2013年度~2017年度科学研究費補助金基盤研究(S) 研究成果報告書「木簡など出土文字資料の資源化のための機能的情報集約と知の結集」を電子公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/65339 はしがき 目次 Ⅰ...
続きを読む2020年1月 2016年4月、震度7を観測する地震が九州地方を襲いました。中でも震源地となった熊本では、死者が50人に上るとともに、山崩れ、橋梁の崩壊、家屋の倒壊等、その被害は甚大なものとなりました。文化財についても、熊本城をはじめとした阿蘇神社等の文化財建造物の倒壊とともに、歴史的な文書や美術...
続きを読む(2024年3月末まで) 土器は生活に密着した道具 都城発掘調査部平城地区の考古第二研究室は、平城宮跡や平城京跡の調査で出土した土器や土製品の調査、研究をしています。プラスチックやビニールなどの素材がない時代、人々は土器を使っていろいろな生活道具を作りました。奈良時代には、やや低い温度で焼かれた...
続きを読む平城宮跡資料館では、来年1月4日(土)より新春ミニ展示「平城京の子」を資料館入口ロビーにて開催いたします。 会場の一角には、顔出しパネルならぬ"目だしパネル"やフォトプロップスをご用意しています! ほかにも来館者のかたに抽選とはなりますが、記念品もプレゼントいたします。 ぜひご家族でお越しく...
続きを読む2019年12月 20年ほど前、中国の西安で、前漢の長安城の瓦を調査しました。当時、平城宮の瓦を研究していた私は、長安城の瓦から何ともいえない違和感を覚えました。その違和感は何か、しばらくして気づきました。文様の笵の違いです。長安城の軒瓦は、日本と同じく、文様をかたどった笵を粘土に押して文様をほど...
続きを読む2019年12月 奈良には建てられてから1200年を超える古代建築がたくさん残っています。これらの古代建築は主に木造で、見るたびに私はその全体の雄大さに心を癒されます。 ところで、電動工具がない古代に、これらの建築の部材はどのようにして製材されたのでしょうか? 山に生えている原木は、伐採ののち製...
続きを読む(2024年3月末まで) 今回紹介する建造物研究室の室員は、組織上は筆者ひとりですが、調査研究をひとりでおこなっているわけではありません。研究所の他部署に属している建造物の専門家と協力して、さまざまな調査研究をおこなっています。 社寺、民家、近現代建築などの各時代の建物のみならず、時として土木遺...
続きを読む平城宮跡資料館秋期特別展「地下の正倉院展-年号と木簡-」第1~3期解説シートを電子公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 第1期:https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/64973 第2期:https://sitereports.nabunken.go....
続きを読む奈良文化財研究所では奈良市内の中学校による職場体験学習活動に協力しています。 令和元年度受入中学校 期 間 日 数 奈良市立平城中学校(2名) 6月11日(火)~13日(木) 3日間 奈良市立富雄中学校(2名) 11月 6日(水)~ 8日(金)...
続きを読むこのたび、以下の機能を追加しました。 〇書誌ページQRコード表示機能書誌詳細ページに書誌情報を示すDOIのQRコードを表示します。QRコードは、画像ファイルとしてダウンロード可能です。配布資料や案内看板等に、参考資料のQRコードを掲載することで、過去資料の活用が簡便になります。なお新規登録コンテンツ...
続きを読む2019年4月に公開した発掘調査報告書総目録 新潟県編 https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/49569の書誌情報を全国遺跡報告総覧に登録しました。 新潟県 発行機関一覧 https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/list/15...
続きを読む10月12日より開催しております「地下の正倉院展 -年号と木簡-」ですが、最後の展示替えを行い、Ⅲ期目に突入しています。 先週15日には3回目のギャラリートークを開催し、多くの方にお越しいただきました。 Ⅲ期目も木簡25点(うち国宝4点)を展示しており、それぞれが奈良時代の色々な情報をわたしたちに物...
続きを読む2019年11月 考古学研究などという風変わりなことを仕事にしてしまうと、普段の生活の中の景色の中でも人の活動の「かけら」を見つけてしまいます。道を歩いていても、ここは少し小高いから集落がありそうだナア、とか、あの地割は古そうダゾ、とか、あそこは意図的に地形を削って何か建てたのカナ、とか。「おそら...
続きを読む改元・即位の年であることに因み、平城宮跡内で確認されている、奈良時代の即位儀礼に関わる遺構を紹介する試みとして、ARアプリケーション「AR幢旗」を製作し、去る11月9日(土)に開催された第125回公開講演会に際し、その体験会を実施しました。 AR(Augmented Reality、拡張現実)は...
続きを読む改元・即位の年であることに因み、平城宮跡内で確認されている、奈良時代の大嘗宮の遺構を紹介する試みとして、リーフレットを作成しました。 大嘗祭は、天皇が即位後、初めておこなう新嘗祭です。11月下旬に五穀豊穣や国家安寧を祈願するためにおこなう収穫祭で、新米を炊いたご飯やお酒を神々に備え、天皇自身もこ...
続きを読む去る、令和元年11月9日(土)に第125回公開講演会を当研究所平城宮跡資料館講堂において開催しました。 松村所長による挨拶の後、松永研究員による「土でつくったささげもの-土製模造品からみた古墳祭祀のうつりかわり-」、山口研究員による「デジタル技術で結ぶ人と未来と文化財」と題しての講演があり、引き...
続きを読む朝晩がぐっと寒くなり、冬の訪れを感じさせる今日この頃。 平城宮跡資料館では「地下の正倉院展 -年号と木簡-」を開催しています。 もうお越しいただけましたか? 展覧会も第Ⅱ期をむかえ、いま出ている木簡は今週末までの展示となります。 今回は「年号」をテーマとし、「大宝」から「延暦」までの年号が...
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