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ツバメのねぐら立ち

 さわやかな秋風が心地よい季節になりましたね。

 前回ご紹介しました「ツバメのねぐら入り」に引き続き、今回は早朝の情景をお伝えしたいと思います。

 夜明け前、ヨシ原周辺は虫の音が響き渡り、東の空が白み始める頃ツバメたちは眠りから目覚めます。

 チィチィチュチュッと囀りながら羽ばたき始め、ねぐらから飛び出す準備が始まります。

 夕刻のねぐら入りの時は30分ほどかけて上空を旋回して終了しますが、ねぐら立ちは15分ほどで飛び去ってしまいます。ツバメたちの朝も慌ただしいのでしょうか。

 ツバメたちが飛び去った後のヨシ原は、再び虫たちの音が静かに響いていました。

 朝焼けの空にツバメの残像を追っていると、春日山連山から朝日が昇り始めました。

 皆さんも少しだけ早起きをして、早朝の平城宮跡を歩いてみませんか?

 

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ヨシ原のツバメたち
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朝焼け

 

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朝焼けと鳥

 

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第一次大極殿

 

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第二次大極殿基壇

 

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第二次大極殿の礎石

 

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東に春日山連山を望む

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御蓋山(手前)
御蓋山については「三笠の山に出でし月かも」をご覧ください

 

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