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地下の正倉院展は今週末まで!

10月12日より開催しております「地下の正倉院展 -年号と木簡-」ですが、最後の展示替えを行い、Ⅲ期目に突入しています。
先週15日には3回目のギャラリートークを開催し、多くの方にお越しいただきました。

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Ⅲ期目も木簡25点(うち国宝4点)を展示しており、それぞれが奈良時代の色々な情報をわたしたちに物語ってくれています。
なかでも注目して頂きたいのはこちらの木簡。

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薬師寺境内で出土した木簡ですが、「霊」の下に何かが描かれています。
みなさん何が描かれているか分かりますか?
同じ遺構から霊亀二年の年紀をもつ木簡が複数見つかっていることから、「亀」の文字の代わりに亀の絵を描いたものとみています。
つまり、「霊」と亀の絵を描くことによって、「霊亀」の年号を示した可能性があるのです。
そうだとしたら、なんとも微笑ましい奈良時代の人の様子が浮かんできますよね。

本展覧会は11月24日(日)まで。

実物の木簡を間近で見られるこの機会をお見逃しなく!!

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