なぶんけんブログ|奈良文化財研究所に関する様々な情報を発信します。

全国遺跡報告総覧:英語自動検索機能公開のお知らせ

全国遺跡報告総覧:英語自動検索機能公開のお知らせ

全国遺跡報告総覧の英語検索画面にて、英語の考古学用語を検索ワードとした場合、日本語の考古学用語に自動変換したうえで、類語を含めて検索します。  本機能は、「Tarnslate Free Word」をonにした場合、有効になります。システム内部に日英対訳の考古学用語(約5000語)と日...

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(144)写真が遺す歴史

(144)写真が遺す歴史

37万枚の学術情報  写真による正確でわかりやすい記録は、文化財の調査研究に欠かせません。奈文研は文化財の調査研究にあたり、多くの写真を撮影し、学術情報として保存してきました。その数は37万枚にもおよびます。  奈文研による飛鳥地域の発掘調査は、今からちょうど60年前、飛鳥寺跡から始まりました。...

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「興福寺 第1期境内整備事業にともなう発掘調査概報Ⅰ」他

「興福寺 第1期境内整備事業にともなう発掘調査概報Ⅰ」他

「興福寺 第1期境内整備事業にともなう発掘調査概報Ⅰ」他 を学術情報リポジトリで公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://repository.nabunken.go.jp/dspace/handle/11177/5582   興福寺 第1期境内整備事業に...

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文化的景観スタディーズ02『営みの基盤-生態学からの文化的景観再考-(第7回文化的景観研究集会報告書)』の刊行

文化的景観スタディーズ02『営みの基盤-生態学からの文化的景観再考-(第7回文化的景観研究集会報告書)』の刊行

昨年度に開催しました文化的景観研究集会(第7回)の報告書を7月末に刊行しました。   奈良文化財研究所景観研究室では、文化的景観研究集会で得られた様々な視点や学びを踏まえ、今後も学としての文化的景観の議論を深めていく基盤としての役割を担いたいと考えています。 その一環として、20...

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文化的景観スタディーズ01『地域のみかた-文化的景観学のすすめ-』の刊行

文化的景観スタディーズ01『地域のみかた-文化的景観学のすすめ-』の刊行

2013年から開催してきました文化的景観学検討会での議論をまとめた本を、今年3月末に刊行しました。ご協力をいただきました各地の皆さまに心から御礼申し上げます。 すでにお届けした文化財関係の方々からは、文化的景観が何なのかやっと分かった、といったご意見や、もっと早くこうした本が欲しかったと、いっ...

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最古級都市のモデル

最古級都市のモデル

2016年8月   日本で最古級の都市(都城)といえば、藤原京のことですが、今日はユーラシア大陸のずっと西、私が長らく研究してきた西アジアのお話です。  西アジアというと、乾ききった沙漠とティグリス・ユーフラテス両大河のイメージでしょうか?しかし、森林が比較的卓越した肥沃な土地もまた、東地中...

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ツバメのねぐら入り2016

ツバメのねぐら入り2016

 平城宮跡では今、ツバメのねぐら入りがピークを迎えています。  私たちの身近な鳥でもあるツバメは、冬の時期は暖かい南国(台湾やフィリピンなど)で越冬し、春になると繁殖のために日本に戻ってきます。  4月頃から民家の軒下などで子育てを始めるツバメ。やがて巣立ったヒナと親ツバメは河川敷のヨシ原な...

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(143)役所名はなぜわかる?

(143)役所名はなぜわかる?

出土遺物から推測  平城宮の中には、今の東京・霞が関の中央官庁街のように、国のさまざまな役所が置かれていました。たとえば、平城宮跡資料館がある場所には、馬を飼育する役所・馬寮(めりょう)がありました。また、遺構展示館の駐車場のあたりは、酒や酢を醸造する造酒司(ぞうしゅし)という役所でした。  こ...

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「平城京東堀河  左京九条三坊の発掘調査」他

「平城京東堀河 左京九条三坊の発掘調査」他

「平城京東堀河 左京九条三坊の発掘調査」他 を学術情報リポジトリで公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://repository.nabunken.go.jp/dspace/handle/11177/5582   平城京東堀河 左京九条三坊の発掘調査(19...

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奈良文化財研究所概要2016

奈良文化財研究所概要2016

「奈良文化財研究所 概要2016」を電子公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/16958     表紙 ...

