『奈良文化財研究所紀要2015』(Bulletin of National Research Institute for Cultural Properties, Nara)を電子公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://sitereports.nabunken.go.jp/...
続きを読む去る、平成30年11月10日(土)に第123回公開講演会を当研究所平城宮跡資料館講堂において開催しました。 松村所長による挨拶に引き続き、所長から「烏形の幢は八咫烏か」と題しての特別講演、高田研究員による「全国遺跡報告総覧と考古学ビッグデータの可能性」、山藤研究員による「シルクロード天山北路の東...
続きを読む2018年11月 元日朝賀と即位式は、古代国家にとって最も重要な儀式でした。これらの儀式に用いられたのが、烏・日月・四神をモチーフにした7本の宝幢・四神旗(幡)(以下、幢旗(幡))です。平安時代の史料には、主柱に2本の脇柱が付く3本柱の幢旗が大極殿の前に7本横一列に並ぶと規定されています。198...
続きを読む平城京造営語る遺構保存 奈良文化財研究所の新庁舎が完成し、10月から新庁舎での業務が始まります。当初の計画よりも2年遅れの完成となりました。 その理由は、発掘調査で発見された遺構を保存するために、建物の配置や設計を全面的に変更したからです。 見つかったのは、秋篠川の旧流路や、碁盤の目状に区画し...
続きを読む最新ITで木簡解読 漢字の試験で、トメかハネか迷い、「どちらでも良いのに......」と思ったことはありませんか。 古代の木簡の文字は、トメやハネに限らず、「いい加減」な文字に満ちあふれています。古代人は、現代人よりも文字の「許容範囲」が広いのです。 このおおらかさ、なんとも魅力的ですが、木簡...
続きを読む「奈文研ニュースNo.70」(NABUNKEN NEWS No.70)を電子公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/23074 目次 ・EU考古学情報基盤ARIADNEと全国遺跡報告総覧の連携に向けて(高田 祐一・...
続きを読む2018年10月 皆さんは飛鳥資料館の平成30年度春期特別展「あすかの原風景」はご覧になりましたでしょうか? その展示室の片隅に、空中写真や古絵図を自由に拡大縮小表示するPCが置かれていたことにお気づきになりましたか? この装置は、飛鳥資料館の西田研究員が調査した古地図の画像と現在の風景とを...
続きを読む往時を体感 歴史公園へ 国の特別史跡である平城宮跡は、さまざまな手法で遺跡の姿を表示しています。例えば、朱雀門や東院庭園、第一次大極殿は実際の建物が復原されていますが、第二次大極殿では建物の基壇と礎石で遺構を表しています。また、内裏では、ツゲの木を柱跡に植えて丸く刈り込み、建物の柱のように表現して...
続きを読む去る、10月13日(土)10時から16時まで、東京有楽町朝日ホールにて、第10回東京講演会を開催いたしました。これは日頃関西を中心に活動している奈文研の調査・研究活動の成果を、広く東日本の皆様にもご紹介しようと2010年から始めた企画です。 今回は、『藤原から平城へ 平城遷都の謎を解く』と題し、...
続きを読む平成30年度 平城宮跡資料館 夏のこども展示「たいけん!なぶんけんノート」リーフレット を電子公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/23024 1ページ目 ...
続きを読む平成30年度 報告書データベース作成に関する説明会を全国5カ所で開催します。 詳細は下記をご確認ください。 https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/abouts/setumeikai2018...
続きを読む9月22日夕刻、恒例となりました東院庭園での秋の催し、東院庭園庭の宴を開催いたしました。 神護景雲元年(767)4月14日、東院に玉殿が完成し群臣が集まりお祝いをしたことが『続日本紀』に記されております。本年はその後の内輪の宴を天平の衣装を纏った人々が再現しました。また、研究所研究員による、「東...
続きを読む2018年10月 最近、我が家では子どもと一緒に「十六むさし」というゲームで遊んでいます。 十六むさしとは、四角と三角の外枠に縦横斜めの線を引いた盤面(図1)の上で、親駒と子駒を交互に動かして遊ぶ対戦ゲームです。親駒1個、子駒16個でゲームを開始し、親駒が子駒の間に入ったら子駒を捕って数を減らす...
続きを読む国内最強 更なる成果へ 健康診断などで利用しているX線CT(X線コンピューター断層撮影)。文化財の調査に使われるX線CTは、なんと医療用の約10倍もの強いエネルギーを必要とします。 X線CTを用いれば、非破壊で文化財の内部構造の3次元情報を得ることができます。考古学的な研究に有効なだけでなく、文...
続きを読む平成30年9月15日(土)、藤原宮大極殿院の発掘調査(飛鳥藤原第198次調査)の現地説明会を開催しました。 発表資料はこちらです。 >>電子公開ページ 発掘担当者からのコメント:都城発掘調査部 主任研究員 廣瀬 覚 報告者の晴れ男力で当初の雨予報を覆し、なんとか曇りまでもっていったのですが、前日...
続きを読む奈良文化財研究所は平成25年より「本庁舎建替事業」を実施してきました。 地下遺構の保存に配慮した大幅な設計変更により、本庁舎建設工事の完成予定時期が当初の予定から2年遅れましたが、このたび平成30年3月末をもって本庁舎が完成し、9月には移転も完了いたしました。平成30年9月25日から奈良文化財研究所...
続きを読む2018年9月 関西といえば、古代建築をはじめ古建築の宝庫ですが、明治以降につくられた近代建築もまた多く残っています。特に大阪には、大大阪時代と呼ばれた大正後期から昭和初期に建てられた、優れた近代建築が多く残っています。この頃の建築の主流は、ヨーロッパの建築様式を駆使してつくられる様式主義建築で...
続きを読む去る2018年8月21日(火)・22日(水)の両日、「奈良の都の木簡に会いに行こう!2018」(日本学術振興会ひらめき☆ときめきサイエンスプログラム。奈良文化財研究所・日本学術振興会共催、奈良県教育委員会・奈良市教育委員会後援)を実施しました。昨年多数のご応募をいただきましたので、今年は15名ずつ...
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