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足元に小さな春を見つける

 4月も半ばを迎え、日中は汗ばむぐらいの陽気の日が多くなりましたね。

 宮跡内の動植物たちの成長はめまぐるしく、草花たちは太陽を仰ぐように元気に咲きほこっています。

 カーペット状に一面に咲くムラサキサギゴケ、眩しい黄色はタンポポ、清楚な白はスミレ、ぽんぽん花開くのはシロツメグサ。こういった情景が宮跡内のいたるところで見ることができます。

 歩きながらいったん立ち止まり、少し足元に視線をおとしてみてください。小さな春が笑顔で迎えてくれますよ。

 東区朝堂院付近にはソメイヨシノの並木がありますが、数本だけ八重桜があります。今が満開で見頃ですので是非ご覧になってみてくださいね。

 散策途中に、アオサギとカラスが獲物を争奪しているであろう場面に遭遇しました。アオサギが捕獲したヘビをカラスが横取りしようと奮闘していました。

 自然が豊かな平城宮跡ならではの光景ですね。

 

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一面のムラサキサギゴケ

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ムラサキサギゴケ

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一面のタンポポ

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タンポポ

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シロスミレ

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シロツメグサ

 

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八重桜

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八重桜

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八重桜 遠くに第一次大極殿を望む

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アオサギとカラス

 

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