なぶんけんブログ|奈良文化財研究所に関する様々な情報を発信します。

(103)習書の文字

(103)習書の文字

上達目指し繰り返し  漢字練習が今週末の宿題、という人はいませんか? 古代の役人も皆さんに負けないぐらい、一生懸命漢字の練習をしていました。 以前、「難波津の歌」での手習いをご紹介しました。今回は同じ文字の「繰り返し練習」の紹介です。  写真の木簡では、ぎっしりと、同じような漢字を繰り返し練習し...

続きを読む
平城宮の祥瑞

平城宮の祥瑞

2015年7月   天は為政者の政治が良ければその褒美に祥瑞をもたらして徳治の証とし、悪ければ災害や日食月食などの異変をもたらして苛政に警告をする。為政者は不祥事があれば自らの不徳を恥じるのであった。そんな天人相関思想を奈良時代には大陸から受容していました。祥瑞には、甘露、慶雲、鳳凰、三足烏、赤雀、...

続きを読む
SNS連携ボタンを設置しました

SNS連携ボタンを設置しました

全国遺跡報告総覧にはてなブックマーク、Google+、twitter、FacebookとのSNS連携ボタンを設置しました。 http://sitereports.nabunken.go.jp/ja ...

続きを読む
梅雨空の下

梅雨空の下

 梅雨入りから一ヵ月以上経ちました。今週は特に蒸し暑さを感じる日々が続いているので、梅雨明けが待ち遠しいところですね。  さて今回は、梅雨時を彩る花の一つ「アジサイ」をご紹介しましょう。 平城宮跡資料館駐車場近くの雑木林の中にひっそりと咲いています。ご存じの方もおられるかもしれませんが、私たち...

続きを読む
(102)大極殿 なぜ二つある?

(102)大極殿 なぜ二つある?

政務と儀式 使い分け  大和西大寺駅から近鉄奈良駅へ向かう電車に揺られていると、左手の遠方に第一次大極殿が見えてきます。この建物は、2010年の平城遷都1300年を記念して奈良時代の姿に復元された平城宮を代表する建物です。  でも、「第一次」とはどういう意味でしょうか。「第二次」よりも前のものと...

続きを読む
「奈文研ニュースNo.57」

「奈文研ニュースNo.57」

「奈文研ニュースNo.57」(NABUNKEN NEWS No.57)を電子公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://www.nabunken.go.jp/publication/nabunkennews.html 目次 ・飛鳥資料館 開館40周年を迎えて(石橋 茂登) ・檜...

続きを読む
連携大学個別リポジトリを「全国遺跡報告総覧」へ切り替え開始

連携大学個別リポジトリを「全国遺跡報告総覧」へ切り替え開始

「全国遺跡資料リポジトリ・プロジェクト」連携大学の個別システムを「全国遺跡報告総覧」へ切り替え開始しました。 ...

続きを読む
アンコール遺跡群・西トップ遺跡ニューズレター10号・11号

アンコール遺跡群・西トップ遺跡ニューズレター10号・11号

「カンボジア王国アンコール遺跡群・西トップ寺院遺跡保全プロジェクト ニューズレター 10号・11号」を学術情報リポジトリで公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://www.nabunken.go.jp/publication/angkor-newsletter.html ...

続きを読む
自然を使いこなした都市の営み

自然を使いこなした都市の営み

2015年7月   銀閣寺の銀沙灘、詩仙堂や南禅寺塔頭の枯山水庭園など、中世から近世にかけて京都でつくられた庭園には、「白川砂」と呼ばれる、白くきらめく砂が多用されてきました。一方、明治末頃から昭和初期にかけて、琵琶湖疏水からの水を利用して南禅寺界隈につくられた無鄰庵、碧雲荘、對龍山荘といった別邸群...

続きを読む
奈文研ニュースNo.57「埋蔵文化財の発掘調査報告書全文データベース「全国遺跡報告総覧」の公開」

奈文研ニュースNo.57「埋蔵文化財の発掘調査報告書全文データベース「全国遺跡報告総覧」の公開」

奈文研ニュースNo.57に「埋蔵文化財の発掘調査報告書全文データベース「全国遺跡報告総覧」の公開」を掲載しました。 奈文研ニュースNo.57 ...

