宇治の文化的景観の中核をなす宇治橋通りは、平安貴族の別荘地として区画された格子状街区を斜めに横断するように、12世紀頃に新設された通りである。中世末以来、宇治の茶業を取り仕切った「茶師」と呼ばれる特権的な茶業家が屋敷を連ね、近代以降は多くの茶師が没落して茶商の時代へと移り、さらに宇治の都市的発展に...
続きを読む工事に伴い、第1展示室の一部を閉鎖していますが、 高松塚古墳出土品、飛鳥寺出土品など見て頂けます! ご迷惑をお掛けしますが工事は3月末までの予定です。 ...
続きを読む奈良文化財研究所の公式Facebookページを開設しました。 催し物など情報発信していきます。 奈良文化財研究所&平城宮跡資料館 https://www.facebook.com/nabunken 奈良文化財研究所 飛鳥資料館 https://w...
続きを読む2014年2月 当研究所本庁舎の近くを走る近鉄奈良線が開通したのは、今から100年前のことだそうです。ちょうどその頃、平城宮跡における最初の整備事業が、1913年に結成された奈良大極殿阯保存会により行われています。1922年の史跡指定後もさらに整備され、その範囲は第二次大極殿を中心として内裏南半と...
続きを読む飛鳥資料館では、奈良県立橿原考古学研究所や明日香村教育委員会と協力して、飛鳥地域の遺跡の発掘調査や調査研究成果を紹介する冬期企画展「飛鳥の考古学」を平成18年度から開催して まいりました。今年度で8回目となります。 今回は、奈良文化財研究所・奈良県立橿原考古学研究所・明日...
続きを読む東日本大震災から3年。現在、被災各地では復興事業が進められ、それに伴って多くの発掘調査がおこなわれています。奈文研では、これまで実施してきた文化財レスキューに加え、こうした復興調査の支援もおこなっています。今回の展示では、奈文研が携わった復興調査の概要や最新技術を写真パネルで紹介しています。被災地...
続きを読む2014年1月 今日は寒いなと思って窓から外を眺めると雪が舞っていました。日本には春夏秋冬があり、四季折々の景色に感動することもしばしばですが、夏は蒸し暑く、冬は寒く乾燥するという環境は、文化財には少なからず注意が必要となります。 多くの文化財は温度や湿度にとても敏感です。材質による違いはありま...
続きを読む2013年12月 ここ数年、月に1回の割合で、1日20㎞前後大和盆地を歩いています。アラフォー世代にさしかかり健康が気になりはじめた訳ではなく、薬師寺僧景戒(きょうかい)が、平安時代初めに編んだ日本最古の仏教説話集、『日本霊異記(にほんりょういき)』の注釈書を作る仕事にかかわり、説話の故地を訪れ、...
続きを読むみなさん、こんにちは。おかげさまで9月23日をもちまして、無事、平城京どうぶつえんは閉園いたしました。集められたどうぶつたちは、しばらくひっそりとした収蔵庫に収められ、次の出番に備えて充電期間に入ります。閉園後の翌週より、撤収作業に入りました。アーチの文字をベリベリっとはがし、看板を撤去し、ケースを...
続きを読むみなさん、こんにちは。 平城京どうぶつえん、閉園まで残すところあと4日となりました。 担当研究員は、10月下旬からはじまる展示準備に追われていたり、 どうぶつえんの撤収計画を立てたりと、展示終盤ならではの忙しさが押し寄せています。 しかし、あと5日でこのどうぶ...
続きを読むみなさん、こんにちは。9月に入ってから、(甲子園が終わったから?)新聞やテレビの取材が相次いでいます。通常の企画展の時は、オープン前後にとりあげてもらうことが多いのですが、オープン後しばらくして客足が少なくなってきたときに、また取り上げていただけるなんて、うれしい限りです。今日は、今週から登場してい...
続きを読む