なぶんけんブログ|奈良文化財研究所に関する様々な情報を発信します。

梅便り2017(ほぼ満開)

梅便り2017(ほぼ満開)

 平城宮跡資料館東の梅林の開花状況をお知らせいたします。  3月初旬は寒さが和らぎ暖かい気候に恵まれたため、ほぼ満開に近い状態となっております。 梅と大極殿 ...

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藤原宮の幢幡遺構を読み解く

藤原宮の幢幡遺構を読み解く

2017年3月   2016年夏、藤原宮大極殿院の南門の前から、大宝元年(701)の元日朝賀の儀式で立てられた7本の幢幡(どうばん)の遺構が見つかりました。『続日本紀』はその儀式の様子を次のように伝えています。  「天皇、大極殿に御(おは)しまして朝(ちょう)を受けたまふ。その儀、正門に烏形(うけい...

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梅便り2017(三分~五分咲き)

梅便り2017(三分~五分咲き)

 平城宮跡資料館東の梅林の開花状況をお知らせいたします。  全体的に三分~五分咲きです。  梅の芳香に誘われて、メジロたちが蜜を求めて枝から枝へと飛び回っています。  早春の平城宮跡にぜひお越しください。 紅梅 ...

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平成27年度遺跡整備・活用研究集会報告書

平成27年度遺跡整備・活用研究集会報告書

「デジタルコンテンツを用いた遺跡の活用― 平成27年度遺跡整備・活用研究集会報告書―」を電子公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/19021   目次 開催概要 Ⅰ 講演・研究報告   ...

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梅便り2017(つぼみ膨らむ)

梅便り2017(つぼみ膨らむ)

 平城宮跡資料館東の梅林の開花状況をお知らせいたします。  本日は午後から気温が上昇し、春の陽気を感じられる一日となりました。  先週は積雪の中でじっと春の訪れを待っていた梅に、春の日差しが降り注ぎつぼみが嬉しそうに開花しています。  これから開花状況を順次お知らせいたしますので、ぜひ平城...

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その先の「記録」へ

その先の「記録」へ

2017年2月   「最近は少なくなったけど、今でも奈良公園や春日大社の近くに住んでいる人は、近くのスーパーに行くときは鹿に乗ります」   「か、からかうんじゃない」   「本当です。奈良公園のあたりに行ったら、いくらでもマイシカに乗っている人を見かけます」  平城宮跡と奈良公園界隈を舞...

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3D Bone Atlas Databaseの更新

3D Bone Atlas Databaseの更新

 平成29年2月10日(金)より、ウマ骨格図譜のデータを刷新するとともに、ヒト骨格図譜に男女の頭骨と骨盤、性差の解説文を追加しました。馬の骨格図譜は、遺跡から出土するほとんどの馬骨に対応できるよう、部位を大幅に増加してあります。  また、ヒトの性差にかんする解説文には、解説を読みながら確認でき...

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雪化粧

雪化粧

 未明から降り始めた雪。  うっすらと雪化粧をした平城宮跡の情景に出会うことができました。  ようやくほころび出した梅も、雪の帽子を被って春の訪れを待ちわびているかのようですね。   梅林付近 ...

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オリジナルグッズが新登場!

オリジナルグッズが新登場!

このたび、飛鳥資料館では、飛鳥資料館と奈良文化財研究所の新しいグッズを作りました! 2月1日(水)から、飛鳥資料館ミュージアムショップとオンラインショップ、 平城宮跡資料館ミュージアムショップで販売しています! 飛鳥ファンの方にも、考古学ファンの方にも、雑貨ファンの方にもお楽しみいただける、 これま...

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(160)キトラ古墳の壁画

(160)キトラ古墳の壁画

「壊さず、触らず」状態調査  キトラ古墳(明日香村)の壁画は1143片に分けて石室から取り外されました。カビの除去と強化処置、そして各壁面単位での再構成が行われ、「四神(しじん)の館」で保管・公開されることになりました。  四神の館での保管上の注意点は前回(159回)にご紹介しました。一方、壁画...

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藤原宮大極殿院の発掘調査(飛鳥藤原第190次調査)の現地説明会のご報告

藤原宮大極殿院の発掘調査(飛鳥藤原第190次調査)の現地説明会のご報告

平成29年1月28日(土)、藤原宮大極殿院の発掘調査(飛鳥藤原第190次調査)の現地説明会を開催しました。 当日は497名の方にご参加いただきました。 発表資料はこちらです。 >>電子公開ページ   発掘担当者からのコメント:都城発掘調査部 研究員 和田 一之輔  現地説明会...

