
国内屈指 専門書32万冊 奈文研には文化財関係の図書を収集、整理して、一般に公開する図書資料室があります。 ここには、日々、全国の都道府県や市町村、大学などから発掘調査報告書や学術雑誌、文化財関係の出版物が送られてきます。それを整理、データベース登録し、配架するのが図書資料室の仕事です。 ...
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「古代都城出土の植物種実」2013~2015年度公益財団法人浦上食品・食文化振興財団学術研究助成『古代の植物性食文化に関する考古学的研究』成果報告書を電子公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/15550 ...
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2015年11月17日、大阪大学付属図書館にて全国遺跡報告総覧 平成27年度実務者会議を開催しました。 全国の連携大学から担当者が集い、今後の方針や課題等を議論しました。 今回初めて自治体の埋蔵文化財担当者が参加し、活発な意見交換がなされました。 >>全国遺跡報告総覧 ...
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景観研究室では、文化的景観保護に関する基礎的・体系的な調査研究の一環として、重要文化的景観選定地を中心とした国内の文化的景観保護の取り組みに関する動向を把握・収集しております。その成果は、研究所刊行物である文化的景観資料集成第1集・第2集のほか、景観研究室ウェブサイトで公開している「重要文...
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解体しやすい簡易構造 わたしたちが住む街中を流れる川、その上には橋がかかり、絶え間なく人や車が往来していますね。こうした光景は古代も変わりませんでした。 奈良時代の平城京、碁盤目のように走る道路が、川や運河を渡る場所には、木製の橋がかけられていました。 1982年、東堀川の発掘調査で、運...
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去る、平成27年11月7日(土)に第117回公開講演会が当研究所平城宮跡資料館講堂において開催されました。 松村所長による挨拶の後、小田研究員による「古代の盤上ゲーム「樗蒲(かりうち)」の復元」と題してのトピック講演、次に石田研究員による「藤原宮から平城宮へ-宮の瓦づくりの移りかわり-」、...
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細胞観察し、特徴比べる 木材は、私たちにとってとても身近な資源です。そのため、古くからさまざまな用途に木材が利用されてきました。平城京からも奈良時代の木製品や部材がたくさん出土しています。 では、発掘された木製遺物の木の種類は、どうやって調べるのでしょうか。 木にはいろいろな種類がありま...
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2015年11月 人間をはじめ鳥、魚、虫など動物の身体の形は、鮃(ひらめ)や鰈(かれい)などの例外はありますが、基本的には背骨などを軸にして左右対称です。そうなった理由はわかりませんが、やはり構造的に安定するのでしょう。デザインの世界ではこれを「シンメトリー」と呼び、紀元前から現代に至るまで...
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破片を加熱 再利用 日本では、弥生時代や古墳時代の遺跡から、たくさんのガラス玉が発見されています。でもこの時代のガラスは、すべて輸入品、外国産のガラスでした。 国産ガラスの製造が始まるのは、飛鳥時代の7世紀後半になってからのこと。奈良時代にはお寺や仏像の装飾に、大量のガラス玉が使われました。...
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去る、10月24日(土)に東京の有楽町朝日ホールにて、奈文研の日頃の活動や調査研究成果を広く東京の皆様に紹介するため毎年秋に開催している東京講演会を開催いたしました。 今回は『発掘遺構から読み解く古代建築』と題して、発掘された地下遺構から、失われた地上の建物をどのように復原できるのか、発掘遺構や...
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2015年10月 日本庭園の歴史の研究を30年以上続けてきました。当初、京都市文化財保護課に勤務していたときには、文化財行政に従事するかたわら、おもに近代京都の庭園について勉強していました。1987年に奈文研に入所してからは、平城宮跡や飛鳥・藤原宮跡の発掘調査に携わったため、発掘調査の成果...
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全国遺跡報告総覧にて次の資料を公開しました。 ・全国遺跡資料リポジトリシンポジウム資料(予稿集) 2010年開催分 2011年開催分 2012年開催分 ・遺跡情報交換標準の研究 >>全国遺跡報告総覧 ...
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「平成27年度 平城宮跡資料館 夏のこども展示 「平城京ごみずかん―ごみは宝―」リーフレット」を電子公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/63661 みなさんの家のごみばこには、どんなものが捨てられている...
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役人の遊び 朝鮮伝来か 平城宮・京からはコマ、さいころ、木とんぼなど、古代の人々が遊びに使ったさまざまな道具が出土しています。最近、また新たな発見がありました。古代の「すごろく」盤の発見です。 それは、平城京から出土した土器の内面に、点を並べて円を描き、それを6分割するラインを点と線で表現し...
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・報告書詳細画面に利用実績(アクセス数とダウンロード数)を表示する機能を公開しました。 数値は翌日更新となります。 ・絞込検索に編著者名を追加しました。 現在の検索条件に該当している報告書の編著者名の出現数で上位20位までを表示しています。 >>全国遺跡報...
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平成27年10月12日(月・祝)、藤原宮大極殿院の調査(飛鳥藤原第186次調査)の現地説明会を開催しました。 当日は1112名の方にご参加いただきました。 発表資料はこちらです。 >>電子公開ページ 発掘担当者からのコメント:都城発掘調査部考古第三研究室 清野陽一 藤原宮大...
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景観研究室では、京都市文化財保護課と共に、 平成22年から京都市岡崎地区を対象に文化的景観としての調査をおこなってきました。 そしてこの調査を受けて、2015年10月7日、 「京都岡崎の文化的景観」が京都市第1号の重要文化的景観に選定されました。 今年はその一環として、 ...
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