奈良文化財研究所に関するさまざまな情報を発信します。

2016年7月アーカイブ

万葉集に詠まれた植物

 梅雨明けから10日経ちました。  蝉たちが生を謳歌する甲高い声が、宮跡内に響いています。これからいよいよ本格的な夏の到来ですね。  平城宮跡内では86種の万葉植物の生育が確認されており、一年を通じて様々な種に出会えます。  本日は、万葉集に詠まれている植物たちをご紹介したいと思います。 ...
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(142)東大寺東塔跡の調査(下)

高さも最大級?  前回お話ししたように、奈良時代の東大寺東塔の基壇は、一辺24メートルほどの規模がありました。これを全国各地にある古代寺院の塔跡の大きさと比べてみましょう。  7世紀の塔の平均的な基壇規模は、およそ12メートルほどです。8世紀の国分寺では、相模(神奈川県)や美濃(岐阜県)の塔の基...
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「新発見の木簡-7世紀に遡る最古級の伝世品-東京国立博物館で初公開」 を学術情報リポジトリで公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://repository.nabunken.go.jp/dspace/handle/11177/5795   ...
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大阪府交野市および千早赤阪村の埋蔵文化財調査報告書を公開しています。 森遺跡・交野郡衙跡や赤阪城跡の調査報告書等があります。 大阪府下の報告書類の登録は、大阪大学附属図書館が支援しています。   ・森遺跡 交野群衙跡 http://sitereports.nabunken.go...
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(141)東大寺東塔跡の調査(上)

基壇 古代では最大級  奈文研では、2015年に、東大寺・奈良県立橿原考古学研究所とともに発掘調査団を組織して、東大寺の東塔跡の発掘調査をおこないました。  奈良時代の東大寺には、東塔と西塔という二つの巨大な七重塔が建っていました。1180年の平重衡の焼き討ちによって、これらの塔も焼けてしまいま...
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福岡市埋蔵文化財調査報告書を公開しています。 板付遺跡や元寇防塁の調査報告書等があります。   ・板付遺跡調査報告 http://sitereports.nabunken.go.jp/16704 ・生の松原元寇防塁発掘調査概報 http://sitereports.nabunk...
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空地がいっぱい?まだまだ未知の平城宮

2016年7月   みなさんは、平城宮の宮城図をご覧になったことはあるでしょうか?(まだの方は当ホームページからダウンロードできますのでどうぞ)宮城図は奈良時代前半のものと後半のものがありますが、どちらも描かれている建物の数が少ないことにお気づきになるでしょう。  …平城宮は建物...
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(140)平城京と難波京

複数の都 当時の流行  奈良時代の首都はどこ―? 答えはもちろん、平城京。  ですが、実は他に「副都」と言うべき都がありました。  それは、今の大阪市におかれた難波(なにわ)京。大阪城のすぐ南隣に遺跡が残る難波宮を核として、その周りに平城京と似た碁盤の目状の街並みが整えられていました。京内には...
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「奈文研ニュースNo.61」

「奈文研ニュースNo.61」(NABUNKEN NEWS No.61)を学術情報リポジトリで公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 http://repository.nabunken.go.jp/dspace/handle/11177/5572   目次 キト...
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2016年7月   博物館や美術館を訪れると、解説映像を目にしたり音声ガイドを使ったりする機会があると思います。博物館施設では、それらのデジタル技術を用いたコンテンツ等を「デジタルメディア」と呼んでいます。近年、世界中でデジタルメディアを取り入れたユニークな展示が行われており、博物館施設になく...
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 偽扉部分の復元  これまでの調査で、北祠堂は少し石材が小振りな点、偽扉部分には釈迦如来立像が彫り込まれている点など、南祠堂や中央祠堂とは違った特徴を持っていることが明らかになっています。偽扉とは、建物の扉にあたる部分が開口せず、石材で閉塞されている部分を指します。アンコール遺跡では、寺院を装...
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