乗院庭園があります。立派な池があり、日本庭園の歴史を考えるうえで、とても重要な遺跡です。室町時代には、銀閣寺の庭を造ったことでも知られる善...
続きを読む

第119回公開講演会の開催

 去る、平成28年11月5日(土)に第119回公開講演会を当研究所平城宮跡資料館講堂において開催しました。  松村所長による挨拶の後、松村所長による「藤原宮の幢幡遺構-文物の儀ここに備われり」と題しての特別講演があり、引き続き星野研究員による「年輪年代学の新しい可能性を目指して」、国武主任研究...
続きを読む
大阪府富田林市の文化財調査報告書を公開しています。   中佐備須恵器窯跡発掘調査概要、中野道跡発掘調査概要5等の報告書があります。   ・中佐備須恵器窯跡発掘調査概要 http://sitereports.nabunken.go.jp/ja/17896  ...
続きを読む

増田町の民家

2016年11月   建造物研究室では2014,15年度に秋田県横手市増田町の重要伝統的建造物群保存地区に所在する2棟の民家の詳細調査を実施しました。秋田県内陸南部の横手盆地は日本有数の豪雪地帯として有名です。  増田町は中世の増田城下町に端を発する集落で、増田城の廃城後も周辺の物資の集散地...
続きを読む
大阪府熊取町の文化財調査報告書を公開しています。   東円寺跡発掘調査概要、熊取町遺跡群発掘調査概要報告書等の報告書があります。   ・東円寺跡発掘調査概要 http://sitereports.nabunken.go.jp/17789   ・ 熊取町遺...
続きを読む

(150)百済ないもの・あるもの(下)

日本産の木材を輸出  前回は百済から来た様々なものを紹介しました。4世紀に始まるそのような友好関係は、百済が唐・新羅連合軍に滅ぼされる660年代まで続きました。  さて、百済から伝えられた様々なもの、それらは何と引き換えに日本に輸出されたのでしょうか。それを解くカギが百済の王陵から出土しています...
続きを読む
大阪府大阪狭山市の文化財調査報告書を公開しています。   狭山藩陣屋跡発掘調査報告書、東野中遺跡発掘調査概要報告書等の調査報告書があります。   ・平成14年度狭山藩陣屋跡発掘調査報告書 http://sitereports.nabunken.go.jp/ja/177...
続きを読む

キンモクセイの香る季節

 平城宮跡では今、キンモクセイ(金木犀)が満開を迎え、見ごろとなっています。  宮跡に赴くと、秋の爽やかな風にのってキンモクセイの甘く芳しい香りが漂ってきます。  キンモクセイは日本古来の植物ではなく、江戸時代に中国から伝来したといわれています。  キンモクセイ(金木犀)の名前の由来は、樹...
続きを読む

(149)百済ないもの・あるもの(上)

最先端の技術を輸入  取るに足らないこと、つまらないことを意味する「くだらない」。この言葉が「百済(に)ない」に由来するという説があるとかないとか。  その真偽はさておき、古墳時代から飛鳥時代にかけて、日本は実に様々なものを、百済から輸入しました。その始まりは天理市の石上神宮に伝わる七支刀(国宝...
続きを読む
大阪府門真市の文化財調査報告書を公開しています。   普賢寺古墳、史跡伝茨田堤発掘調査報告書等の調査報告書があります。   ・普賢寺古墳  http://sitereports.nabunken.go.jp/ja/17703   ・史跡伝茨田堤発掘調査報...
続きを読む

木簡の再利用ここにきわまれり

2016年10月   木簡にはさまざまな形のものがあります。中でも、え!、これも木簡?、と思わせる代表格は、軸の木簡(写真1左)でしょう。どこに文字があるか、おわかりでしょうか?  円柱状に加工された白木の軸で、文字は両端の直径20㎜足らず(この木簡はまだ太い方)の木口(こぐち)に書かれてい...
続きを読む

