『奈良の都の暮らしぶり~平城京の生活誌~奈良文化財研究所第12回東京講演会講演録』を電子公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/86510 プログラム CGでみる平城京-平城京のまちなみ紹介-(前川 歩) 平城京に...
続きを読む2020年10月20日、全国の発掘調査報告書の書誌情報13583件を全国遺跡報告総覧に一括登録しました。対象は、以下の通りです。 〇国立国会図書館が収集した報告書書誌2002年9月から発掘調査報告書には固有の分類を付与されており、NDC(日本十進分類法)=210.0254に該当するもの。「発掘調査報...
続きを読む2020年10月 今春、新型コロナウイルス感染症の影響で、学校給食の牛乳が行き場を失ってしまった、というニュースをお聞きになった方も多いかもしれません。そんな中、自宅でも簡単につくれる乳製品として、静かなブームを呼んだものがありました。それが、「蘇(そ)」です。蘇は、奈良時代から平安時代にかけて、...
続きを読む『奈良文化財研究所紀要2017』(Bulletin of National Research Institute for Cultural Properties, Nara)を電子公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://sitereports.nabunken.go.jp/...
続きを読む国立文化財機構の組織のひとつとして「文化財防災センター」が、10月1日に奈良文化財研究所内に開設されました。 2014年度から文化庁の補助金により実施してきた「文化財防災ネットワーク推進事業」の成果を基に、恒常的な組織として設立されたものです。文化財防災ネットワーク推進事業では、東日本大震災の文...
続きを読む「奈文研ニュースNo.78」(NABUNKEN NEWS No.78)を電子公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 ■No.78 https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/72569 目次 ・「ひかり拓本」で資料に直接触れず拓本を作成(上椙 英之) ・藤原...
続きを読む令和2年9月28日(月)、興福寺鐘楼・東金堂院の発掘調査(平城第625次調査)の現地見学会を開催しました。 当日は606名の方にご参加いただきました。 発表資料はこちらです。 >>電子公開ページ 発掘担当者からのコメント:都城発掘調査部 主任研究員 森先 一貴 発掘調査は7月1日から開始しましたが...
続きを読む2020年10月 幼いころに「嘘をつくと閻魔(えんま)様に舌を抜かれるぞ!」なんて、1度くらいは言われたことがあるのではないでしょうか。閻魔様はあの世の裁判官です。裁判官は閻魔様を含めて10人、それを「十王(じゅうおう)」と呼びます。そして、十王の裁判を受けて極楽往生(ごくらくおうじょう)するのか...
続きを読む(2024年3月末まで) 遺跡整備研究室では、造園学・庭園史学の観点から、遺跡等の整備に関する調査研究と、庭園(名勝)に関する調査研究をおこなっています。■遺跡等の整備に関する調査研究 日本の遺跡は、そのほとんどが地下に埋蔵された遺構と遺物からなっており、保存のために埋め戻されてしまえば、現地を訪...
続きを読む奈良文化財研究所学報第98冊「東アジア考古学論叢Ⅱ-遼西地域の東晋十六国期都城文化の研究-」を電子公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/72494 目次 辽宁北票市大板营子墓地的勘探与发掘(续)魅力与收获:三燕文...
続きを読む2020年9月 およそ2000年前の中国には、国営郵便局が設置されていました。古くは始皇帝時代の出土木簡から、その郵便事情をうかがい知ることができます。今回は、漢代後期の興味深い事例を紹介します。 ●2000年前の郵便伝票 現代日本の日常生活で目にする郵便伝票のようなものが、中国甘粛省の砂漠から...
続きを読むみなさんは、木を顕微鏡で見たことがありますか? 下の写真は、木を輪切りにした面の顕微鏡写真です。普段、身近にありふれている木が、このように細胞がきれいに整然と並んでできていることに驚かされます。 木質遺物の顕微鏡写真 木の年輪が、1年に1層ずつ形成されるものだということは、比較的認知度の高いも...
続きを読む■公開日時:2020年8月26日(水) ■URL:https://sitereports.nabunken.go.jp/ja 〇経緯・背景 新型コロナウイルスによる感染症拡大を受けて、現在、展示等の文化財関連事業にも影響がでています。そこで情報発信を補うためにwebによる文化財関連動画の配信が行わ...
続きを読む2020年8月 平城宮跡内を走る近鉄電車の車内から眺める朱雀門や大極殿は、奈良ならではの風景でしょう。でも、少し前から大極殿の手前(南側)に大きな覆屋がそびえ立っています。この覆屋は2019年に始まった大極殿院南門の復元工事のためのものです。朱雀門(1998年復元)、第一次大極殿(2010年復元)...
続きを読むこの度、奈良文化財研究所はYouTubeチャンネルを開設いたしました。 名前は「なぶんけんチャンネル」! 研究員による展示の解説などを発信していきます。 ぜひ、チャンネル登録をよろしくお願いいたします。 【なぶんけんチャンネル】https://www.youtube.com/channel/UCYm...
続きを読む(2024年3月末まで) 古代の宮殿や寺院の発掘では土器や瓦が大量に出土しますが、条件に恵まれれば木製品や種実などの有機質遺物、武器や工具、釘などの金属製品、玉や砥石などの石製品も出土します。我々、考古第一研究室は、それら土器・瓦以外の出土資料を調査研究しています。木製品や有機質遺物の研究について...
続きを読む西トップ遺跡に見られる動物意匠 アンコール遺跡群の中に位置する西トップ遺跡の建造物は、砂岩という比較的柔らかい石材でできています。砂岩には様々な装飾が施されており、訪れる人の目を楽しませてくれます。西トップ遺跡は仏教寺院として機能していたと考えられているだけあり、遺跡内では仏像など多くの仏教的な図...
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