景観研究室では、京都市文化財保護課と共に、 平成22年から京都市岡崎地区を対象に文化的景観としての調査をおこなってきました。 そしてこの調査を受けて、 重要文化的景観の京都市域第1号として 「京都岡崎の文化的景観」の申請に向けた取組を進めています。 今年はその一環として、 京都岡崎魅力づくり推進...
続きを読む2015年1月 「たこ焼き型鋳型」と呼ばれることもある特殊な土製品をご存知でしょうか。まさに現代のたこ焼き器のように片面にたくさんの穴のあいた板状の土製品で、古墳時代から奈良時代の遺跡から発見されています。この土製品、実はガラス小玉を作るための鋳型として使用されていました。鋳型といっても、と...
続きを読む迷子捜す心情変わらず 人通りの多い場所で、人捜し、ペット捜しのポスターやチラシを目にしたことがありませんか? 私たちはこのようにして目撃情報を集めますが、古代はどうだったのでしょうか。 実は、古代の人も同じようなことをしていました。皆に告げ知らせるという意味の「告知」と書いた告知札が使わ...
続きを読む「奈文研ニュースNo.55」(NABUNKEN NEWS No.55)を電子公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://www.nabunken.go.jp/publication/nabunkennews.html 目次 ・「平城第530次発掘...
続きを読む土師器製作 女性の仕事 平城京で日常的に使用された土器には、素焼きで赤っぽい色の土師器(はじき)と、窯で焼かれた灰色の須恵器があります。このうち須恵器は、大阪府や奈良県の窯で焼かれたもののほかに、遠く愛知県や岐阜県でつくられ、都に運ばれてきたものもありました。 一方、土師器は、その多くが平城...
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