「奈文研ニュースNo.62」

「奈文研ニュースNo.62」(NABUNKEN NEWS No.62)を学術情報リポジトリで公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://repository.nabunken.go.jp/dspace/handle/11177/6206   目次 ・...
続きを読む
大阪府貝塚市の文化財調査報告書を公開しています。   貝塚寺内町遺跡、加治・神前・畠中遺跡等の調査報告書があります。   ・貝塚寺内町遺跡  http://sitereports.nabunken.go.jp/17610   ・加治・神前・畠中遺跡発掘調...
続きを読む
大阪府文化財調査研究センターの文化財調査報告書を公開しています。 大坂城址(難波宮跡)、田須谷古墳群等の調査報告書があります。   ・大坂城址(難波宮跡)  http://sitereports.nabunken.go.jp/ja/17493   ・田須谷古墳群 h...
続きを読む

空に架かる虹

 雨上がりのひと時、雲の隙間から太陽が顔をのぞかせました。  東の空には大きな虹が架かり、とても幻想的な情景に出会うことができました。  中央区朝堂院近くから見られた虹は2本出ていますね。通常よく目にする虹は1本ですが、2本出ることがあります。左の虹を「主虹(しゅこう)」、右の虹を「副虹(ふ...
続きを読む
平成28年10月2日(日)、藤原宮朝堂院朝庭の発掘調査(飛鳥藤原第189次調査)の現地説明会を開催しました。 当日は1,315名の方にご参加いただきました。 発表資料はこちらです。 >>学術情報リポジトリ   発掘担当者からのコメント:都城発掘調査部考古第二研究室 大澤正吾 ...
続きを読む
大阪府大東市の文化財調査報告書を公開しています。 飯盛山城遺跡、平野屋新田会所跡等の調査報告書があります。   ・飯盛山城遺跡測量調査報告書  http://sitereports.nabunken.go.jp/17462   ・平野屋新田会所跡 http://si...
続きを読む

灰色文献

2016年10月   灰色文献と言っても、本が灰色なわけではありません。書店で簡単に購入できたり、多くの図書館に所蔵されたりしていて、誰でも読むことができるのが白色文献、関係者以外まったく入手できないか存在自体が公表されていない文献を黒色文献と呼ぶ時に、その中間にあたるのが灰色文献です。  ...
続きを読む
大阪府寝屋川市の文化財調査報告書を公開しています。 高宮廃寺、石宝殿古墳等の調査報告書があります。   ・高宮廃寺 http://sitereports.nabunken.go.jp/17398   ・石宝殿古墳 http://sitereports.nabunke...
続きを読む

うろこ雲たなびく平城宮跡

 うろこ雲がたなびく季節になりました。9月は雨の日が続き、あいにく天候には恵まれず青空を見上げる機会も少なかったのではないでしょうか。  そんな中、貴重な晴れ間を見つけて、秋の気配が濃厚になってきた平城宮跡を歩いてみました。  今回は秋を象徴する草花をご紹介したいと思います。  平城宮跡資...
続きを読む
各地の遺跡や文化財に関するイベント情報を確認できる機能を2016年9月26日に公開しました。 開催地(県ごと)に表示できる機能があります。     >>全国 の開催中と今後のイベント(http://sitereports.nabunken.go.jp/ja/event...
続きを読む

(148)税金として納められた土器

遠方の国々からも運搬  奈良時代には、税金としてさまざまな物品が、地方から平城宮に運ばれました。青灰色をした硬い焼き物である須恵器も、その一つです。「延喜式」によると、須恵器を納税していたのは、摂津・和泉・近江・美濃・播磨・備前・讃岐・筑前の国々でした。  筑前(現在の福岡県)の須恵器は、大宰府...
続きを読む
大阪府松原市の文化財調査報告書を公開しています。 大和川・今池遺跡等の調査報告書があります。     ・難波大道 http://sitereports.nabunken.go.jp/17317 ・大和川・今池遺跡 http://sitereports.nabun...
続きを読む
大阪府羽曳野市の文化財調査報告書を公開しています。 古市遺跡群等の調査報告書があります。     ・古市遺跡群 http://sitereports.nabunken.go.jp/17333   >>大阪府羽曳野市 - 報告書一覧 http://site...
続きを読む

平城宮跡東方官衙の檜扇(ひおうぎ)

2016年9月   平城宮の東側には奈良時代の役所の区画が南北に連なっていた地区があります。平城宮跡東方官衙地区と呼んでいるこの範囲のうち中央よりやや南の区画を2008年12月から2009年2月にかけて発掘調査したところ、大きな楕円形の土坑が見つかりました。この土坑は東西約11m、南北約7mの...
続きを読む

