なぶんけんブログ|奈良文化財研究所に関する様々な情報を発信します。

「ならのみやこのしょくぶつえん」ギャラリートーク②

 平城宮跡資料館では、9月1日まで「ならのみやこのしょくぶつえん -土の中の花鳥風月-」を開催しております。閉園まで残すところ、2週間をきりました。みなさん来園していただけましたか?

 展示の関連イベントとして、先日8月9日(金)に第2回目のギャラリートークを行いました。

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 奈文研研究員による平城宮・京跡から出土した植物のタネを中心とするお話でした。

 出土したタネや花粉から、平城宮・京にどういった植物が生育していたのか、奈良の都の人々がどういった生活をしていたのか、ウンチのお話、籌木(ちゅうぎ)の話を交えながら楽しく解説してもらいました。(※「籌木」とは今でいうトイレットペーパーのようなもの。あやしげな帽子をかぶっていますが、ちゃんとわけがあったんです!)

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 お子さんたちも興味津々!写真は、遺跡からでてきた大量のウリのタネをみてもらっています。

 研究員の生の説明を聞く機会はなかなかないので、大人の方だけではなくお子さんにも考古学に触れるいいきっかけとなったのではないでしょうか。

 ギャラリートークは8月9日で最後となりましたが、関連イベントの最終回として今週金曜日の8月23日14:30からワークショップを予定しています。

 1300年前の人が描いたイラストや文様をかたどったスタンプを使ってオリジナルバッグを作ろう!というものです。
 ぜひ、夏休み最後の思い出作りとしてご家族そろってお越しください!

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