(2024年3月末まで) はじめに、企画調整部のはなしをちょっとだけします。企画調整部というと、まるで事務系のような名称ですが、れっきとした研究系の部門です。企画調整部には、企画調整室、展示企画室、文化財情報研究室、国際遺跡研究室、写真室、それに、飛鳥資料館学芸室が属しています。各室の仕事は多岐に...
続きを読む『特別史跡キトラ古墳環境整備事業報告書』を電子公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/63182 目次 第1章 キトラ古墳の概要 1.位置と環境 2.特別史跡の指定概要 3.特別史跡指定地の実測調査 4.発掘調査概...
続きを読む8月16日(金)に、「ならのみやこのしょくぶつえん」ワークショップを開催いたしました。 ワークショップでは、展覧会に展示されている遺物をもとにしたハンコを使って、オリジナルの巾着や手提げかばんを作りました。 台風の影響で開催できるか心配していましたが、その心配をよそに台風も過ぎ去り、天気も良く、当...
続きを読む平城宮跡資料館では、9月1日まで「ならのみやこのしょくぶつえん -土の中の花鳥風月-」を開催しております。閉園まで残すところ、2週間をきりました。みなさん来園していただけましたか? 展示の関連イベントとして、先日8月9日(金)に第2回目のギャラリートークを行いました。 奈文研研究員による平城宮...
続きを読む2019年8月 奈良文化財研究所では、平城宮跡などを舞台に、失われた建物の復元研究をおこなっています。復元研究は、発掘調査で見つかった建物跡、その建物に使われた瓦や礎石などの出土遺物を中心として、関連する文献・絵画などの資料や、現存する類例建物の検討など、多面的な分析が必要です。復元研究の方法は、...
続きを読む9月1日まで開催しております「ならのみやこのしょくぶつえん」展では、8月16日(金)、8月23日(金)各日14時30分よりワークショップを行います。 当日は、展覧会に展示されている遺物をもとにしたハンコを使って、オリジナル巾着やオリジナルトートバッグを作ります! たくさんハンコを使ってもよし、...
続きを読む『奈良文化財研究所紀要2016』(Bulletin of National Research Institute for Cultural Properties, Nara)を電子公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://sitereports.nabunken.go.jp/...
続きを読む暑い日が続いていますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。 ただいま、平城宮跡資料館では「ならのみやこのしょくぶつえん」展を開催しています。 どのような展示物があるかは、先日のブログでご紹介しましたので、今回は展示会場の子ども向けコーナーのご紹介をしたいと思います。 お子さまに考古学にもっと...
続きを読む「ならのみやこのしょくぶつえん」オープンしてから約3週間が経ちましたが、みなさん、来園していただけましたでしょうか? 実は、夏休み中、何度でも足を運んでいただけるようなイベントをご用意しているんですよ。 期間中、ワークシートにそって、展示品をよ~く観察し、回答してくれた方全員に、奈文研オリジナ...
続きを読む(2024年3月末まで) 今回は、文化遺産部 歴史研究室の仕事についてご紹介します。 奈良を中心とした近畿地方の古寺社には、現在に至るまで膨大な量の文化財が伝わっています。人間の手によって伝世されてきた文化財としては、質・量ともに世界的に誇るべきものです。 それらの文化財の調査・研究は、昭和27...
続きを読むただいま平城宮跡資料館では、毎年恒例のこども向けの企画展を開催しています。今年は「ならのみやこのしょくぶつえん」と題して、平城宮・京跡から出土した植物をご紹介しています。 "ならのみやこ"には、植物園といってもいいほどに沢山の植物が植えられていました。 本企画展では、発掘調査で見つかった木簡や瓦...
続きを読む2019年7月 みなさんは鞍作鳥(くらつくりのとり、止利とも書く)という人物をご存知でしょうか。 彼は日本最初の本格的寺院である飛鳥寺の釈迦如来像(飛鳥大仏)のほか、法隆寺金堂の釈迦三尊像をつくったことで知られる、飛鳥時代を代表する仏師です。ではなぜ、彼の名前は「仏作」ではなく、「鞍作」なのでし...
続きを読む「奈文研ニュースNo.73」(NABUNKEN NEWS No.73)を電子公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/62740 目次 ・キトラ古墳整備報告書の刊行(内田 和伸) ・飛鳥寺旧境内の調査(飛鳥藤原第19...
続きを読むこのたび、全国遺跡報告総覧(以下、遺跡総覧)は、奈良文化財研究所抄録データベース(※1)を統合しました。これにより、遺跡総覧が保持する発掘調査報告書(以下、報告書)の書誌情報は、約61,000件(統合前から約29,000件増)、抄録情報は約126,000 件(統合前から約70,000件増)となりまし...
続きを読む現在、藤原宮跡資料室では2018年におこなわれた発掘調査や研究の成果をロビーにて速報展示しています。 詳細はこちら 7月1日~7月7日までの期間限定で飛鳥寺旧境内の発掘調査で出土した風鐸の実物を展示します。 風鐸は、寺院の堂塔の軒先の四隅や屋根の相輪に吊るされる鐸形の鈴です。 今回出土した...
続きを読む(2024年3月末まで) 奈文研では、企画調整部、文化遺産部、都城発掘調査部(平城地区)、都城発掘調査部(飛鳥・藤原地区)、埋蔵文化財センター、飛鳥資料館にさまざまな研究室を置き、多彩な調査・研究を進めています。今月から、研究室ごとに最新の調査・研究のあらましをビジュアルにご紹介するブログを始める...
続きを読む2019年7月 ポンテギという韓国の食べ物をご存知でしょうか?ポンテギとは、韓国語でさなぎを意味する単語ですが、一般的には、蚕のさなぎを醤油などで甘辛く煮たものを指し、ある時はマッコリのつまみとして、ある時は食べ歩きのおやつとして屋台で目にする、韓国ではお馴染みの食べ物です。しかし、とにかく見た目...
続きを読む去る、令和元年6月15日(土)に第124回公開講演会を当研究所平城宮跡資料館講堂において開催しました。 松村所長による挨拶の後、前川研究員による「第一次大極殿院南門の復原」と題してのトピック講演があり、引き続き松田研究員による「出土木製品の恒久的な保存と一時的な保管」、村田研究員による「防災・減...
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