(147)平城京北辺の巨大古墳群

雄大な「盾列」残る一端  奈良盆地の北側を限る平城山(ならやま)は、標高90~100メートルほどのなだらかな丘陵です。その南斜面には、4世紀後半から5世紀中頃にかけて、数多くの古墳が築かれました。佐紀盾列(さきたたなみ)古墳群と呼ばれる全国有数の古墳群で、墳丘の長さが200メートルを超える巨大な前...
続きを読む

奈良文化財研究所紀要2013

『奈良文化財研究所紀要2013』(Bulletin of National Research Institute for Cultural Properties, Nara)を学術情報リポジトリで公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 http://www.nabunken.go.j...
続きを読む

東院庭園観月会開催いたしました

 9月17日夕刻、恒例となりました東院庭園での秋の催し、東院庭園観月会を開催いたしました。  本年は満月にあわせての開催となり、あいにくの曇り空にも関わらず、時折姿を見せる満月を背景に、奈良時代の東院庭園で行われた宴の様子を再現し、約150名のお客様には、当時の食事と飲み物を合わせて楽しんでい...
続きを読む

(146)平城京と大和三道

都市計画の基準線  みなさんは奈良の都、平城京の場所がどのようにして決められたか、知っていますか? 何も考えずに決められたわけではありませんよ?   奈良盆地には、平城京がつくられる前から、東西方向と南北方向に走る複数の直線道路がありました。現在の国道のルーツともいうべき道路です。平城京はこうし...
続きを読む

ツバメのねぐら立ち

 さわやかな秋風が心地よい季節になりましたね。  前回ご紹介しました「ツバメのねぐら入り」に引き続き、今回は早朝の情景をお伝えしたいと思います。  夜明け前、ヨシ原周辺は虫の音が響き渡り、東の空が白み始める頃ツバメたちは眠りから目覚めます。  チィチィチュチュッと囀りながら羽ばたき始め、ね...
続きを読む
去る、平成28年9月3日(土)に講演会「英国発!グローバル考古学」を当研究所平城宮跡資料館講堂において開催しました。 松村所長による挨拶の後、英国のセインズベリー日本藝術研究所サイモン・ケイナー考古・遺産学センター長による「加速化する日英の文化財交流」、ケンブリッジ大学ミルヤーナ・ラディヴォイ...
続きを読む

四分遺跡と石庖丁

2016年9月   藤原宮跡には長閑な田園風景が広がり、私も通勤の傍ら、四季折々の姿を目にしています。代掻きや田植えといった作業風景、秋には黄金色に染まる稲の生長が四季を感じさせてくれます。使う道具こそ異なるものの、こうした情景は2000年以上昔の弥生時代と同じだったのでしょう。興味深いことに...
続きを読む
鹿児島県天城町の文化財調査報告書を公開しています。 戸森の線刻画調査報告書などがあります。   ・戸森の線刻画調査報告書 http://sitereports.nabunken.go.jp/ja/17114 ・中組遺跡 http://sitereports.nabunken.g...
続きを読む
鹿児島県瀬戸内町の文化財調査報告書を公開しています。 詳細分布調査報告書などがあります。   ・瀬戸内町遺跡詳細分布調査報告書 http://sitereports.nabunken.go.jp/17075   >>瀬戸内町 - 報告書一覧 http://siter...
続きを読む
平成28年度平城宮跡資料館夏のこども展示「ナント!おいしい!?平城京!!-奈良の都の食事情-」リーフレット を学術情報リポジトリで公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://repository.nabunken.go.jp/dspace/handle/11177/579...
続きを読む
文化的景観研究集会(第8回)のエクスカーションは、重要文化的景観の選定を目指した取組をおこなっている京都市北区中川北山町を対象に、「中川村おこしの会」の全面的なご協力のもと実施することができました。 中川集落は、磨き丸太や垂木生産をおこなう北山林業の中心地です。水田は一枚もなく、山は畑のように...
続きを読む
文化的景観研究集会(第8回)では、昨年度に引き続き、ポスターセッションも開催しました。今年度は以下の計18題の発表がありました。     【学術研究部門】 □A-1 文化的景観の価値の把握と共有におけるフェノロジーカレンダーの有用性~北海道美瑛町を対象として~/麻生美希(九州大学)、真板...
続きを読む
景観研究室では、2016年7月30日〜31日にかけて、文化的景観研究集会(第8回)「地域のみかたとしての文化的景観」を開催しました。 今年度の文化的景観研究集会は、2016年3月に刊行した『地域のみかた 文化的景観学のすすめ』という本を片手に、各地域や各学術分野において、文化的景観がどのような...
続きを読む

