なぶんけんブログ|奈良文化財研究所に関する様々な情報を発信します。

2018年11月アーカイブ

秋の終焉

秋の終焉

 平城宮跡を吹き抜ける冷たい風、舞い落ちる木々の葉に秋の終焉を感じる季節となりました。  木々たちはゆっくりと冬支度に入る準備を始め、日増しに違う色へと変わっていきます。  名残惜しくも美しい色を、散策を楽しみながらゆっくりと堪能されてみてはいかがでしょう。   第一次大極殿を望む 紅葉し...

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全国遺跡報告総覧:メンテナンスに伴うシステム停止のお知らせ

全国遺跡報告総覧:メンテナンスに伴うシステム停止のお知らせ

下記日時にシステムメンテナンスを実施します。システムが停止しますので、ご注意ください。 日時:2018年11月30日19:00~12月3日8:00   ※作業完了次第、再開 注意点:・一括登録機能が当面の間、停止します。・データ登録時の項目レイアウトが変更になりますので、データ登録時はご注意ください...

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平城から、平成まで ―「隆光さんの墓石」の向こうに―

平城から、平成まで ―「隆光さんの墓石」の向こうに―

2018年11月   平城宮跡の北端近く、佐紀池の北のほとりに立つ「隆光(りゅうこう)さんの墓石」を知る人は、あまり多くないかもしれません。  ですが、ここは、平城宮跡に堆積した「歴史の地層」を眺めるには格好のスポットです。  「隆光さん」は江戸時代中期の僧侶・護持院隆光のこと。徳川五代将軍綱吉の祈...

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奈良文化財研究所紀要2015

奈良文化財研究所紀要2015

『奈良文化財研究所紀要2015』(Bulletin of National Research Institute for Cultural Properties, Nara)を電子公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://sitereports.nabunken.go.jp/...

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第123回公開講演会の開催

第123回公開講演会の開催

 去る、平成30年11月10日(土)に第123回公開講演会を当研究所平城宮跡資料館講堂において開催しました。  松村所長による挨拶に引き続き、所長から「烏形の幢は八咫烏か」と題しての特別講演、高田研究員による「全国遺跡報告総覧と考古学ビッグデータの可能性」、山藤研究員による「シルクロード天山北路の東...

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(200)新庁舎の完成

(200)新庁舎の完成

平城京造営語る遺構保存  奈良文化財研究所の新庁舎が完成し、10月から新庁舎での業務が始まります。当初の計画よりも2年遅れの完成となりました。  その理由は、発掘調査で発見された遺構を保存するために、建物の配置や設計を全面的に変更したからです。  見つかったのは、秋篠川の旧流路や、碁盤の目状に区画し...

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平城宮第一次大極殿院における幢旗遺構の発見と奈文研の継続調査

平城宮第一次大極殿院における幢旗遺構の発見と奈文研の継続調査

2018年11月   元日朝賀と即位式は、古代国家にとって最も重要な儀式でした。これらの儀式に用いられたのが、烏・日月・四神をモチーフにした7本の宝幢・四神旗(幡)(以下、幢旗(幡))です。平安時代の史料には、主柱に2本の脇柱が付く3本柱の幢旗が大極殿の前に7本横一列に並ぶと規定されています。198...

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