ただいま平城宮跡資料館では、「地下の正倉院展 -年号と木簡-」を開催しています。
今年は5月1日に天皇陛下が即位し、新しい元号「令和」が施行されたことにともない、年号が記された木簡を展示しております。
本展覧会は2回の展示替えを予定しており、各会期の展示資料についてより深く知っていただくために、会期通じて計3回のギャラリートークを開催いたします。
10月18日の第1回目は、都城発掘調査部史料研究室の桑田研究員による解説でした。
当日は約60名の方にお越しいただき、参加者の皆さまで桑田研究員の姿が見えなくなるほどの大盛況ぶりでした!!
桑田研究員からは、展示している個々の木簡の説明に加え、奈良時代の年号は美しい雲や不思議な亀といった祥瑞に因んで名付けられたものが多いこと、昔の人も年号を省略して記載することがあったこと、などなど様々なお話をして頂きました。
参加者の皆さまも、解説を聞きながら木簡をじっくりご覧になっていました。
いま展示しております木簡は今週いっぱいで見納めです。
来週には新たな木簡が展示され、11月1日には2回目のギャラリートークを開催します!
普段目にする機会の少ない木簡、この機会にぜひご鑑賞ください。
【今後の予定】
11月1日(金) 14時30分~ 第Ⅱ期ギャラリートーク
11月15日(金) 14時30分~ 第Ⅲ期ギャラリートーク