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全国遺跡報告総覧とWorldCatのデータ連携開始

全国遺跡報告総覧とWorldCatのデータ連携開始

2017 年2月3日(金)より世界最大の書誌データベースであるWorldCatとデータ連携を開始しました。 WorldCatの検索結果画面から奈良文化財研究所の全国遺跡報告総覧に画面遷移し、収録する発掘調査報告書の PDF をダウンロードできるようになります。 海外の方により手軽に情報アクセ...

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上を向いて歩こう

上を向いて歩こう

2017年2月   昨年7月に奈良国立博物館から奈文研に異動したのに伴い、職場が平城京の外京だった奈良公園から平城宮跡に変わりました。奈良時代の官人の気分を想像しつつ朝日・夕日に照らされた大極殿や朱雀門を見上げながら職場と自宅を行き来しています。  建物を見上げて最初に目につくのは屋根ではな...

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(159)キトラ古墳・四神の館

(159)キトラ古墳・四神の館

キトラ古墳・四神の館 壁画 細心の注意で保存  前々回(157回)は明日香村の「キトラ古墳壁画体験館 四神(しじん)の館」の公開エリアを紹介しました。今回はその舞台裏、壁画と出土遺物の保存管理施設を紹介します。  2010年に石室から取り外されたキトラ古墳の壁画は、修理施設で壁面ごとに再構成され...

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サザンカの季節

サザンカの季節

 本日は二十四節気の一つ「大寒」です。平城宮跡では時折小雪が舞う本格的な寒さとなりました。  厳しい寒さの中で、平城宮跡の草木の多くは、来るべき春に備えて休眠に入っています。  そのような中で、ひと際目を引く鮮やかな花を咲かせているのがサザンカです。  平城宮跡資料館東側の梅林の中や大極殿周辺、朱雀...

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(158)ペルシャ人とソグド人

(158)ペルシャ人とソグド人

 酔胡王のモデル どっち?  奈良文化財研究所・平城宮跡資料館(奈良市)の秋期特別展「地下の正倉院展」では、「破斯清道」という人名が読み取れる木簡が展示されて話題になりました。「破斯」がペルシャを表す「波斯」と同じなら、ペルシャ人が平城宮で働いていたことを示す重要な資料となります。  ペルシ...

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入所当時の思い出

入所当時の思い出

2017年1月   長らく研究所にお世話になりましたが、今年度末で退職となりました。作寶楼の趣旨とはやや違うかもしれませんが、ちょうどこの時期に執筆順が回ってきたので、思い出を語ることをお許しください。  私が研究所に入ったのは1981年4月でした。今でもそうですが、新人は平城宮跡発掘調査部...

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全国遺跡報告総覧:京都橘大学 の刊行物を公開

全国遺跡報告総覧:京都橘大学 の刊行物を公開

京都橘大学 の刊行物を公開しています。   『牧野車塚古墳・禁野車塚古墳・宮道古墳・大宅廃寺瓦窯跡』『田口山弥生時代遺跡・山科本願寺跡土塁・山越古墳群・鹿谷古墳群大市支群』等の刊行物があります。     ・牧野車塚古墳・禁野車塚古墳・宮道古墳・大宅廃寺瓦窯...

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全国遺跡報告総覧:シンポジウム予稿集と当日資料・パネルディスカッション内容を公開

全国遺跡報告総覧:シンポジウム予稿集と当日資料・パネルディスカッション内容を公開

2016年11月28日に実施した全国遺跡報告総覧シンポジウム 「文化遺産の記録をすべての人々へ!―全国遺跡報告総覧のメリットと公開までのハードル―」の予稿集と当日資料・パネルディスカッション発言録を公開しました。   >>シンポジウム予稿集 http://sitereport...

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(157)キトラ古墳 四神の館の展示

(157)キトラ古墳 四神の館の展示

キトラ古墳 四神の館の展示 石室模型や土層標本  この秋、キトラ古墳(明日香村)を中心とした国営飛鳥歴史公園キトラ古墳周辺地区が開園し、その中心施設として「キトラ古墳壁画体験館 四神(しじん)の館」もオープンしました。今回はその展示についてご紹介します。  四神の館には、公園を整備した国土交通省...

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