「文化的景観」という概念は、いまだ、日本では一般的とはいいがたい。その一因に、「景観」という語が指し示す内容の曖昧さがある。「景観」といわれて普通に想定するのは、物理的な眺めのことであろう。けれども、文化的景観は、物理的な眺めを形成するバックグラウンドとしての生業と生活に力点が置かれた概念と...
続きを読む平成26年度 飛鳥資料館 春期特別展の開催が決まりました。 https://www.nabunken.go.jp/asuka/kikaku/26.html ...
続きを読むはじめに 平成23年3月11日、東日本を襲った大地震は、巨大津波も引き起こし、多くの尊い生命とそこに暮らしていた人々の生活だけでなく、地域に連綿と息づく暮らしの中で育まれた多くの文化財もまた深刻な被害を受けました。この被災した文化財を救い出すために、文化庁が中心となって文化財レスキュー事業が...
続きを読む現在、被災各地では復興事業の本格化に伴い、多くの発掘調査がおこなわれています。発掘調査の迅速化に向けて、全国の地方公共団体から派遣された多くの専門職員の方々がその支援にあたっています。 こうした状況を受け、奈文研としても、発掘調査関連技術による支援をおこなうこととしました。25年度は、岩手県陸前...
続きを読む平成26年3月8日(土)、平城宮跡第一次大極殿院地区の発掘調査(平城第520次調査)の現地説明会を開催しました。 当日は715名の方にご参加いただきました。 現地説明会資料はこちらです。 >>電子公開ページ 【発掘担当者からのコメント:遺構研究室研究員 海野 聡】 復原された平城宮第一次大極殿の目の...
続きを読むまだまだ工事が続き、ご迷惑をお掛けしております。現在工事のため、地階にあった映像コーナーが1階ロビーに移動しています。ここのコーナーでは飛鳥資料館が制作した10本の映像を公開中です。おすすめは「高松塚古墳の歴史」。22分で長めですが、高松塚古墳の発掘に関わった方にインタビューし、壁画発見をドラマで再...
続きを読む2014年3月 中国の天津市にある遼代の楼閣建築、独楽寺観音閣を見に行ったときのこと、昼食をとりに近くの食堂へ行きました。そこは大鍋料理を看板に掲げていて、円卓の中央に大きな鍋が据えてありました。その円卓の足元を見ると焚き口が付いていて、直火で鍋を加熱しています。焚き口の反対側からは、床を這って煙...
続きを読む平等院や宇治上神社のある中宇治地区から山をひとつ隔てた南側、直線距離で1kmほどしか離れていない場所に宇治市の白川地区がある。東西に伸びる谷筋にひっそりと集落がたたずみ、その谷間を埋めるように茶園と水田が展開する、まるで隠れ里のような場所である。 図1は明治中期の地籍図から復元した白川中心部の...
続きを読む宇治の文化的景観の中核をなす宇治橋通りは、平安貴族の別荘地として区画された格子状街区を斜めに横断するように、12世紀頃に新設された通りである。中世末以来、宇治の茶業を取り仕切った「茶師」と呼ばれる特権的な茶業家が屋敷を連ね、近代以降は多くの茶師が没落して茶商の時代へと移り、さらに宇治の都市的発展に...
続きを読む工事に伴い、第1展示室の一部を閉鎖していますが、 高松塚古墳出土品、飛鳥寺出土品など見て頂けます! ご迷惑をお掛けしますが工事は3月末までの予定です。 ...
続きを読む奈良文化財研究所の公式Facebookページを開設しました。 催し物など情報発信していきます。 奈良文化財研究所&平城宮跡資料館 https://www.facebook.com/nabunken 奈良文化財研究所 飛鳥資料館 https://w...
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