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全国遺跡報告総覧:奈文研抄録データベースの全国遺跡報告総覧への統合完了のお知らせ

このたび、全国遺跡報告総覧(以下、遺跡総覧)は、奈良文化財研究所抄録データベース(※1)を統合しました。
これにより、遺跡総覧が保持する発掘調査報告書(以下、報告書)の書誌情報は、約61,000件(統合前から約29,000件増)、抄録情報は約126,000 件(統合前から約70,000件増)となりました。
統合した書誌には、CiNiiBooksのNII書誌ID(NCID)と国立国会図書館の全国書誌番号(JP番号)を付与することで、それぞれの図書データベースにもアクセス可能です(付与作業は進行中)。長く灰色文献として扱われていた報告書の一層の可視化を図り、より幅広い検索を可能にする点において、大きな意味を持つものです。

<検索ページ>全国遺跡報告総覧 遺跡 (抄録) 検索
URL: https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/search-site

<統合の効果>
本件は、2019年1月に案内した全国埋蔵文化財法人連絡協議会(以下、全埋協)が運営する報告書抄録データベースの統合(※2)に続くもので、1回の検索でより網羅的な報告書情報の検索が可能となりました。
また、地方公共団体などの報告書発行機関においては、報告書の抄録情報を遺跡総覧に直接Web入力できるようになり、登録作業の省力化が図られます。登録データの自動チェック機能などにより、メタデータの品質向上にもつながります。
今後、遺跡総覧は、抄録情報の迅速な提供を行うとともに、長期的には全国各地で発行された報告書全文データの公開に取り組んでまいります。

(※1)報告書抄録と抄録データベース
抄録は、発掘調査報告書の書誌的事項と、所収遺跡やその調査内容に関する情報を掲載したもので、所収遺跡の情報としては所在地・時代・種別・遺構・遺物等を記載することとされています。文化庁記念物課から1994年4月27日付け「埋蔵文化財発掘調査報告書の抄録の作成について」(6保記第16号)が都道府県あてに出され、関係機関の協力によって、現在では大半の報告書に添付されています。

(※2)全埋協抄録データベースの全国遺跡報告総覧への統合完了のお知らせ(なぶんけんブログ)
https://www.nabunken.go.jp/nabunkenblog/2019/01/shoroku.html

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