奈良文化財研究所に関するさまざまな情報を発信します。

2020年9月アーカイブ

思い草

 平城宮跡に穏やかな風が吹き渡り、うろこ雲の流れに秋の到来を感じる季節になりました。  秋の草花たちが競演する道すがら、ふと視線を落とした先に何とも奇妙な植物が姿を現しました。  すらりと伸びた褐色の茎の先に赤紫の筒型の花が一輪、うつむいた角度で咲く様が特徴的な植物、「ナンバ...
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平坦で楽な道

2020年9月  平城京の西北隅には、南北約270m東西約1.6㎞の張り出し部分があり、北辺坊と呼ばれています。北辺坊は、奈良時代後半の西大寺造営にともない、広大な寺地を確保するために、京域を北側に拡大して設定されたとみられています。その故地は、近鉄大和西大寺駅の北方とその北西にあたり、南北は西大寺...
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奈良文化財研究所学報第98冊「東アジア考古学論叢Ⅱ-遼西地域の東晋十六国期都城文化の研究-」を学術情報リポジトリで公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://repository.nabunken.go.jp/dspace/handle/11177/7813 目次 辽宁北票市大...
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 みなさんは、木を顕微鏡で見たことがありますか? 下の写真は、木を輪切りにした面の顕微鏡写真です。普段、身近にありふれている木が、このように細胞がきれいに整然と並んでできていることに驚かされます。 木質遺物の顕微鏡写真  木の年輪が、1年に1層ずつ形成されるものだということは、比較的認知度の高いも...
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2020年9月  およそ2000年前の中国には、国営郵便局が設置されていました。古くは始皇帝時代の出土木簡から、その郵便事情をうかがい知ることができます。今回は、漢代後期の興味深い事例を紹介します。 ●2000年前の郵便伝票  現代日本の日常生活で目にする郵便伝票のようなものが、中国甘粛省の砂漠から...
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