奈良文化財研究所に関するさまざまな情報を発信します。

2015年5月アーカイブ

(97)渤海との交流

夏でも着たい 毛皮の服  古代の対外交流といえば、遣唐使がまず頭に思い浮かぶでしょう。でも実は、それよりはるかに多くの交流が、日本海の対岸に位置した渤海(ぼっかい)国との間でおこなわれていました。正式な使節の往来だけでも、およそ200年の間に、日本から13回、渤海からは34回を数えます。  そう...
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奈良文化財研究所年報1995~1996

奈良文化財研究所年報 (ANNUAL BULLETIN OF NARA NATIONAL RESEARCH INSTITUTE OF CULTURAL PROPERTIES)を学術情報リポジトリで公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 http://www.nabunken.go.j...
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平城宮跡に咲く樹木の花

5月も下旬となり平城宮跡は緑一色、新緑の季節をむかえています。 その緑のなかに、色鮮やかな花を咲かせている樹木たちをご紹介しましょう。 平城宮跡資料館に隣接する梅林の北側には、シャリンバイとトベラの生垣があります。 シャリンバイ(車輪梅)という名前は、枝が一箇所から車輪状に出ており、梅の花...
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(96)平城宮を囲む大垣の構造

「版築」で増える労力  「宮垣未(いま)だ、ならず」  平城京遷都から1年半ほど経ても、平城宮を取り囲む大垣と呼ばれる塀がまだできないことを記した和銅4年(711年)9月のことばです。ため息すら聞こえてきそうです。  平城宮に先立つ藤原宮にも、大垣は巡っていました。その総延長は約3・...
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奈良文化財研究所年報1992~1994

奈良文化財研究所年報 (ANNUAL BULLETIN OF NARA NATIONAL RESEARCH INSTITUTE OF CULTURAL PROPERTIES)を学術情報リポジトリで公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 http://www.nabunken.go.j...
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どっちが近道?

2015年5月  「こっちが近道だよ」  「いやいや、こっちの方が近道だよ」  こういう議論をしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?  どちらのルートが近道なのか…普通は歩いてみるまでわかりませんが、最近はコンピューターを用いることで、ある程度の答えを導き出せ...
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奈良文化財研究所年報1989~1991

奈良文化財研究所年報 (ANNUAL BULLETIN OF NARA NATIONAL RESEARCH INSTITUTE OF CULTURAL PROPERTIES)を学術情報リポジトリで公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 http://www.nabunken.go.j...
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(95)紙と木の使い分け

輸送や保管 特性生かす  墨で文字が書かれた木片を木簡と呼びますが、なぜ紙のほかに木簡が使われたのでしょうか。  木は紙に比べると丈夫で、雨にも強く、何回も削って修正・再利用できるという長所があります。  この特性を生かして、荷物を保管したり輸送する時に、付け札や荷札として木簡が使われました。...
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「文化的景観学」検討会の開催

「文化的景観」はまだまだ若い概念であり、研究・実践両面において十分な蓄積があるとはいえません。そのため、各地の実践(取組)を支えられる考え方の基盤(「学」)が求められています。   そこで、景観研究室では、分野を横断して文化的景観の論じる視点を体系化させ、「文化的景観学」として...
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奈良文化財研究所年報1986~1988

奈良文化財研究所年報 (ANNUAL BULLETIN OF NARA NATIONAL RESEARCH INSTITUTE OF CULTURAL PROPERTIES)を学術情報リポジトリで公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 http://www.nabunken.go.j...
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(94)遺跡の年代決定法

難解なパズル 四苦八苦  「奈良時代の遺跡です」「3時期の建物跡が見つかりました」……。さて、発掘調査では遺跡の年代をどのように決めているのでしょうか。  まず、遺跡には何重もの土の層、「土層」があります。自然に堆積した土層では、下の層ほど古いという地層の法則がありま...
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庭園の記録

2015年5月  庭園は、石・草木・水をはじめとする様々な自然の素材が土地と一体となって構成される文化財であり、草木の成長や風雨による浸食などにより刻々と変化することを宿命としています。庭園の魅力が、季節や気象条件によって様々な姿を見せてくれるように、「変化すること」は庭園の価値そのものです。...
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