なぶんけんブログ|奈良文化財研究所に関する様々な情報を発信します。

2017年7月アーカイブ

蝉時雨

蝉時雨

梅雨明けから10日あまりが経過しました。 連日の猛暑の中、早朝から蝉の鳴き声で目が覚めるといった方もいらっしゃることでしょう。 蝉は幼虫として地中で生活する期間が長く、種類にもよりますが3~13年(アブラゼミは6年)に達し、羽化して成虫となった後は数週間ほどでその一生を終えます。 その間、...

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奈良文化財研究所概要2017

奈良文化財研究所概要2017

「奈良文化財研究所 概要2017」を電子公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/97265 表紙...

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文化的景観研究集会(第9回)開催のお知らせ

文化的景観研究集会(第9回)開催のお知らせ

景観研究室では、2017年12月9日(土)〜10日(日)に文化的景観研究集会(第9回)「地域らしさを支える土木 ―文化的景観における公共事業の整え方―」を開催いたします。会場は、京都府立大学 大学会館2 階 多目的ホールです。 9日には文化的景観に関するポスターセッションをあわせて開催いたしま...

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奈良文化財研究所紀要2014

奈良文化財研究所紀要2014

『奈良文化財研究所紀要2014』(Bulletin of National Research Institute for Cultural Properties, Nara)を電子公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://sitereports.nabunken.go....

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全国遺跡報告総覧:栃木県小山市の文化財調査報告書を公開

全国遺跡報告総覧:栃木県小山市の文化財調査報告書を公開

栃木県小山市の文化財調査報告書を公開しています。 琵琶塚古墳や牧ノ内遺跡等の報告書があります。     ・国史跡 琵琶塚古墳 http://sitereports.nabunken.go.jp/ja/20757 ・牧ノ内 Ⅲ http://sitereports.n...

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(173)第一次大極殿いつできた?

(173)第一次大極殿いつできた?

平城遷都時は未完成  平城宮跡(奈良市)のシンボルとして親しまれている、第一次大極殿。平城遷都1300年の節目に合わせて、2010年に完成しました。  ところが、奈良時代の第一次大極殿は、平城遷都が行われた710年(和銅3年)3月には、どうやら未完成だったらしいのです。  手がかりとなったのは...

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全国遺跡報告総覧:文化財調査報告書にDOIを登録

全国遺跡報告総覧:文化財調査報告書にDOIを登録

全国遺跡報告総覧に登録されている文化財調査報告書類にDOI(デジタルオブジェクト識別子)を登録しました。 書誌詳細ページのDOI項目にて表示しています。DOIを活用することでリンク切れを防止することができます。   新規に報告書が公開された場合、登録が反映されるまで概ね1週間~2...

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教科書に残る仕事

教科書に残る仕事

2017年7月   先日、中学生の息子と娘が1学期の中間テストを控えて勉強をしていたので、歴史の教科書を見せてもらいました。写真やイラスト満載で教科書もビジュアルなものとなり、その内容も藤原京の大きさはおよそ4倍、貨幣についても和同開珎以前に富本銭が使われていたとする説があります、と記載される...

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全国遺跡報告総覧:登録数が20000件を突破

全国遺跡報告総覧:登録数が20000件を突破

関係機関のご尽力で登録数が20000件を超えました。   20000件目は『市道戸切通線工事に伴う発掘調査報告書1 上籠遺跡第1次調査 戸切巡り町遺跡第1次調査 兵庫遺跡第1次調査』(福岡市埋蔵文化財調査報告書 1032)(福岡市教育委員会発行)となりました。   『...

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「奈文研ニュースNo.65」

「奈文研ニュースNo.65」

「奈文研ニュースNo.65」(NABUNKEN NEWS No.65)を電子公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/20621   目次 ・「平城宮跡出土木簡」の国宝指定答申について(渡...

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(172)平城京の建物

(172)平城京の建物

 検討重ねた復元案  平城京跡の中心・朱雀大路に立ち、真っすぐ北を見ると、朱雀門の向こうに第一次大極殿の姿を見ることができます。では、奈良時代もこのように見えていたのでしょうか。  朱雀門の向こうには、朝堂(ちょうどう)など数々の建物が並び、大極殿の手前には回廊の南門、東楼、西楼がそびえ立っ...

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東院庭園に集う

東院庭園に集う

梅雨入りから早くも一か月が経過しました。 曇天の下、平城宮の東に位置する東院庭園を訪れました。 東西80m、南北100mの敷地の中央には逆L字形の池があり、朱塗りの中央建物をはじめとする隅楼、築山石組や曲水などが復原されています。 池の周囲を歩いてみますと、奈良時代に植栽されていた樹木(ア...

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全国遺跡報告総覧:神戸深江生活文化史料館の刊行物を公開

全国遺跡報告総覧:神戸深江生活文化史料館の刊行物を公開

神戸深江生活文化史料館の刊行物を公開しています。 本庄村史や特別展図録 打出焼等の刊行物があります。     ・本庄村史 http://sitereports.nabunken.go.jp/19785 ・特別展図録 打出焼 http://sitereports.n...

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全国遺跡報告総覧がWorldCat Discovery Services上で検索可能に

全国遺跡報告総覧がWorldCat Discovery Services上で検索可能に

2017 年2月、「全国遺跡報告総覧」の約19000件の発掘調査報告書のメタデータがOCLC OAIsterデータベースに搭載されました。Worldcat.org、WorldCat Discovery Services上で検索できるようになりました。 検索結果画面から全国遺跡報告総覧のページに...

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全国遺跡報告総覧:岐阜県岐阜市の文化財調査報告書を公開

全国遺跡報告総覧:岐阜県岐阜市の文化財調査報告書を公開

岐阜県岐阜市の文化財調査報告書を公開しています。 岐阜城跡や船来山古墳群等の報告書があります。     ・岐阜城跡-織田信長居館伝承地の確認調査 http://sitereports.nabunken.go.jp/20141 ・船来山古墳群 http://siter...

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もうひとつの「長屋王墓」~『日本霊異記』を歩く2

もうひとつの「長屋王墓」~『日本霊異記』を歩く2

2017年7月   1988年に平城京左京三条二坊から出土した3万5千点の木簡は、「長屋王家木簡」と名づけられ、奈良時代の貴族の生活を垣間みる、貴重な資料として知られています。これらの木簡は、古代史研究において長屋王の名を不動のものとしたのですが、彼は奈良時代の人物としては比較的史料がゆたかで...

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