なぶんけんブログ|奈良文化財研究所に関する様々な情報を発信します。

全国遺跡報告総覧:都道府県別の発掘調査報告書総目録 新潟県編の公開

全国遺跡報告総覧:都道府県別の発掘調査報告書総目録 新潟県編の公開

これまで戦前を含め発掘調査報告書の発行数は不明であり、十数万~二十万冊とも言われてきました。奈良文化財研究所(以下、奈文研)では、実数を確定するため、全国の発掘調査報告書の総目録を作成しています。新潟県編が完成しましたので、公開します。 URL(全国遺跡報告総覧):発掘調査報告書総目録 新潟県編 h...

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烏形の幢は八咫烏か

烏形の幢は八咫烏か

2019年4月   藤原宮大極殿院の南門前から2016年の夏に発見された7本の幢幡遺構。その配置と性格について、2017年3月1日の作寶楼「藤原宮の幢幡遺構を読み解く」で私見を述べました。その際に未解決の課題として残されたのが、中央に位置する烏形の幢の性格でした。この烏形幢は、四神幡や日月像と異なり...

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桜の開花状況2019(満開)

桜の開花状況2019(満開)

平城宮跡の桜の開花状況をお知らせいたします。 今まさに満開を迎えた平城宮跡にぜひお越しください。 平城宮跡資料館付近 第一次大極殿を望む 第二次大極殿付近 第二次大極殿付近 第二次大極殿付近 礎石 第二次大極殿付近 第二次大極殿付近 東区朝堂院付近 東区朝堂院付近から第一次大極殿を望む 東区朝堂院付...

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藤原宮跡資料室 特集展示「埋(うず)もれた大宮びとの横顔―薬・まじない・庄園の木簡」

藤原宮跡資料室 特集展示「埋(うず)もれた大宮びとの横顔―薬・まじない・庄園の木簡」

 奈良文化財研究所では、2019年1月に『藤原宮木簡四』を刊行しました。本展示では、『藤原宮木簡四』に掲載した木簡から、藤原宮の時代に用いられた薬の木簡、まじないの符号を記した呪符、藤原宮の跡地に営まれた庄園で平安時代初期に作成された大型の帳簿など、計21点を、2期に分けてご紹介します。  普段、目...

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全国遺跡報告総覧:欧州考古学情報基盤ARIADNE Plusへの奈良文化財研究所の参画について

全国遺跡報告総覧:欧州考古学情報基盤ARIADNE Plusへの奈良文化財研究所の参画について

1、ARIADNE Plus参画の概要 ARIADNEは、多国間での考古学情報を統合し、相互連携によって多くの人が情報にアクセスしやすくするシステムの構築、コミュニティの組成に取り組んでいるEUの事業です。 第二期計画であるARIADNE Plusでは、ヨーロッパ各国に加え、日本・アメリカ・アルゼン...

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桜の開花状況2019(五分~八分咲き)

桜の開花状況2019(五分~八分咲き)

平城宮跡の桜の開花状況をお知らせいたします。 今週は強い寒気の影響をうけ、季節外れの寒さに見舞われました。 一転して、今週末はうららかな陽気に包まれ、絶好のお花見日和になりそうです。 春本番を迎えた平城宮跡にぜひお越しください。 平城宮跡資料館付近 平城宮跡資料館付近 平城宮跡資料館付近 第二次大極...

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遺跡に刻まれた災害の爪痕

遺跡に刻まれた災害の爪痕

2019年4月   先日(3/8)、平城宮跡資料館で開催されている「発掘された平城2017・2018」(2019/2/2~3/31)のギャラリートークで、平城京跡で発見された地震の痕跡についてお話しさせていただきました。平城宮の正門・朱雀門の周辺から出土した人形や、法華寺旧境内から出土した井戸枠の磚...

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桜の開花状況2019(咲き始め)

桜の開花状況2019(咲き始め)

 平城宮跡の桜の開花状況をお知らせいたします。  ふっくらとしたつぼみが少しづつ開花しています。  これから一気に春の陽気に包まれる平城宮跡。ぜひお花見にお越しください。 平城宮跡資料館付近 平城宮跡資料館付近 第二次大極殿付近 推定宮内省付近 東区朝堂院付近 東区朝堂院付近 撮影場所 クリックで拡...

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東院庭園のモモ(満開)

東院庭園のモモ(満開)

 先日ご紹介しました東院庭園のモモの開花状況をお知らせいたします。  春の陽気のもと、満開に咲き誇っています。  ぜひ東院庭園まで足をお運びください。 東院庭園のモモ(以下同) 撮影場所 クリックで拡大していただけます...