(145)平城宮最大の瓦工場

ひしめく窯 新技術開発  平城宮の北側にある奈良山丘陵。現在は住宅街となっていますが、奈良時代にはここに、平城宮・京の瓦を生産する瓦工場が集中していました。なかでも丘陵南西にある中山瓦窯(がよう)は、最大の瓦工場で、平城宮の大極殿や東区朝堂院などの重要な建物の瓦を生産していたことがわかっています。...
続きを読む
全国遺跡報告総覧の英語検索画面にて、英語の考古学用語を検索ワードとした場合、日本語の考古学用語に自動変換したうえで、類語を含めて検索します。  本機能は、「Tarnslate Free Word」をonにした場合、有効になります。システム内部に日英対訳の考古学用語(約5000語)と日...
続きを読む

(144)写真が遺す歴史

37万枚の学術情報  写真による正確でわかりやすい記録は、文化財の調査研究に欠かせません。奈文研は文化財の調査研究にあたり、多くの写真を撮影し、学術情報として保存してきました。その数は37万枚にもおよびます。  奈文研による飛鳥地域の発掘調査は、今からちょうど60年前、飛鳥寺跡から始まりました。...
続きを読む
「興福寺 第1期境内整備事業にともなう発掘調査概報Ⅰ」他 を学術情報リポジトリで公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://repository.nabunken.go.jp/dspace/handle/11177/5582   興福寺 第1期境内整備事業に...
続きを読む
昨年度に開催しました文化的景観研究集会(第7回)の報告書を7月末に刊行しました。   奈良文化財研究所景観研究室では、文化的景観研究集会で得られた様々な視点や学びを踏まえ、今後も学としての文化的景観の議論を深めていく基盤としての役割を担いたいと考えています。 その一環として、20...
続きを読む
2013年から開催してきました文化的景観学検討会での議論をまとめた本を、今年3月末に刊行しました。ご協力をいただきました各地の皆さまに心から御礼申し上げます。 すでにお届けした文化財関係の方々からは、文化的景観が何なのかやっと分かった、といったご意見や、もっと早くこうした本が欲しかったと、いっ...
続きを読む

最古級都市のモデル

2016年8月   日本で最古級の都市(都城)といえば、藤原京のことですが、今日はユーラシア大陸のずっと西、私が長らく研究してきた西アジアのお話です。  西アジアというと、乾ききった沙漠とティグリス・ユーフラテス両大河のイメージでしょうか?しかし、森林が比較的卓越した肥沃な土地もまた、東地中...
続きを読む

ツバメのねぐら入り2016

 平城宮跡では今、ツバメのねぐら入りがピークを迎えています。  私たちの身近な鳥でもあるツバメは、冬の時期は暖かい南国(台湾やフィリピンなど)で越冬し、春になると繁殖のために日本に戻ってきます。  4月頃から民家の軒下などで子育てを始めるツバメ。やがて巣立ったヒナと親ツバメは河川敷のヨシ原な...
続きを読む

(143)役所名はなぜわかる?

