なぶんけんブログ|奈良文化財研究所に関する様々な情報を発信します。

平城宮跡第一次大極殿院地区の発掘調査(平城第520次調査)現地説明会のご報告

平城宮跡第一次大極殿院地区の発掘調査(平城第520次調査)現地説明会のご報告

平成26年3月8日(土)、平城宮跡第一次大極殿院地区の発掘調査(平城第520次調査)の現地説明会を開催しました。 当日は715名の方にご参加いただきました。 現地説明会資料はこちらです。 >>電子公開ページ 【発掘担当者からのコメント:遺構研究室研究員 海野 聡】 復原された平城宮第一次大極殿の目の...

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遺跡をはかる

遺跡をはかる

2014年3月  春遠からじ、といえどまだまだ寒い日がありますね。寒がりの私は外に出るだけでも嫌な季節ではありますが、日々奈文研では発掘調査が進められています。  発掘調査というと竹べらで慎重に土を掘っていくイメージがありますが、それは作業のほんのひと時でしかありません。多くの時間を要する作業に記録...

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飛鳥資料館 映像コーナー移動中

飛鳥資料館 映像コーナー移動中

まだまだ工事が続き、ご迷惑をお掛けしております。現在工事のため、地階にあった映像コーナーが1階ロビーに移動しています。ここのコーナーでは飛鳥資料館が制作した10本の映像を公開中です。おすすめは「高松塚古墳の歴史」。22分で長めですが、高松塚古墳の発掘に関わった方にインタビューし、壁画発見をドラマで再...

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梅便り 2014(八分咲き)

梅便り 2014(八分咲き)

東院庭園周辺の梅の開花状況をお知らせいたします。 こちらの紅梅は平城宮跡資料館東のものとは色合いが異なり、ほぼ満開です。(2014年3月12日) ...

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今日は休館日

今日は休館日

本日は、昼前から雪になりました 休館日のため前庭はひっそりとしています。 冬の企画展も今週いっぱい(16日まで)で終了します。どうぞお早めにお越しください。   ...

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梅便り2014 (五分咲き)

梅便り2014 (五分咲き)

平城宮跡資料館東の梅林の開花状況をお知らせいたします。 全体的につぼみが目立つ状態ですが、一部開花が早い樹もあります。(2014年3月7日) ...

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家の作りようは冬を旨とすべし?

家の作りようは冬を旨とすべし?

2014年3月  中国の天津市にある遼代の楼閣建築、独楽寺観音閣を見に行ったときのこと、昼食をとりに近くの食堂へ行きました。そこは大鍋料理を看板に掲げていて、円卓の中央に大きな鍋が据えてありました。その円卓の足元を見ると焚き口が付いていて、直火で鍋を加熱しています。焚き口の反対側からは、床を這って煙...

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宇治・白川地区の坊棚田

宇治・白川地区の坊棚田

 平等院や宇治上神社のある中宇治地区から山をひとつ隔てた南側、直線距離で1kmほどしか離れていない場所に宇治市の白川地区がある。東西に伸びる谷筋にひっそりと集落がたたずみ、その谷間を埋めるように茶園と水田が展開する、まるで隠れ里のような場所である。   図1は明治中期の地籍図から復元した白川中心部の...

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宇治橋通りの庇と出格子

宇治橋通りの庇と出格子

 宇治の文化的景観の中核をなす宇治橋通りは、平安貴族の別荘地として区画された格子状街区を斜めに横断するように、12世紀頃に新設された通りである。中世末以来、宇治の茶業を取り仕切った「茶師」と呼ばれる特権的な茶業家が屋敷を連ね、近代以降は多くの茶師が没落して茶商の時代へと移り、さらに宇治の都市的発展に...

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飛鳥資料館 ただいま改修工事中です

飛鳥資料館 ただいま改修工事中です

工事に伴い、第1展示室の一部を閉鎖していますが、 高松塚古墳出土品、飛鳥寺出土品など見て頂けます! ご迷惑をお掛けしますが工事は3月末までの予定です。     ...

