都市計画の基準線 みなさんは奈良の都、平城京の場所がどのようにして決められたか、知っていますか? 何も考えずに決められたわけではありませんよ? 奈良盆地には、平城京がつくられる前から、東西方向と南北方向に走る複数の直線道路がありました。現在の国道のルーツともいうべき道路です。平城京はこうし...
続きを読む去る、平成28年9月3日(土)に講演会「英国発!グローバル考古学」を当研究所平城宮跡資料館講堂において開催しました。 松村所長による挨拶の後、英国のセインズベリー日本藝術研究所サイモン・ケイナー考古・遺産学センター長による「加速化する日英の文化財交流」、ケンブリッジ大学ミルヤーナ・ラディヴォイ...
続きを読む鹿児島県天城町の文化財調査報告書を公開しています。 戸森の線刻画調査報告書などがあります。 ・戸森の線刻画調査報告書 http://sitereports.nabunken.go.jp/ja/17114 ・中組遺跡 http://sitereports.nabunken.g...
続きを読む鹿児島県瀬戸内町の文化財調査報告書を公開しています。 詳細分布調査報告書などがあります。 ・瀬戸内町遺跡詳細分布調査報告書 http://sitereports.nabunken.go.jp/17075 >>瀬戸内町 - 報告書一覧 http://siter...
続きを読む平成28年度平城宮跡資料館夏のこども展示「ナント!おいしい!?平城京!!-奈良の都の食事情-」リーフレット を電子公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/18361 今年で4回目となる、小学校親子向けの夏の企画展...
続きを読む文化的景観研究集会(第8回)のエクスカーションは、重要文化的景観の選定を目指した取組をおこなっている京都市北区中川北山町を対象に、「中川村おこしの会」の全面的なご協力のもと実施することができました。 中川集落は、磨き丸太や垂木生産をおこなう北山林業の中心地です。水田は一枚もなく、山は畑のように...
続きを読む文化的景観研究集会(第8回)では、昨年度に引き続き、ポスターセッションも開催しました。今年度は以下の計18題の発表がありました。 【学術研究部門】 □A-1 文化的景観の価値の把握と共有におけるフェノロジーカレンダーの有用性~北海道美瑛町を対象として~/麻生美希(九州大学)、真板...
続きを読む景観研究室では、2016年7月30日〜31日にかけて、文化的景観研究集会(第8回)「地域のみかたとしての文化的景観」を開催しました。 今年度の文化的景観研究集会は、2016年3月に刊行した『地域のみかた 文化的景観学のすすめ』という本を片手に、各地域や各学術分野において、文化的景観がどのような...
続きを読むひしめく窯 新技術開発 平城宮の北側にある奈良山丘陵。現在は住宅街となっていますが、奈良時代にはここに、平城宮・京の瓦を生産する瓦工場が集中していました。なかでも丘陵南西にある中山瓦窯(がよう)は、最大の瓦工場で、平城宮の大極殿や東区朝堂院などの重要な建物の瓦を生産していたことがわかっています。...
続きを読む全国遺跡報告総覧の英語検索画面にて、英語の考古学用語を検索ワードとした場合、日本語の考古学用語に自動変換したうえで、類語を含めて検索します。 本機能は、「Tarnslate Free Word」をonにした場合、有効になります。システム内部に日英対訳の考古学用語(約5000語)と日...
続きを読む37万枚の学術情報 写真による正確でわかりやすい記録は、文化財の調査研究に欠かせません。奈文研は文化財の調査研究にあたり、多くの写真を撮影し、学術情報として保存してきました。その数は37万枚にもおよびます。 奈文研による飛鳥地域の発掘調査は、今からちょうど60年前、飛鳥寺跡から始まりました。...
続きを読む「興福寺 第1期境内整備事業にともなう発掘調査概報Ⅰ」他 を学術情報リポジトリで公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://repository.nabunken.go.jp/dspace/handle/11177/5582 興福寺 第1期境内整備事業に...
続きを読む昨年度に開催しました文化的景観研究集会(第7回)の報告書を7月末に刊行しました。 奈良文化財研究所景観研究室では、文化的景観研究集会で得られた様々な視点や学びを踏まえ、今後も学としての文化的景観の議論を深めていく基盤としての役割を担いたいと考えています。 その一環として、20...
続きを読む2013年から開催してきました文化的景観学検討会での議論をまとめた本を、今年3月末に刊行しました。ご協力をいただきました各地の皆さまに心から御礼申し上げます。 すでにお届けした文化財関係の方々からは、文化的景観が何なのかやっと分かった、といったご意見や、もっと早くこうした本が欲しかったと、いっ...
続きを読む平城宮跡では今、ツバメのねぐら入りがピークを迎えています。 私たちの身近な鳥でもあるツバメは、冬の時期は暖かい南国(台湾やフィリピンなど)で越冬し、春になると繁殖のために日本に戻ってきます。 4月頃から民家の軒下などで子育てを始めるツバメ。やがて巣立ったヒナと親ツバメは河川敷のヨシ原な...
続きを読む出土遺物から推測 平城宮の中には、今の東京・霞が関の中央官庁街のように、国のさまざまな役所が置かれていました。たとえば、平城宮跡資料館がある場所には、馬を飼育する役所・馬寮(めりょう)がありました。また、遺構展示館の駐車場のあたりは、酒や酢を醸造する造酒司(ぞうしゅし)という役所でした。 こ...
続きを読む「平城京東堀河 左京九条三坊の発掘調査」他 を学術情報リポジトリで公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://repository.nabunken.go.jp/dspace/handle/11177/5582 平城京東堀河 左京九条三坊の発掘調査(19...
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