なぶんけんブログ|奈良文化財研究所に関する様々な情報を発信します。

2019年10月アーカイブ

ひらめき☆ときめきサイエンスプログラム「奈良の都の木簡に会いに行こう!2019」の実施

ひらめき☆ときめきサイエンスプログラム「奈良の都の木簡に会いに行こう!2019」の実施

 2019年8月21日(水)・22日(木)の両日、「奈良の都の木簡に会いに行こう!2019」(日本学術振興会ひらめき☆ときめきサイエンスプログラム。奈良文化財研究所・日本学術振興会共催、奈良県教育委員会・奈良市教育委員会後援)を、平城宮跡資料館講堂をメイン会場として開催しました。  この企画は、国宝...

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藤原宮大極殿院(飛鳥藤原第200次調査)の現地説明会のご報告

藤原宮大極殿院(飛鳥藤原第200次調査)の現地説明会のご報告

 今回は飛鳥藤原第200次調査という記念の調査でした。現地説明会には、気持ちの良い秋晴れのなかで多くのみなさまにお越しいただき、ありがとうございました。  今回の調査では、礫敷広場だと考えられてきた大極殿北方に、大極殿院を南北に区切る回廊の存在が明らかとなりました。礎石据付穴などの残りがあまり良くな...

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2019年度 平城宮跡資料館 夏のこども展示「ならのみやこのしょくぶつえん-土の中の花鳥風月-」リーフレット

2019年度 平城宮跡資料館 夏のこども展示「ならのみやこのしょくぶつえん-土の中の花鳥風月-」リーフレット

2019年度 平城宮跡資料館 夏のこども展示「ならのみやこのしょくぶつえん-土の中の花鳥風月-」リーフレットを電子公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/63623 ...

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第Ⅰ期ギャラリートークを開催しました

第Ⅰ期ギャラリートークを開催しました

 ただいま平城宮跡資料館では、「地下の正倉院展 -年号と木簡-」を開催しています。  今年は5月1日に天皇陛下が即位し、新しい元号「令和」が施行されたことにともない、年号が記された木簡を展示しております。  本展覧会は2回の展示替えを予定しており、各会期の展示資料についてより深く知っていただくために...

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秋風に吹かれて

秋風に吹かれて

 秋風が心地よい季節になりました。平城宮跡周辺を歩いていると、ふと鼻をかすめる甘い香りが漂ってきます。その香りの正体はキンモクセイ(金木犀)です。  平城宮跡は今、秋風にのって運ばれたキンモクセイの優しい香りで包まれています。キンモクセイについては「キンモクセイの香る季節」(2016年10月20日)...

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兵庫県養父市立八鹿小学校の赤米献上隊

兵庫県養父市立八鹿小学校の赤米献上隊

 10月10日、兵庫県養父市八鹿(ようか)小学校の六年生児童が自分たちで育てた赤米を研究所に持ってきてくれました。  昭和38年(1963)の平城宮跡の発掘調査で但馬国養父郡小佐地域から赤米五斗を平城宮に収めたことを示す木簡(但馬国養父郡老左郷赤米五斗 村長語部広麻呂天平勝宝七歳五月)が出土したこと...

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宮殿らしさ

宮殿らしさ

2019年10月  平城宮は奈良時代の宮殿ですが、現在の平城宮跡で宮殿らしさを感じられるところはどこでしょうか?そうですね、朱雀門や大極殿の巨大な復原建物は、平城宮跡の名所として定着してきましたね。たしかに、赤色の太い柱や、緑色の窓は、「あおによし~」と謳う都のイメージに合いますね。  ところで、日...

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東京講演会『奈良の都、平城宮の謎を探る』を開催

東京講演会『奈良の都、平城宮の謎を探る』を開催

 去る、10月5日(土)10時から16時まで、東京有楽町朝日ホールにて、 第11回東京講演会を開催いたしました。これは日頃関西を中心に活動している奈文研の調査・研究活動の成果を、広く東日本の皆様にもご紹介しようと2010年から始めた企画です。  今回は、『奈良の都、平城宮の謎を探る』と題し、奈文研の...

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「奈文研ニュースNo.74」

「奈文研ニュースNo.74」

「奈文研ニュースNo.74」(NABUNKEN NEWS No.74)を電子公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/63348 目次 ・平城宮第一次大極殿院の幢旗遺構(大澤 正吾) ・藤原宮大極殿院東面回廊の調査(...

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ヒガンバナ

ヒガンバナ

 平城宮跡では秋を告げる花の一つヒガンバナ(彼岸花、別名:曼殊沙華)が見頃を迎えています。  「万葉集」では、ただ一首「壱師(いちし)」という名でのみ詠まれており、群生して咲く姿には思わず魅入ってしまいます。  ヒガンバナは棚田の畔道に群生している光景を見ることがありますが、その理由としてあげられる...

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平城宮東方官衙地区の発掘調査(平城第615次調査)の現地説明会のご報告

平城宮東方官衙地区の発掘調査(平城第615次調査)の現地説明会のご報告

令和元年9月29日(日)、平城宮東方官衙地区の発掘調査(平城第615次調査)の現地説明会を開催しました。 当日は892名の方にご参加いただきました。 発表資料はこちらです。 >>電子公開ページ 発掘担当者からのコメント:都城発掘調査部 主任研究員 岩戸 晶子  雨予報が外れて当日は暑いくらいの秋晴れ...

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巡訪研究室(4)都城発掘調査部(飛鳥・藤原地区)遺構研究室

巡訪研究室(4)都城発掘調査部(飛鳥・藤原地区)遺構研究室

(2024年3月末まで)  都城発掘調査部では古代の都城や寺院などを中心とした発掘調査を日々おこなっていますが、考古学の専門家だけではなく、文献史学、建築史、庭園史を専門とする研究員も一緒に調査をおこなっています。遺構研究室は、現在建築史を専門とする研究員で構成されており、発掘調査で確認された遺構の...

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新庁舎に眠るお宝

新庁舎に眠るお宝

2019年10月  奈文研では、1952年(昭和27年)の開所以来、発掘調査はもとより、私が関わる建造物をはじめ、さまざまな分野の調査研究をおこなってきました。これら成果は、報告書、年報、紀要等、さまざまなかたちで世の中に発表されています。とはいっても、発表された成果は、実際に調査した内容の一部にす...

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