
2020年4月 文化財を写真で記録し遺す。私の所属する写真室の現在の業務です。 写真を使って文化財を遺すことは実は古くからおこなわれています。近代写真技術が発明されたのは1830年代のダゲレオタイプ(いわゆる「銀板写真」)と言われています。写真機材が日本に渡来したのは1840年代の終わり頃、日本...
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環境考古学研究室は、発掘調査で出土した動物の骨などから、過去の自然環境や食生活、生業など、人と自然がどのように関わりながら生きていたのか、その歴史を明らかにするための調査・研究をしています。 研究室の業務は、(1)出土資料の調査研究、(2)現生標本の収集・公開、(3)研修の実施、に大きく分けら...
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奈良文化財研究所学報第95冊「日韓文化財論集Ⅲ」を電子公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/63019 目次 ・日韓王陵級古墳における墳丘の特質と評価(青木 敬) ・高興野幕古墳からみた5世紀の対外交渉(権 宅章...
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平城宮跡の桜の開花状況をお知らせいたします。 全体的に五分~七分咲きとなっております。 佐伯門付近の並木の一部の品種はすでに満開となっております。 平城宮跡資料館付近 平城宮跡資料館付近 平城宮跡資料館付近 平城宮跡資料館付近 平城宮跡資料館付近 平城宮跡資料館付近 推定宮内省付近 遺構展示館付近 ...
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奈良文化財研究所学報第77冊「日韓文化財論集Ⅰ」を電子公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/62994 目次 ・日韓宮殿の設計思想について(内田 和伸) ・新羅王京の造営計画についての一考察(黄 仁鎬) ・庭園ス...
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平城宮跡の桜の開花状況をお知らせいたします。 連日、暖かな気候が続きましたので開花が進んでおります。 平城宮跡資料館付近 平城宮跡資料館付近 平城宮跡資料館付近 平城宮跡資料館付近 第二次大極殿付近 推定宮内省付近 推定宮内省付近 推定宮内省付近 推定宮内省付近背後の野鳥はモズ(百舌)(2017年1...
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平城宮跡の桜の開花状況をお知らせいたします。 日本気象協会発表の奈良市の予想開花日は、3月21日です。 来週中には開花の第一報をお届けできるかと思います。 平城宮跡資料館付近 平城宮跡資料館付近 平城宮跡資料館付近 平城宮跡資料館付近 平城宮跡資料館付近 平城宮跡資料館付近 第二次大極殿付近 推定宮...
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このたび、ウシの骨格図譜を刷新いたしました(2020年3月18日更新)。 大型哺乳類のために撮影作業は難航しましたが、これまで更新した動物たちとおなじように、大幅に部位データが増加され充実したものとなりました。遺跡から出土する牛骨への対応はもちろんのこと、それ以外の用途にもいろいろとご活用いただ...
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2020年3月 このコラムのタイトルにもなっている作寶樓の主、長屋王(676?-729)に関わる長屋王家木簡35,000点の発見(1988年)から、もう30年以上が経ちました。発掘調査によって住人を特定できた稀有の事例で、それも木簡の発見があればこそでした。 長屋王家木簡は、平城遷都直後の710...
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奈良文化財研究所学報第87冊「日韓文化財論集Ⅱ」を電子公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/63012 目次 ・7世紀の日本都城と百済・新羅王京(小澤 毅) ・新羅王京の整備における基準線と尺度(黄 仁鎬) ・日...
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このたび奈良文化財研究所編『木簡 古代からの便り』が岩波書店から刊行されました(2020年2月26日初版)。 これは2018年4月7日から2019年3月30日まで、朝日新聞土曜版beに、「木簡の古都学」として47回にわたって連載したものに補訂を加え、若干の新稿とともに新たに編集したものです。 ...
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(2024年3月末まで) 【飛鳥時代の考古学―『日本書紀』『続日本紀』を掘る】 都城発掘調査部がおこなう発掘調査には、歴史学のスタッフが考古学の研究者とチームを組んで参加しています。歴史時代の考古学は、文字で記された史料が重要な手がかりとなるからです。藤原宮跡で検出した7基の柱穴が『続日本紀』にみえ...
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平城宮跡資料館東の梅林の開花状況をお知らせいたします。 全体的に満開となっております。日当たりの良い場所では、すでに散り始めている樹々もございます。 以下、平城宮跡資料館の東側梅林 撮影場所 クリックで拡大していただけます ...
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奈良文化財研究所研究報告第24冊「デジタル技術による文化財情報の記録と利活用2」を電子公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/69974 目次 凡 例 1.文化財情報のオープン化・ネットワーク化 [1]考古学に...
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2月21日(金)に、平城宮跡資料館にて開催しております「発掘された平城 2019」の関連イベントとして研究員によるギャラリートークを行いました。当日は天気も良く、多くのお客様にお越しいただきました。 第2回目となる今回は西大寺旧境内の発掘調査に関するお話です。 本調査では大型の掘立柱が発見され...
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平城宮跡資料館東の梅林の開花状況をお知らせいたします。 全体的に五分咲き~七分咲きです。 今年は記録的な暖冬の影響をうけて、開花も例年より二週間ほど早くなっております。 花の蜜を求めて飛び交う野鳥、メジロが「チーチーッ」と可愛い鳴き声を発しながら梅の木に集まってきています。 梅の花と野鳥に出会える早...
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2020年2月 鹿児島県を旅行中、聞きなれない言葉を耳にしました。 「全部になりました。」 鹿児島地方では普通に使う言葉で、意味は「全部無くなった」とのこと。面白い表現だなあと感心してしまいました。 それからしばらくして、狂言を鑑賞してました。すると、空っぽになったことを、 「皆(みな)に...
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以下の2つの機能を公開しました。より網羅的なテキスト全文検索を目指します。 キーワード検索時に類義語およびOCR誤認識用語(表記ゆれ)の登録がある用語の場合、検索結果にチェックボックスが表示されます。 〇類義語を含めた検索専門用語の使い方は、専門家の認識や研究史に基づきます。ただし研究成果を社会に普...
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平城宮跡資料館では、2月1日(土)より「発掘された平城 2019」と題して2018年度の発掘調査の成果をご紹介しています。 今回は、平城宮東院地区、平城宮東区朝堂院、西大寺旧境内、左京二条二坊十五坪の発掘調査と楊梅宮に関する最新の研究成果を取り上げました。 会期期間中は研究員によるギャラリート...
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