なぶんけんブログ|奈良文化財研究所に関する様々な情報を発信します。

三次元計測による飛鳥時代の石工技術の復元的研究

三次元計測による飛鳥時代の石工技術の復元的研究

平成23~26 年度科学研究費(学術研究助成金(若手研究B))研究成果報告書「三次元計測による飛鳥時代の石工技術の復元的研究」を電子公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/21252 目次 表紙、例言、目次、奥付 ...

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全国遺跡報告総覧:埼玉県ときがわ町の文化財調査報告書を公開

全国遺跡報告総覧:埼玉県ときがわ町の文化財調査報告書を公開

埼玉県ときがわ町の文化財調査報告書を公開しています。     ・村内遺跡 埼玉県指定史跡小倉城跡第3次発掘調査報告書  http://sitereports.nabunken.go.jp/ja/21249 ・村内遺跡 埼玉県指定史跡小倉城跡第1次発掘調査報告...

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東院庭園庭の宴開催いたしました

東院庭園庭の宴開催いたしました

 9月23日夕刻、恒例となりました東院庭園での秋の催し、東院庭園庭の宴を開催いたしました。  本年は宝亀八年(777)5月7日、渤海使への饗応の様子を再現した天平衣装のファッションショーを始め、研究所研究員による、「東院庭園と渤海の庭園」、「木簡に見える渤海との交流」と題したミニ講演などで、当...

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全国遺跡報告総覧:プロジェクト事務局がデータ登録に関する今後の方針を公開

全国遺跡報告総覧:プロジェクト事務局がデータ登録に関する今後の方針を公開

2017年9 月25 日付けに文化庁記念物課より【「埋蔵文化財保護行政におけるデジタル技術の導入について2(報告)」の送付について】が事務連絡として全国の都道府県教育委員会埋蔵文化財保護行政主管課長宛に送付されました。  今後の総覧へのデータ登録等に関して、全国遺跡報告総覧事業の基本...

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ひらめき☆ときめきサイエンスプログラム「奈良の都の木簡に会いに行こう!」の実施

ひらめき☆ときめきサイエンスプログラム「奈良の都の木簡に会いに行こう!」の実施

 去る2017年8月22日(火)・23日(水)の両日、「奈良の都の木簡に会いに行こう!」(日本学術振興会ひらめき☆ときめきサイエンスプログラム。奈良文化財研究所・日本学術振興会共催、奈良県教育委員会・奈良市教育委員会後援)を実施しました。10名ずつの募集に予想をはるかに上回るご応募がありましたが...

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最古の孫悟空?

最古の孫悟空?

2017年10月   『西遊記』は、中国や日本の漫画、ドラマにも繰り返し描かれ、今でも人気を集める物語です。唐の長安と言えば、『西遊記』をイメージする人も少なくないでしょう。教典を求めて天竺へ向かう玄奘三蔵は、7世紀に実在した高僧です。困難辛苦に打ち勝ち、教典を持ち帰る話は、人々の尊敬と好奇を...

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秋の七草

秋の七草

【訂正とお詫び】 掲載いたしました植物名に誤りがございました。以下のとおり訂正し、お詫びいたします。 【誤】フジバカマ → 【正】サワヒヨドリ ※両方「キク科ヒヨドリバナ属」    秋の気配が色濃くなり、澄んだ空気のなか平城宮跡の草原には虫たちの高らかな声が響いていま...

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(176)副葬品の喪失

(176)副葬品の喪失

史料に詳細 盗掘の記録  古墳の埋葬施設を発掘調査すると、過去の盗掘により、副葬品などがすべて失われていることがよくあります。例えば、極彩色の壁画で知られる明日香村の高松塚古墳とキトラ古墳も鎌倉時代に盗掘され、ほとんどの副葬品が持ち去られていました。  日本で最も古い盗掘の記録は、平安時代の...

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奥出雲の庭園と製鉄に関わる文化遺産

奥出雲の庭園と製鉄に関わる文化遺産

2017年9月   島根県庁のある松江市から30kmほど離れた奥出雲町は、標高およそ300mから500mのなだらかな丘陵が伸びる美しい中山間地域にあります。最近、そこに所在する絲原(いとはら)家住宅の庭園を調査する機会がありましたので、今回はその庭園と関連する文化遺産について紹介します。 &...

