なぶんけんブログ|奈良文化財研究所に関する様々な情報を発信します。

梅便り2021(三分~五分咲き)

梅便り2021(三分~五分咲き)

 平城宮跡資料館東側および東院庭園周辺の梅林の開花状況をお知らせいたします。  全体的に三分咲き~五分咲きです。  先週の気温上昇をうけて開花が進みましたが、再び真冬の寒気に戻り足踏み状態になりそうです。  今年も春を告げる野鳥メジロが梅の花の蜜を求めてやってきました!   以下、平城宮跡...

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全国遺跡地図総目録

全国遺跡地図総目録

『全国遺跡地図総目録』を電子公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/90060 表紙 ...

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古代の疫病・天災とデマ

古代の疫病・天災とデマ

2021年2月  新型コロナウィルスの感染拡大が世界中で歯止めがかからなくなってきた2020年の初夏、驚くようなニュースを目にしました。欧米で5Gの携帯電波がウィルスの感染を加速するとの噂を信じた人が、携帯電話の基地局を破壊する事件がおこったという報道でした。疫病や天変地異が引き起こす社会不安には、...

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西トップ遺跡調査修復プロジェクト : カンボジアアンコール遺跡群

西トップ遺跡調査修復プロジェクト : カンボジアアンコール遺跡群

「西トップ遺跡調査修復プロジェクト : カンボジアアンコール遺跡群」を学術情報リポジトリで公開しました。 本文をPDFでご覧いただけます。 http://hdl.handle.net/11177/8305 表紙 ...

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全国遺跡報告総覧:青森県・福島県・岡山県の発掘調査報告書等の書誌情報1257件を一括登録

全国遺跡報告総覧:青森県・福島県・岡山県の発掘調査報告書等の書誌情報1257件を一括登録

2021年2月9日、発掘調査報告書等の書誌情報1257件を全国遺跡報告総覧に一括登録しました。対象は、以下の通りです。 〇奈良文化財研究所が収集した報告書書誌奈良文化財研究所所蔵報告書のうち、下記。 青森県・福島県・岡山分の書誌情報 なお、既に新潟県・東京都・富山県・長野県・山梨県・奈良県・大阪府・...

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慶応二年(1866年)、大坂城に怪獣現る!

慶応二年(1866年)、大坂城に怪獣現る!

2021年2月  江戸時代には、瓦版と呼ばれたニュースを載せた印刷物が巷に出回っていました。この瓦版、現在の新聞などとは違い、噂や怪異などの出来事についても盛んに取り上げられていました。例えば、昨今の疫病流行によって注目を浴びているアマビエも、もとは瓦版の一種に掲載されていたものです。2020年度に...

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アンコール遺跡群西トップ寺院遺跡保全プロジェクトのこれまでの活動

アンコール遺跡群西トップ寺院遺跡保全プロジェクトのこれまでの活動

これまでの調査の概略 奈良文化財研究所によるタニ窯跡群遺跡の発掘(2000年) 西トップ寺院の発掘(2007年)   奈良文化財研究所が...

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西トップ遺跡の概要

西トップ遺跡の概要

遺跡の概要 西トップ寺院の全体像:南東から 中央祠堂:北東(上方)から 中央祠堂の南側入口のリンテル:南から ...

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アンコール遺跡群西トップ寺院遺跡保全プロジェクトの概要

アンコール遺跡群西トップ寺院遺跡保全プロジェクトの概要

これまでの経緯 日本国政府アンコール救済チーム(JASA)が修復に携わる バイヨンの南経蔵 修復のための足場が組まれた西トップ寺院 ...

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朝霧

朝霧

 二十四節気の一つ「大寒(2021年1月20日)」を過ぎ、最も寒さが厳しい時期に入りました。  この時期に発生する自然現象に、奈良盆地特有の地形がもらたす「放射冷却現象」があります。  「放射冷却現象」によって発生した濃い霧が、絹のベールさながら古代の復原建造物を包み込み、まるで現代人の視界からその...

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船をつなぐ石

船をつなぐ石

2021年1月  いつの時代でも船というものは、係留の際に潮に流されないよう、ロープや錨で固定する必要があります。しかし、中近世には、現代のような整備された港湾やコンクリートや鋼鉄製の杭などありませんので、自然地形を活かして係留しました。実際、戦国時代の水軍の拠点であった愛媛県の能島城や来島城では、...

