なぶんけんブログ|奈良文化財研究所に関する様々な情報を発信します。

石室は満天の星空

石室は満天の星空

2004年12月  明日香村キトラ古墳の石室は満天の星空である。天井いっぱいの星(星宿という)は天空の王者である北極星を中心に、北斗七星など300余りの星、太陽と月、太陽の軌道の黄道や赤道などを表す。  星との間、軌道は朱線を引き、星には金箔を貼っている。石(墓)室は奥行き約2.4メートル、幅約1メ...

続きを読む
中国の伝統楽器

中国の伝統楽器

2004年10月  最近、えっと思った、ちょっとした話。わが研究所は、中国や韓国の研究所との交流が盛んで、年間、互いに行き来する研究者は100名近くにもなります。  そんな中、先日、来日された中国西安市の方々と会食したときのことです。女子十二楽坊から、中国の伝統的な楽器の演奏、特に二胡の人気などに話...

続きを読む
作寶樓の由来

作寶樓の由来

2004年4月  作寶樓というのは、奈良時代の皇族宰相として有名な長屋王(687~729年)の屋敷につくられた二階建て建物であり、また屋敷の雅号だったかもしれません。  国道24号線の建設にともなう発掘調査で、ウワナベ古墳の東南、東三坊大路の東側で古墳の濠を利用した立派な庭園が発見されました。  そ...

続きを読む

月別 アーカイブ