梅雨明けから10日あまりが経過しました。
連日の猛暑の中、早朝から蝉の鳴き声で目が覚めるといった方もいらっしゃることでしょう。
蝉は幼虫として地中で生活する期間が長く、種類にもよりますが3~13年(アブラゼミは6年)に達し、羽化して成虫となった後は数週間ほどでその一生を終えます。
その間、雄の蝉は自分の居場所を主張し、雌への求愛行動として連日鳴き続けます。
自然界において大きな声で鳴く蝉にはたくさんの雌が群がり、やがて子孫繁栄へと繋がっていきます。
この季節の風物詩ともいえる蝉時雨ですが、時には強烈な暑さも相まって耳を覆いたくなることもあるかもしれません。
しかし、自然界の音にじっと耳を傾け生を謳歌する蝉たちに思いを馳せてみてはいかがでしょうか。