2024年11月、ARアプリ「XR平城京」を公開しました。2010年頃に作成された平城京全体のCGモデルをもとに、AR用に加工したものです。 図1 XR平城京の様子 XR平城京は空間プラットフォーム「STYLY」(https://gallery.styly.cc/about/ja)を使用し、8....
続きを読む調査区上空から伽藍を望む(北から) 奈良文化財研究所(以下、奈文研)の前を通る南北道路を南へ向かって進むと、ほどなくして右手に見えてくるのが「凍れる音楽」と讃えられた世界遺産(「古都奈良の文化財」の構成資産の一つとして登録されている)薬師寺の国宝三重塔です。薬師寺は西ノ京、当時の呼び方に倣えば平...
続きを読む写真1 会場の様子 保存修復科学研究室では、保存科学分野に関する意見交換や幅広い情報交換をおこなう場として保存科学研究集会を開催しています。今年度は、日本木材学会木質文化財研究会と合同で「木質文化財の保存修復に関する新たな視点・最近の取組」をテーマに、奈文研本庁舎大会議室を会場として2024年1...
続きを読む写真1 西大寺金堂院の西面回廊(北西から) 都城発掘調査部(平城地区)では、2024年3月から6月にかけて、西大寺金堂院の発掘調査をおこないました。西大寺は天平神護元年(765)に称徳天皇によって、平城京右京の地に造立された天皇勅願の寺院です。金堂院は仏像が安置された金堂と、それを回廊で区画した...
続きを読む【写真1】講義形式でのプログラム 7/22(月)奈良学園中学校・高等学校のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の取り組み「奈良学ゼミ」に、奈良文化財研究所が協力し、『文化財×自然科学:奈良文化財研究所における文理融合型研究-年輪年代学・動物考古学編-』と題したプログラムを実施しました。この企...
続きを読む表彰状(高野町教育員会と連名で授与されました) 2024年4月13日(土)、奈良女子大学記念館講堂で開催された2024年度建築史学会総会において、奈良文化財研究所(以下、奈文研)および高野町教育委員会に対して、第28回建築史学会賞が授与されました。奈文研が編集し、2023年3月に高野町教育委員会...
続きを読む写真1 有間皇子(座像) 平城宮いざない館において7月13日(土)から9月1日(日)までの会期で開催しました。本展は独学で数多くの人形を制作された永瀬卓氏の作品のうち、『万葉集』に登場する古代の人々をモデルにしたものを中心に展示しました(写真1)。 今回の企画展の意図は、来館された方々に永瀬氏...
続きを読む本中所長 去る、令和6年6月29日(土)に奈良文化財研究所第130回公開講演会「東大寺東塔(天平塔)を復元する!」を平城宮跡資料館講堂において開催しました。本講演会は、申し込み開始日から3日間で定員に達し、東大寺東塔に対する関心の深さが感じられました。 当日は、本中眞所長による挨拶および目黒研...
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