なぶんけんブログ|奈良文化財研究所に関する様々な情報を発信します。

奈良文化財研究所研究報告第21冊「デジタル技術による文化財情報の記録と利活用」

奈良文化財研究所研究報告第21冊「デジタル技術による文化財情報の記録と利活用」

奈良文化財研究所研究報告第21冊「デジタル技術による文化財情報の記録と利活用」を電子公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/33189 目次 凡 例 Ⅰ.文化財分野におけるデジタル技術の活用   [1]埋蔵文化財保...

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全国遺跡報告総覧:報告書を手軽に引用!調査研究を支援する機能を追加

全国遺跡報告総覧:報告書を手軽に引用!調査研究を支援する機能を追加

報告書を活用した調査研究を支援することを目的として、全国遺跡報告総覧(以下、遺跡総覧)において、以下のような機能改善を行いました。 ○引用表記の自動表示とクリップボードにコピーボタンの追加考古学は蓄積型の学問であり、発掘調査報告書は重要な基礎資料です。そのため調査研究においては、執筆時に多数の発掘調...

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全国遺跡報告総覧:遺跡 (抄録) 検索にフリーワード検索機能の追加

全国遺跡報告総覧:遺跡 (抄録) 検索にフリーワード検索機能の追加

機能を追加しました。 ◯遺跡 (抄録) 検索にフリーワード検索とPDFの有無ボタン追加各項目を一回で検索できます。PDFの有無でも絞れます。https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/search-site ◯発行機関一覧で表示している報告書件数についてPDFの有無で...

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お風呂のトリプル「七」

お風呂のトリプル「七」

2019年2月   身体の芯まで冷える2月。こんな時はゆっくりとお風呂に浸かって、こごえた身体を温め、一日の疲労を癒したいものです。5月の菖蒲湯や12月の柚子湯のように、2月の季節湯は大根湯だそうですよ。  古代の入浴法のひとつに、蒸気浴という形式があります。いわゆるミストサウナです。奈良時代の寺院...

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純白の野鳥ダイサギ

純白の野鳥ダイサギ

 季節は大寒の最中、奈良の恒例行事である若草山の山焼きも無事開催され、当日の早朝、山頂は真っ白な雪に覆われました。  平城宮跡の湿地帯にも雪のように美しい純白の野鳥がやってきます。ダイサギ(ペリカン目サギ科)です。日本ではアオサギとならんで、最大級のサギの仲間です。  全長は90センチ程で、翼を広げ...

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「奈文研ニュースNo.71」

「奈文研ニュースNo.71」

「奈文研ニュースNo.71」(NABUNKEN NEWS No.71)を電子公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/32794 目次 ・カンボジアプロジェクトの現状西トップ遺跡の調査と修復(杉山 洋・佐藤 由似) ...

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閉室日の過ごし方 ~キトラ古墳壁画保存管理施設の場合~

閉室日の過ごし方 ~キトラ古墳壁画保存管理施設の場合~

2019年1月   みなさんは博物館に足を運ぶ機会はありますか? 訪れる前には、アクセスや開館情報を調べるという方も多いのではないでしょうか。各館の情報を確認すると、館ごとに違いはありますが、週に一度は休館日を設けている博物館が多いと思います。私が勤務するキトラ古墳壁画保存管理施設の展示室では、毎週...

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全国遺跡報告総覧:全埋協抄録データベースの全国遺跡報告総覧への統合完了のお知らせ

全国遺跡報告総覧:全埋協抄録データベースの全国遺跡報告総覧への統合完了のお知らせ

 このたび、全国遺跡報告総覧(以下、遺跡総覧)は、全国埋蔵文化財法人連絡協議会(以下、全埋協)(※1)が運営する報告書抄録データベース(※2)を統合しました。  これにより、遺跡総覧が保持する発掘調査報告書(以下、報告書)の書誌情報は、約32,000件(統合前から約10,000件増)、抄録情報は約5...

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カンボジアのもち米つき

カンボジアのもち米つき

2019年1月   みなさんはお正月にお雑煮を召し上がられたでしょうか。私の実家では、近所のお米屋さんからお餅を購入していましたが、今でもご家庭でお餅つきをする方も中にはいらっしゃるのではないでしょうか。  私が調査に入っているカンボジアは、日本と同じくコメ食文化を持っており、もち米も栽培しています...

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冬を彩るサザンカ

冬を彩るサザンカ

 樹木たちが葉を落とし休眠期に入る師走の候、サザンカが随所で咲き誇っています。  平城宮跡では毎年、花が少なくなるこの季節に開花期を迎えるため、際立った朱色の美しさが道行く人々の目を楽しませてくれます。  3日後には二十四節気の一つ「冬至」を迎え、いよいよ本格的な寒さが到来します。  ぜひ暖かい服装...