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森蘊 旧蔵資料 目録の公開

森蘊 旧蔵資料 目録の公開

 森蘊(もり・おさむ、1905-1988)は、昭和を代表する庭園史家であり、作庭家としても活躍した人物です。奈文研が創建された昭和27年(1952)から、昭和42年(1967)に退官するまで、建造物研究室長を務めました。奈文研退官後は「庭園文化研究所」を設立し、京都の浄瑠璃寺庭園、奈良の円成寺庭園、...

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東院庭園のモモ(五分咲き)

東院庭園のモモ(五分咲き)

 先日ご紹介しました東院庭園のモモの開花状況をお知らせいたします。  現在は五分咲きとなっております。  いよいよ満開を迎える可憐なモモの花。ぜひ東院庭園まで足をお運びください。 東院庭園のモモ(以下同) 撮影場所 クリックで拡大していただけます...

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全国遺跡報告総覧:都道府県別の発掘調査報告書総目録 高知県・島根県編の公開

全国遺跡報告総覧:都道府県別の発掘調査報告書総目録 高知県・島根県編の公開

これまで戦前を含め発掘調査報告書の発行数は不明であり、十数万~二十万冊とも言われてきました。奈良文化財研究所(以下、奈文研)では、実数を確定するため、全国の発掘調査報告書の総目録を作成しています。高知県・島根県編が完成しましたので、公開します。 URL(全国遺跡報告総覧):高知県編 https:/...

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生命力

生命力

 東院庭園の一角にあるモモの木。  発掘調査によって池の堆積土から採取した種子や花粉などを分析した結果、モモは奈良時代後期の東院庭園に植えられていたと推定されています。  庭園内を順路通りに進んでいくと出口付近に植えられており、毎年3月下旬頃から可憐なピンク色の花を咲かせます。 満開時の様子(201...

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梅便り2019(満開)

梅便り2019(満開)

 平城宮跡内の梅林の開花状況をお知らせいたします。  全体的にほぼ満開の状態です。  メジロも「チーッチーッ」と可愛い鳴き声を響かせながら、蜜を求めて枝から枝へと渡ってゆきます。   心地よい春の風を感じながら、ぜひ散策をお楽しみください。 平城宮跡資料館東の梅林(以下同) メジロ メジロ ヒヨドリ...

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『デジタル技術による文化財情報の記録と利活用』を刊行しました

『デジタル技術による文化財情報の記録と利活用』を刊行しました

奈良文化財研究所 研究報告21『デジタル技術による文化財情報の記録と利活用』2019を発行しました。http://doi.org/10.24484/sitereports.33189 平成30年(2018)9月18日(火)から21日(金)にかけて、奈良文化財研究所にて開催した平成30年度文化財担当者...

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優等生は芯が強い?

優等生は芯が強い?

2019年3月   立派な木製品が出土したよ!――こうした明るい声の報告が発掘担当者から寄せられることがあります。この「立派」というのは、人力では持ち上げられないほど大きいという意味や、とても1000年以上ものあいだ地下に埋まっていたとは思えないほどかたくしっかりしているといった意味であることが多い...

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ギャラリートークのお知らせ

ギャラリートークのお知らせ

 現在、平城宮跡資料館で開催中の「発掘された平城2017・2018」では、平城宮・京での最新の発掘調査成果をご紹介しています。今回は、平城宮の正門・朱雀門の周辺や、昨年10月に中金堂が再建された興福寺境内の調査、いくつかの発掘調査の際にみつかった地震の痕跡など、計8つのコーナーが設けられています。 ...

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梅便り2019(三分~五分咲き)

梅便り2019(三分~五分咲き)

 平城宮跡内の梅林の開花状況をお知らせいたします。  全体的に三分~五分咲きですが、東院庭園付近は満開の樹木もあります。  早春の平城宮跡を甘い梅の香りに包まれながら散策してみませんか。 平城宮跡資料館東の梅林(以下同) 東院庭園駐車場の梅林(以下同) 東院庭園の梅林(以下同) 撮影場所クリック...

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平成29年度遺跡整備・活用研究集会報告書

平成29年度遺跡整備・活用研究集会報告書

「史跡等を活かした地域づくり・観光振興― 平成29年度 遺跡整備・活用研究集会報告書―」を電子公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/35935 目次 凡 例 はじめに   史跡等を活かした地域づくり・観光振興 Ⅰ...

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奈良時代、美しい文字の裏側

奈良時代、美しい文字の裏側

2019年2月   平城宮跡資料館では、毎年秋に「地下の正倉院展」で木簡の実物を展示しています。けっして見栄えする遺物とはいえない木簡ですが、来場者の方からは、毎年必ずと言っていいほど「木簡の文字がきれいで、読みやすくて、感動した」という感想をいただきます。  奈良時代の出土文字資料の中には、時に目...

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