出土遺物から推測  平城宮の中には、今の東京・霞が関の中央官庁街のように、国のさまざまな役所が置かれていました。たとえば、平城宮跡資料館がある場所には、馬を飼育する役所・馬寮(めりょう)がありました。また、遺構展示館の駐車場のあたりは、酒や酢を醸造する造酒司(ぞうしゅし)という役所でした。  こ...
続きを読む
「平城京東堀河 左京九条三坊の発掘調査」他 を学術情報リポジトリで公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://repository.nabunken.go.jp/dspace/handle/11177/5582   平城京東堀河 左京九条三坊の発掘調査(19...
続きを読む

奈良文化財研究所概要2016

「奈良文化財研究所 概要2016」を学術情報リポジトリで公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://repository.nabunken.go.jp/dspace/handle/11177/5865     表紙 ...
続きを読む
「平城京羅城門・薬師寺金堂発掘調査概報」他 を学術情報リポジトリで公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://repository.nabunken.go.jp/dspace/handle/11177/5582   平城京羅城門跡発掘調査報告 第一次~第三次発...
続きを読む
大分県中津市の文化財調査報告書を公開しています。 中近世城館確認調査や長者屋敷官衙遺跡の調査報告書があります。   ・市内遺跡試掘確認調査 ; 中近世城館確認調査(3) ; 長者屋敷官衙遺跡 http://sitereports.nabunken.go.jp/16948 &nb...
続きを読む

平城宮跡を体感する

2016年8月   みなさんは、30年前の平城宮跡をご存じでしょうか。この頃は、内裏周辺のツゲの植栽による柱位置の表示、第二次大極殿の基壇の復原など、整備もまだ部分的で、大半は広い野原でした。近年では、発掘調査成果の蓄積を受け、兵部省・式部省では柱および壁や塀などを立体的に立ち上げる半立体復原...
続きを読む

万葉集に詠まれた植物

 梅雨明けから10日経ちました。  蝉たちが生を謳歌する甲高い声が、宮跡内に響いています。これからいよいよ本格的な夏の到来ですね。  平城宮跡内では86種の万葉植物の生育が確認されており、一年を通じて様々な種に出会えます。  本日は、万葉集に詠まれている植物たちをご紹介したいと思います。 ...
続きを読む

(142)東大寺東塔跡の調査(下)

高さも最大級?  前回お話ししたように、奈良時代の東大寺東塔の基壇は、一辺24メートルほどの規模がありました。これを全国各地にある古代寺院の塔跡の大きさと比べてみましょう。  7世紀の塔の平均的な基壇規模は、およそ12メートルほどです。8世紀の国分寺では、相模(神奈川県)や美濃(岐阜県)の塔の基...
続きを読む
「新発見の木簡-7世紀に遡る最古級の伝世品-東京国立博物館で初公開」 を学術情報リポジトリで公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://repository.nabunken.go.jp/dspace/handle/11177/5795   ...
続きを読む
大阪府交野市および千早赤阪村の埋蔵文化財調査報告書を公開しています。 森遺跡・交野郡衙跡や赤阪城跡の調査報告書等があります。 大阪府下の報告書類の登録は、大阪大学附属図書館が支援しています。   ・森遺跡 交野群衙跡 http://sitereports.nabunken.go...
続きを読む

(141)東大寺東塔跡の調査(上)

基壇 古代では最大級  奈文研では、2015年に、東大寺・奈良県立橿原考古学研究所とともに発掘調査団を組織して、東大寺の東塔跡の発掘調査をおこないました。  奈良時代の東大寺には、東塔と西塔という二つの巨大な七重塔が建っていました。1180年の平重衡の焼き討ちによって、これらの塔も焼けてしまいま...
続きを読む
福岡市埋蔵文化財調査報告書を公開しています。 板付遺跡や元寇防塁の調査報告書等があります。   ・板付遺跡調査報告 http://sitereports.nabunken.go.jp/16704 ・生の松原元寇防塁発掘調査概報 http://sitereports.nabunk...
続きを読む

空地がいっぱい?まだまだ未知の平城宮

2016年7月   みなさんは、平城宮の宮城図をご覧になったことはあるでしょうか?(まだの方は当ホームページからダウンロードできますのでどうぞ)宮城図は奈良時代前半のものと後半のものがありますが、どちらも描かれている建物の数が少ないことにお気づきになるでしょう。  …平城宮は建物...
続きを読む

(140)平城京と難波京

複数の都 当時の流行  奈良時代の首都はどこ―? 答えはもちろん、平城京。  ですが、実は他に「副都」と言うべき都がありました。  それは、今の大阪市におかれた難波(なにわ)京。大阪城のすぐ南隣に遺跡が残る難波宮を核として、その周りに平城京と似た碁盤の目状の街並みが整えられていました。京内には...
続きを読む