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平成29年度 平城宮跡資料館 夏のこども展示「ナント! すてきな!? 平城生活♪」リーフレット

平成29年度 平城宮跡資料館 夏のこども展示「ナント! すてきな!? 平城生活♪」リーフレット

平成29年度 平城宮跡資料館 夏のこども展示「ナント! すてきな!? 平城生活♪」リーフレット を電子公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/21198 ...

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大坂城石垣の「海の残念石」

大坂城石垣の「海の残念石」

2017年9月   豊臣秀吉が築いた大坂城は、大坂夏の陣での落城後、徳川幕府によって再築されました。その際、石垣石の採石・運搬・石積みといった石垣普請は公義普請(お手伝い普請)で行われ、主に西国諸藩が担当しました。再築にあたって将軍徳川秀忠は「石垣は秀吉のつくった石垣の倍の高さにするように」と...

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(175)保存状態の記録

(175)保存状態の記録

 文化財写真 修整は禁物  いつでも誰でも美しい写真を撮影し、楽しく共有できる......。いま流行のスマートフォン(スマホ)を使えば、これまでには考えられなかったような写真が簡単に撮れる時代になりました。みずみずしく美しい肌や、楽しいイラストを自動で配置してくれるアプリまで登場し、写真文化は...

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ツバメのねぐら入り2017

ツバメのねぐら入り2017

平城宮跡では今年もツバメのねぐら入りのシーズンを迎えています。 今年度はピーク時最大60,000羽のツバメが観測されており、ねぐらであるヨシ原の上空に集結し一斉に舞い降りる様は圧巻の一言につきます。 平城宮跡における最大飛来数はこの5年間で約3倍にも増加しています。全国には多数のツバメのねぐ...

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全国遺跡報告総覧:新潟県魚沼市の文化財調査報告書を公開

全国遺跡報告総覧:新潟県魚沼市の文化財調査報告書を公開

新潟県魚沼市の文化財調査報告書を公開しています。     ・月岡遺跡 http://sitereports.nabunken.go.jp/ja/21058 ・馬作り遺跡 http://sitereports.nabunken.go.jp/21059   ...

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全国遺跡報告総覧:考古学関係用語辞書拡充のお知らせ

全国遺跡報告総覧:考古学関係用語辞書拡充のお知らせ

全国遺跡報告総覧は、システム内部に考古学関係用語辞書を保持しており、本文頻出用語の集計・報告書ワードマップ生成等に利用しております。 このたび、46182語から70411語に拡充しました。より細かい用語判別が可能となりました。 用語の拡充に伴い報告書ワードマップ(頻出用語俯瞰図)の語や報告書本文頻出...

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(174)宮跡の整備方法

(174)宮跡の整備方法

 地下遺構 盛り土で保護  今、平城宮跡(奈良市)の第一次大極殿の前では、発掘調査が行われており、また大きな仮設建物が建っています。いよいよ第一次大極殿院の復元工事が始まるのです。  第一次大極殿院とは、大極殿をとりまく建物群で、南門、回廊、2棟の楼閣からなります。それらを順次、原位置(もと...

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災害と文化財

災害と文化財

2017年8月   日本は災害の多い国です。国土交通省のホームページの災害・防災情報を見てみると、平成28年には、地震12件、風水害9件、火山活動1件、雪害3件が掲載されています。この中には熊本地震や鳥取県中部地震、台風10号による水害があり、いずれも甚大な被害が報告されています。本年も7月に...

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全国遺跡報告総覧:石川県小松市の文化財調査報告書を公開

全国遺跡報告総覧:石川県小松市の文化財調査報告書を公開

石川県小松市の文化財調査報告書を公開しています。     ・小松市内遺跡発掘調査報告書 XII http://sitereports.nabunken.go.jp/20885 ・小松市内遺跡発掘調査報告書 III http://sitereports.nabunken...

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全国遺跡報告総覧のデータ連携状況

全国遺跡報告総覧のデータ連携状況

全国遺跡報告総覧は様々なWebサービスや情報基盤とデータ連携しています。連携によって、発掘調査報告書のアクセシビリティを高め、幅広い利活用の促進を目指しています。 また、冊子版(紙印刷物)の所在を明らかにすることで、紙とデジタルの相互補完・相乗効果を図っています。    ...

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「茹でる」のナゾ

「茹でる」のナゾ

2017年8月   人は食べられなければ生きていけません。博物館施設での展示においても昔の料理や郷土料理の紹介は来館者に人気の高いテーマの一つであり、平城宮跡資料館でも奈良時代の貴族の食膳を復原したコーナーは人気があります。「こんなものを食べていたのか」という驚きであったり、親近感であったりを感じら...

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