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消えた煉瓦の行方

消えた煉瓦の行方

2014年2月  奈良時代前半、平城宮の中心部である大極殿の前面には、煉瓦の積まれた巨大な壁が、高さ約2m、幅約100mにもわたり築かれていました。専門用語では、この煉瓦は「磚(せん)」とよばれ、磚の積まれた壁は「磚積擁壁(せんづみようへき)」とよばれます。この磚積擁壁は、大極殿を一段高い位置にみせ...

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ギャラリートーク開催しました

ギャラリートーク開催しました

22日(土)にギャラリートークを開催しました。次回は3月9日(日)です。 ...

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キトラ古墳壁画

キトラ古墳壁画

キトラ古墳壁画の白虎と玄武の公開は先月終了しましたが、 精細な壁画の写真パネルを展示しています。 漆喰を吹き付けた特殊な用紙に印刷したもので、 まるで本物のような質感が再現されていますよ。 第1展示室隣の閲覧室でご覧いただけます。 ※こちらのパネルは2014年3月19日から東京展に...

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奈文研Facebookページ公開

奈文研Facebookページ公開

奈良文化財研究所の公式Facebookページを開設しました。 催し物など情報発信していきます。   奈良文化財研究所&平城宮跡資料館 https://www.facebook.com/nabunken   奈良文化財研究所 飛鳥資料館 https://w...

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平城宮跡は雪景色

平城宮跡は雪景色

平城宮跡の雪景色です。 ...

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史跡等の意義を伝えるための空間デザイン

史跡等の意義を伝えるための空間デザイン

2014年2月  当研究所本庁舎の近くを走る近鉄奈良線が開通したのは、今から100年前のことだそうです。ちょうどその頃、平城宮跡における最初の整備事業が、1913年に結成された奈良大極殿阯保存会により行われています。1922年の史跡指定後もさらに整備され、その範囲は第二次大極殿を中心として内裏南半と...

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平成25年度冬期企画展「飛鳥の考古学2013」

平成25年度冬期企画展「飛鳥の考古学2013」

  飛鳥資料館では、奈良県立橿原考古学研究所や明日香村教育委員会と協力して、飛鳥地域の遺跡の発掘調査や調査研究成果を紹介する冬期企画展「飛鳥の考古学」を平成18年度から開催して まいりました。今年度で8回目となります。  今回は、奈良文化財研究所・奈良県立橿原考古学研究所・明日...

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藤原宮跡資料室ロビー パネル展示「震災復興調査とその支援」

藤原宮跡資料室ロビー パネル展示「震災復興調査とその支援」

東日本大震災から3年。現在、被災各地では復興事業が進められ、それに伴って多くの発掘調査がおこなわれています。奈文研では、これまで実施してきた文化財レスキューに加え、こうした復興調査の支援もおこなっています。今回の展示では、奈文研が携わった復興調査の概要や最新技術を写真パネルで紹介しています。被災地...

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温度や湿度に注意―文化財の展示・保管―

温度や湿度に注意―文化財の展示・保管―

2014年1月  今日は寒いなと思って窓から外を眺めると雪が舞っていました。日本には春夏秋冬があり、四季折々の景色に感動することもしばしばですが、夏は蒸し暑く、冬は寒く乾燥するという環境は、文化財には少なからず注意が必要となります。  多くの文化財は温度や湿度にとても敏感です。材質による違いはありま...

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天平人の腹をさぐる

天平人の腹をさぐる

2013年12月  2009年の1月、平城宮東方官衙地区でウンチが発見されました。円形の穴がいくつかみつかり掘り下げてみると、クソベラとウリの種がたくさん出てきたのです。ウンチだとわかったのは土の中から多量の寄生虫の卵が検出されたからです。 寄生虫のなかには人間のお腹の中で成虫になり卵を産む種類がい...

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