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「平城京羅城門・薬師寺金堂発掘調査概報」他

「平城京羅城門・薬師寺金堂発掘調査概報」他

「平城京羅城門・薬師寺金堂発掘調査概報」他 を学術情報リポジトリで公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://repository.nabunken.go.jp/dspace/handle/11177/5582   平城京羅城門跡発掘調査報告 第一次~第三次発...

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全国遺跡報告総覧:大分県中津市の文化財調査報告書を公開

全国遺跡報告総覧:大分県中津市の文化財調査報告書を公開

大分県中津市の文化財調査報告書を公開しています。 中近世城館確認調査や長者屋敷官衙遺跡の調査報告書があります。   ・市内遺跡試掘確認調査 ; 中近世城館確認調査(3) ; 長者屋敷官衙遺跡 http://sitereports.nabunken.go.jp/16948 &nb...

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平城宮跡を体感する

平城宮跡を体感する

2016年8月   みなさんは、30年前の平城宮跡をご存じでしょうか。この頃は、内裏周辺のツゲの植栽による柱位置の表示、第二次大極殿の基壇の復原など、整備もまだ部分的で、大半は広い野原でした。近年では、発掘調査成果の蓄積を受け、兵部省・式部省では柱および壁や塀などを立体的に立ち上げる半立体復原...

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万葉集に詠まれた植物

万葉集に詠まれた植物

 梅雨明けから10日経ちました。  蝉たちが生を謳歌する甲高い声が、宮跡内に響いています。これからいよいよ本格的な夏の到来ですね。  平城宮跡内では86種の万葉植物の生育が確認されており、一年を通じて様々な種に出会えます。  本日は、万葉集に詠まれている植物たちをご紹介したいと思います。 ...

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(142)東大寺東塔跡の調査(下)

(142)東大寺東塔跡の調査(下)

高さも最大級?  前回お話ししたように、奈良時代の東大寺東塔の基壇は、一辺24メートルほどの規模がありました。これを全国各地にある古代寺院の塔跡の大きさと比べてみましょう。  7世紀の塔の平均的な基壇規模は、およそ12メートルほどです。8世紀の国分寺では、相模(神奈川県)や美濃(岐阜県)の塔の基...

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新発見の木簡-7世紀に遡る最古級の伝世品-東京国立博物館で初公開

新発見の木簡-7世紀に遡る最古級の伝世品-東京国立博物館で初公開

「新発見の木簡-7世紀に遡る最古級の伝世品-東京国立博物館で初公開」 を学術情報リポジトリで公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://repository.nabunken.go.jp/dspace/handle/11177/5795 ...

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全国遺跡報告総覧:大阪府交野市および千早赤阪村の埋蔵文化財調査報告書の公開

全国遺跡報告総覧:大阪府交野市および千早赤阪村の埋蔵文化財調査報告書の公開

大阪府交野市および千早赤阪村の埋蔵文化財調査報告書を公開しています。 森遺跡・交野郡衙跡や赤阪城跡の調査報告書等があります。 大阪府下の報告書類の登録は、大阪大学附属図書館が支援しています。   ・森遺跡 交野群衙跡 http://sitereports.nabunken.go...

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(141)東大寺東塔跡の調査(上)

(141)東大寺東塔跡の調査(上)

基壇 古代では最大級  奈文研では、2015年に、東大寺・奈良県立橿原考古学研究所とともに発掘調査団を組織して、東大寺の東塔跡の発掘調査をおこないました。  奈良時代の東大寺には、東塔と西塔という二つの巨大な七重塔が建っていました。1180年の平重衡の焼き討ちによって、これらの塔も焼けてしまいま...

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全国遺跡報告総覧:福岡市埋蔵文化財調査報告書の公開

全国遺跡報告総覧:福岡市埋蔵文化財調査報告書の公開

福岡市埋蔵文化財調査報告書を公開しています。 板付遺跡や元寇防塁の調査報告書等があります。   ・板付遺跡調査報告 http://sitereports.nabunken.go.jp/16704 ・生の松原元寇防塁発掘調査概報 http://sitereports.nabunk...

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空地がいっぱい?まだまだ未知の平城宮

空地がいっぱい?まだまだ未知の平城宮

2016年7月   みなさんは、平城宮の宮城図をご覧になったことはあるでしょうか?(まだの方は当ホームページからダウンロードできますのでどうぞ)宮城図は奈良時代前半のものと後半のものがありますが、どちらも描かれている建物の数が少ないことにお気づきになるでしょう。  …平城宮は建物...

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