続きを読む
梅雨の晴れ間

梅雨の晴れ間

昨日は梅雨の中休みの晴れの一日となりました。 平城宮跡資料館東にある梅林を覆っていた草もすっきりと刈り込まれ、歩いていると草の芳しい香りが周辺に漂っています。 シロツメグサの群生地の真ん中に小道が現れました。   ...

続きを読む
文化的景観保存計画の概要(Ⅰ)

文化的景観保存計画の概要(Ⅰ)

「文化的景観資料集成 第1集 文化的景観保存計画の概要(Ⅰ)」を電子公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://www.nabunken.go.jp/org/bunka/land-material.html   表紙 ...

続きを読む
埋蔵文化財ニュースNo.161

埋蔵文化財ニュースNo.161

埋蔵文化財ニュースNo.161(CAO NEWS Centre for Archaeological Operations)を電子公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://www.nabunken.go.jp/publication/maibunnews.html No.16...

続きを読む
WEBで発掘調査報告書を読める「全国遺跡報告総覧」公開のお知らせ

WEBで発掘調査報告書を読める「全国遺跡報告総覧」公開のお知らせ

2015年6月25日、全国遺跡報告総覧を公開しました。 http://sitereports.nabunken.go.jp/ja ■概要 ・埋蔵文化財の発掘調査報告書を全文電子化、“電子書庫” ・約 14000 冊が登録 ・キーワード検索や地域ごとの情報を入手可...

続きを読む
(101)和同開珎の読み方は?

(101)和同開珎の読み方は?

江戸期から続く論争  和銅元年(708年)に発行され、平城京を中心に広く使われた和同開珎。その読みは「わどうかいほう」? それとも「わどうかいちん」?   教科書ではどう読まれているのか、昨年発行の高校日本史の教科書を調べてみました。  その結果、「わどうかいちん」と振り仮名をつけたものが5冊...

続きを読む
写真コンテスト「ひさかたの天」開催によせて②―ひさかた

写真コンテスト「ひさかたの天」開催によせて②―ひさかた

写真コンテストの応募期間も残すところ2週間ほどとなりました。 めまぐるしく変わる空模様、撮影も悩ましい日々ですね。 今回はタイトルの頭につけられた「ひさかたの」についてお話します。 「ひさかたの」は、万葉集でも多く使われる「枕詞(まくらことば)」です。 枕詞とは、語句を美しく表現したり、調子を整...

続きを読む
Annual Report on the Research and Restoration Work of the Western Prasat Top Dismantling Process of the Southern Sanctuar II

Annual Report on the Research and Restoration Work of the Western Prasat Top Dismantling Process of the Southern Sanctuar II

Annual Report on the Research and Restoration Work of the Western Prasat Top Dismantling Process of the Southern Sanctuar II (西トップ遺跡調査修復 中間報告 南...

続きを読む
第116回公開講演会の開催

第116回公開講演会の開催

去る、平成27年6月20日(土)に第116回公開講演会が当研究所平城宮跡資料館講堂において開催されました。 初めに松村所長による挨拶と引き続いて「押勝の金・銀・銅貨」と題しての特別講演、次に田村研究員による「ガラスからみた東西交易:日本出土のローマ・ガラスの起源」、尾野室長による「『日本後紀』...

続きを読む
Research Report on Royal Capital Sites in the Post-Angkor Period

Research Report on Royal Capital Sites in the Post-Angkor Period

Research Report on Royal Capital Sites in the Post-Angkor Period (ポスト・アンコール期遺跡に関する研究報告書)を電子公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://www.nabunken.go.jp/nabunke...

続きを読む
(100)変わった人名

(100)変わった人名

動物たちがいっぱい  去年生まれた赤ちゃんに最も多くつけられた名前は、男の子が「蓮」、女の子が「陽菜」だそうですが、人の名前は、時代によって流行(はや)り廃りがありますよね。  奈良時代の人々の名前は、どのようなものが多かったのでしょうか? 平城京・宮跡で発掘された木簡に書かれた名前を集めてみる...

続きを読む

月別 アーカイブ