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平城宮東区朝堂院東門の発掘調査(平城第602次調査)の現地見学会のご報告

平城宮東区朝堂院東門の発掘調査(平城第602次調査)の現地見学会のご報告

平成30年12月15日(土)、平城宮東区朝堂院東門の発掘調査(平城第602次調査)の現地見学会を開催しました。 当日は569名の方にご参加いただきました。 発表資料はこちらです。 >>電子公開ページ 発掘担当者からのコメント:都城発掘調査部 研究員 福嶋 啓人  寒い中、現地見学会には多くの方々にお...

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全国遺跡報告総覧:ディスカバリーサービスのPrimoが全国遺跡報告総覧に対応

全国遺跡報告総覧:ディスカバリーサービスのPrimoが全国遺跡報告総覧に対応

様々な学術情報資源を同一のインターフェースで検索できるディスカバリーサービスの1つであるPrimoと全国遺跡報告総覧でデータ連携を開始しました。Primoから全国遺跡報告総覧を検索することができます。 Primo導入機関におかれましては、ぜひご活用ください。 Release Notes New El...

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フタの裏には何がある?

フタの裏には何がある?

2018年12月   すっかり季節は冬になり年末が迫ってくる中で、温かい紅茶や茶碗蒸しが美味しい時期になりました。その紅茶のポットや茶碗蒸しの容器のフタを、裏返しにしてみてください。写真の右側のように、フタそのものよりも一回り小さな径で、円筒状の突起をもつものがありますね。この突起は古代の須恵器にも...

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3D Bone Atlas Databaseの更新(イヌ、イノシシ)

3D Bone Atlas Databaseの更新(イヌ、イノシシ)

 今年も残りわずかとなりました。皆様にとって、今年一年はどのような年でしたでしょうか?来年は、戌から亥へと干支が交代します。その干支の引き継ぎより少し早いですが、平成30年12月10日(月)より、イヌとイノシシの骨格図譜データを刷新いたしました。特にイノシシの骨格図譜は、遺跡から出土するほとんど...

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平城宮跡資料館秋期特別展「地下の正倉院展-荷札木簡をひもとく-」第1~3期解説シート

平城宮跡資料館秋期特別展「地下の正倉院展-荷札木簡をひもとく-」第1~3期解説シート

平城宮跡資料館秋期特別展「地下の正倉院展-荷札木簡をひもとく-」第1~3期解説シート を電子公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 第1期:https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/23978 第2期:https://sitereports.nabunke...

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全国遺跡報告総覧:遺跡 (抄録) 検索機能の新規公開

全国遺跡報告総覧:遺跡 (抄録) 検索機能の新規公開

〇遺跡情報を使った簡単かつ高精度な検索が可能に 概要:遺跡の所在地(都道府県)、種別(集落、貝塚など)、時代(旧石器、縄文など)などを指定することで、簡単に報告書を探すことができるようになりました。 遺跡 (抄録) 検索画面https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/...

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鉄の文化財を保存する

鉄の文化財を保存する

2018年12月   「なぜ我々は出土鉄製文化財の保存の研究に取り組むのか?」その理由の一つは鉄という元素が持つおもしろい特徴にあります。  鉄は元素番号26、電子数26、周期表の中央より少し上に位置する点で特殊性は見出せません。しかし、地殻やマントル、核には地球の体積の約1/3を占めるほどの鉄が含...

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秋の終焉

秋の終焉

 平城宮跡を吹き抜ける冷たい風、舞い落ちる木々の葉に秋の終焉を感じる季節となりました。  木々たちはゆっくりと冬支度に入る準備を始め、日増しに違う色へと変わっていきます。  名残惜しくも美しい色を、散策を楽しみながらゆっくりと堪能されてみてはいかがでしょう。   第一次大極殿を望む 紅葉し...

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全国遺跡報告総覧:メンテナンスに伴うシステム停止のお知らせ

全国遺跡報告総覧:メンテナンスに伴うシステム停止のお知らせ

下記日時にシステムメンテナンスを実施します。システムが停止しますので、ご注意ください。 日時:2018年11月30日19:00~12月3日8:00   ※作業完了次第、再開 注意点:・一括登録機能が当面の間、停止します。・データ登録時の項目レイアウトが変更になりますので、データ登録時はご注意ください...

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平城から、平成まで ―「隆光さんの墓石」の向こうに―

平城から、平成まで ―「隆光さんの墓石」の向こうに―

2018年11月   平城宮跡の北端近く、佐紀池の北のほとりに立つ「隆光(りゅうこう)さんの墓石」を知る人は、あまり多くないかもしれません。  ですが、ここは、平城宮跡に堆積した「歴史の地層」を眺めるには格好のスポットです。  「隆光さん」は江戸時代中期の僧侶・護持院隆光のこと。徳川五代将軍綱吉の祈...

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