奈良文化財研究所に関するさまざまな情報を発信します。

うろこ雲たなびく平城宮跡

 うろこ雲がたなびく季節になりました。9月は雨の日が続き、あいにく天候には恵まれず青空を見上げる機会も少なかったのではないでしょうか。

 そんな中、貴重な晴れ間を見つけて、秋の気配が濃厚になってきた平城宮跡を歩いてみました。

 今回は秋を象徴する草花をご紹介したいと思います。

 平城宮跡資料館の駐車場付近で長い茎を風に揺らしてお出迎えしてくれるのが、秋の代表的な花、コスモスです。桃色や白の花が、風に揺られて心を和ませてくれる情景です。

 少し足をのばして、平城宮の東にある東院庭園を訪れてみましょう。

 東院庭園には、四季を通じて様々な草花や樹木が植栽されていて、今は秋の七草のひとつであるハギが小さな花を咲かせています。

 第二次大極殿北側に位置する内裏付近には、ヒガンバナが満開でした。お彼岸の頃にその名の通り、真っ赤な花を咲かせます。

 宮跡の敷地整備が進むにつれ、年々ヒガンバナは減少しているそうです。発掘調査などのために消えてしまうのも止むを得ないのかもしれませんね。

 最後に、遺構展示館の駐車場付近に植栽されているイチョウの木があります。雄・雌の木があり、銀杏がたくさん実っていました。

 紅葉シーズンを迎える頃には、黄金色のイチョウの葉が宮跡を訪れる人々の目を楽しませてくれることでしょう。

 

20160930_1.jpg

うろこ雲(巻積雲)

20160930_2.jpg

コスモス

20160930_3.jpg

ムラサキシキブの果実

20160930_4.jpg

ムラサキシキブの果実

20160930_5.jpg

ハギ

20160930_6.jpg

ハギ

20160930_7.jpg

ヒガンバナ

20160930_8.jpg

ヒガンバナ

20160930_10.jpg

イチョウ(雌)

20160930_9.jpg

イチョウ(雄・雌)

 

月別 アーカイブ