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ナツメのはなし

ナツメのはなし

2021年1月  みなさんはナツメ(棗)を食べたことがありますか。赤い楕円形の実で、干したものが薬膳料理などで使われますが、普通のスーパーではまず見かけないと思います。  ところが、岐阜県高山市を訪れた際に、飛騨ではナツメを食べる風習があると聞きました。庭先によく植えられていて、秋になると果実を生で...

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巡訪研究室(19)都城発掘調査部(飛鳥・藤原地区)考古第二研究室

巡訪研究室(19)都城発掘調査部(飛鳥・藤原地区)考古第二研究室

(2024年3月末まで)  藤原宮・京に限らず、飛鳥・藤原地区に所在する古代の遺跡からは、大量の土器が出土します。これらの土器を用いて日々研究を行っているのが、私たち考古第二研究室です。毎日の整理作業・研究の様子は、すでに詳しく紹介されていますので(巡訪研究室(7)「都城発掘調査部(平城地区)考古第...

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サザンカ

サザンカ

 二十四節気の一つ「冬至」も過ぎ、いよいよ本格的な寒さが到来しています。来るべき春への備えとして葉を落とす樹木たち、地上部は枯れて球根になり土中で眠りにつくもの、種となって子孫を次世代に繋ぐもの・・・厳冬期を迎えた植物たちの形状は様々です。  そのような中でも、冬を代表する花でもある「サザンカ」は、...

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フリーWi-Fiはじめました

フリーWi-Fiはじめました

平城宮跡資料館・藤原宮跡資料室・飛鳥資料館で、Wi-Fiサービスをはじめました。 ご自由にご利用ください。 ○利用可能場所   平城宮跡資料館 館内   藤原宮跡資料室 館内   飛鳥資料館 館内 ○利用可能時間   1回の接続あたり3時間まで(再接続可能です) ○利用料金   無料 ○接続...

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「古代の官衙遺跡 Ⅱ遺構・遺跡編」

「古代の官衙遺跡 Ⅱ遺構・遺跡編」

「古代の官衙遺跡 Ⅱ遺構・遺跡編」を電子公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/88569   目次 Ⅰ 文字関係資料 Ⅰ-1 木簡の内容と形式 Ⅰ-2 木簡の書風と書式 Ⅰ-3 木簡の製作と廃棄 Ⅰ-...

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ひかりで拓本をとる

ひかりで拓本をとる

2020年12月  文字や図像は筆と墨を用いた色情報で表現されるだけではなく、石や金属の表面を加工して凹凸で表現されることがあります。これは金石文と呼ばれ、土器や木器、金属器など材質を問わず、石碑や仏像、梵鐘、通貨、レリーフ、刀剣などの様々な文化財に見ることができます。  拓本は、この金石文など対象...

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奈良文化財研究所史料第80冊「平城京出土陶硯集成Ⅱー平城京・寺院ー」

奈良文化財研究所史料第80冊「平城京出土陶硯集成Ⅱー平城京・寺院ー」

奈良文化財研究所史料第80冊「平城京出土陶硯集成Ⅱー平城京・寺院ー」 奈良文化財研究所史料第80冊「平城京出土陶硯集成Ⅱー平城京・寺院ー」(POTTERY INK SLABS FROM THE NARA CAPI TAL SITEⅡ)を電子公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https...

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奈良文化財研究所史料第77冊「平城京出土陶硯集成Ⅰー平城宮跡ー」

奈良文化財研究所史料第77冊「平城京出土陶硯集成Ⅰー平城宮跡ー」

奈良文化財研究所史料第77冊「平城京出土陶硯集成Ⅰー平城宮跡ー」(POTTERY INK SLABS FROM THE NARA CAPITAL SITEⅠ)を電子公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/63361...

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奈良文化財研究所史料第69冊「平城京漆紙文書(一)」

奈良文化財研究所史料第69冊「平城京漆紙文書(一)」

奈良文化財研究所史料第69冊「平城京漆紙文書(一)」(Lacquer-Permeated Documents From The Nara Capital SiteⅠ)を電子公開しました。 本文をPDFで閲覧いただけます。 https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/6...

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