奈良文化財研究所に関するさまざまな情報を発信します。

2016年11月アーカイブ

佐賀県教育委員会文化財課 の文化財調査報告書を公開しています。   吉野ヶ里遺跡、特別史跡名護屋城跡並びに陣跡等の報告書があります。     ・吉野ヶ里遺跡 : 平成11年度~12年度の発掘調査の概要 http://sitereports.nabunken...
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(153)万葉集の漢字のなぞなぞ

文字遊び 歌に忍ばせて  〽ぶんぶんぶん ハチがとぶ~♪  万葉集の中に「蜂音」と書かれた歌があります(二九九一番歌)。でも、蜂は登場しないし、「ハチオト」と読んでも音数に合いません。一体、この2文字はどう読むのでしょうか。  そのヒントは、最初の蜂の歌にあります。ぶんぶんぶんの「ブ」です。蜂...
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北海道奥尻町 の文化財調査報告書を公開しています。   青苗貝塚、奥尻島松江遺跡等の報告書があります。   ・青苗貝塚における骨角器と動物遺体 http://sitereports.nabunken.go.jp/ja/18295   ・奥尻島松江遺跡 h...
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銀色に輝くオギ原

 樹木の葉が色付き始める季節、無数のオギ(荻)が一斉に穂を出して輝き始めました。  平城宮跡にはオギの群落地が複数存在します。朱雀門の北側、東院庭園の西側では大規模な群落が形成されています。  オギは和歌集に詠まれた古い歴史をもつ植物です。万葉集に登場する秋の情景が色濃く詠まれた1首をご紹介...
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 去る、11月13日(日)に東京の一橋講堂にて、奈文研の日頃の活動や調査研究成果を広く東京の皆様に紹介するため毎年秋に開催している東京講演会を開催いたしました。  今回は、朝日新聞出版社から先日出版された『飛鳥むかしむかし』(朝日選書949・950)の発刊を記念して、『飛鳥むかしむかし』と題し...
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(152)明治時代の小学校(下)

土瓶に煤 何度も使用  鉛筆やノートがなかった時代、子供たちは石盤という小さな黒板に、石筆という硬いチョークのようなもので字を書いて勉強しました。大乗院庭園の池のなかからは、たくさんの石盤、石筆が出土しました。  池のなかの出土品をよく見ると、土瓶と呼ばれる陶製のヤカンやコンロが多いことに気がつ...
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「あめのはぶき」と鹿の皮

2016年11月   以前、このコラムで鍛冶屋さんのお話を書いたことがあります。今回はそれに関連して、「天羽鞴(あめのはぶき)」という「鞴(ふいご)」のお話をしようと思います。鞴というのは送風装置のことで、鍛冶屋などで、鉄を真っ赤に熱したり銅を熔(と)かしたりできるように、炉に空気を送り込んで...
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大阪府藤井寺市の文化財調査報告書を公開しています。   高塚山古墳、ボケ山古墳等の報告書があります。   ・高塚山古墳 http://sitereports.nabunken.go.jp/ja/17841   ・ボケ山古墳 http://siterepo...
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大阪府柏原市の文化財調査報告書を公開しています。   高井田横穴線刻壁画保存事業報告書Ⅱ、文化財基礎調査概報-近代化遺産等の報告書があります。   ・高井田横穴線刻壁画保存事業報告書Ⅱ http://sitereports.nabunken.go.jp/ja/1817...
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(151)明治時代の小学校(上)

教室木札 最新の木簡  奈文研が研究しているのは、古代のことばかりではありません。今日は、明治時代の学校のお話です。  奈文研が調査した遺跡の一つに、名勝・大乗院庭園があります。立派な池があり、日本庭園の歴史を考えるうえで、とても重要な遺跡です。室町時代には、銀閣寺の庭を造ったことでも知られる善...
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第119回公開講演会の開催

 去る、平成28年11月5日(土)に第119回公開講演会を当研究所平城宮跡資料館講堂において開催しました。  松村所長による挨拶の後、松村所長による「藤原宮の幢幡遺構-文物の儀ここに備われり」と題しての特別講演があり、引き続き星野研究員による「年輪年代学の新しい可能性を目指して」、国武主任研究...
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大阪府富田林市の文化財調査報告書を公開しています。   中佐備須恵器窯跡発掘調査概要、中野道跡発掘調査概要5等の報告書があります。   ・中佐備須恵器窯跡発掘調査概要 http://sitereports.nabunken.go.jp/ja/17896  ...
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増田町の民家

2016年11月   建造物研究室では2014,15年度に秋田県横手市増田町の重要伝統的建造物群保存地区に所在する2棟の民家の詳細調査を実施しました。秋田県内陸南部の横手盆地は日本有数の豪雪地帯として有名です。  増田町は中世の増田城下町に端を発する集落で、増田城の廃城後も周辺の物資の集散地...
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