立春の日の朝、平城宮跡一面は真っ白な霜がおりました。ぴんと張りつめた空気のなか、霜をまとった梅の蕾たちが、朝日を浴びてふっくらとした姿を現しました。 平城宮跡資料館の横にある梅林は、全体的にまだ蕾の状態です。 東院庭園の駐車場近くにある梅林では、紅梅が開花しています。 暦の上では今...
続きを読む全国遺跡報告総覧シンポジウム -発掘調査報告書デジタル化の方向性を探る- のチラシが完成しました。 >>開催要項 >>チラシ なお一部のプログラムが変更になっております。 ...
続きを読むヒノキ製 水も運べる 最近、お弁当の具材でキャラクターを描く"キャラ弁"など工夫を凝らしたお弁当が増えていますね。さらなるこだわりを求める人々は、"曲物(まげもの)"、"曲げわっぱ"と呼ばれる木のお弁当箱を使うそうです。 実は、この...
続きを読む2016年1月 地震、雷、火事、親爺・・・最近めっきり聞かなくなったことばですが、世の中で特に怖いとされているものを語呂よく順に並べた慣用句です。この「親爺」、実は台風に相当する大山風(おおやまじ)や大風(おおやじ)が元だったという説もあり、自然災害の怖さを並べたのか、はたまた昔の親爺の怖...
続きを読む最新の古代研究 披露 聖徳太子や蘇我馬子が仏教の教えを学び、天智・天武天皇が我が国の政治の体制を整えていった、国家はじまりの地、飛鳥。今も、のどかな田園風景の中に古代の政治や祈りの場所が遺跡として残っています。 奈文研は、この飛鳥の歴史を土の中から掘り起こす発掘調査を昭和31年(1956年)...
続きを読むNHK大河ドラマの放映が始まりました。主人公は真田家ですので、長野県や山梨県が舞台になりそうです。実は長野県や山梨県は、信州大学附属図書館様、県・県下教育委員会様のご尽力で、発掘調査報告書の電子化が進展しています。 そのため大河ドラマで登場する城郭について、生の発掘調査報告...
続きを読むハカセ登場 楽しく見学 発掘調査でわかったことや、文化財に関する最新の研究成果を市民のみなさんに公開するのも、奈文研の大切な仕事のひとつ。平城宮跡資料館(奈良市)、藤原宮跡資料室(橿原市)、飛鳥資料館(明日香村)は、奈文研が展示公開をおこなうための施設です。 研究所の展示施設、というと、とて...
続きを読む「奈文研ニュースNo.59」(NABUNKEN NEWS No.59)を電子公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://www.nabunken.go.jp/publication/nabunkennews.html 目次 ・「3D Bone A...
続きを読む2016年1月 同じ漢字文化圏に属する日本と中国ですが、同じ漢字が違う意味で使われることが往々にしてあります。日本の「手紙」が中国ではティッシュ、あるいはトイレットペーパー、「湯」が中国ではスープ、「はしる」の意味の「走」が中国では「ある(歩)く」の意味であるといった具合に。実は、日中において漢...
続きを読む全国遺跡報告総覧シンポジウム を開催します 【テーマ】 文化遺産の記録をすべての人々へ! ―発掘調査報告書デジタル化の方向性を探る― 【趣旨】 新たなスタートを切った「全国遺跡報告総覧」が参加機関を拡大しつつ、安定的に運用されるようになるためには、今後...
続きを読む平成27年12月20日(日)、興福寺中室・経蔵・鐘楼の調査(平城第559次調査)の現地説明会を開催しました。 当日は1200名の方にご参加いただきました。 発表資料はこちらです。 >>電子公開ページ 発掘担当者からのコメント:都城発掘調査部史料研究室 桑田訓也 10月からスタートした今回の調査...
続きを読む埋蔵文化財ニュースNo.155(CAO NEWS Centre for Archaeological Operations)を学術情報リポジトリで公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://www.nabunken.go.jp/publication/maibunnews...
続きを読む「奈良文化財研究所 概要2015」を電子公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://www.nabunken.go.jp/publication/gaiyo.html 表紙...
続きを読む「平城宮発掘調査出土木簡概報(四十三) (四十四)」を電子公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://www.nabunken.go.jp/publication/mokkan-gaihou.html 表紙...
続きを読む『奈良文化財研究所紀要2012』(Bulletin of National Research Institute for Cultural Properties, Nara)を電子公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://www.nabunken.go.jp/publi...
続きを読む景観研究室では、11月28日〜29日にかけて文化的景観研究集会(第7回)「営みの基盤 生態学からの文化的景観再考」を開催しました。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー その1 ポスターセッション編 その2 シンポジウム編 その3 エクスカーション編(今回) ーーーーーーーーーーー...
続きを読むみなさんは、「木簡」と聞いてどんなものをイメージしますか? 手紙や荷札など色々あるかもしれませんが、文字が書かれた「板状の木札」という点は、おおよそ共通しているのではないでしょうか。 でも、実は、発掘調査で見つかる木簡のほとんどは「削屑(けずりくず)」と呼ばれるものなのです。クズなんて言っ...
続きを読む2015年12月 古代の人が書いたもの、といえば、何とも難解なイメージがありませんか。しかも、飛鳥藤原京や平城京の時代には、まだ今のようなひらがなやカタカナがなく、すべて漢字で、都で発見される木簡にも、たくさんの漢字が書かれています。そんな世界に飛び込むには、漢字の勉強での苦い思い出がよみがえる...
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