来月5月4日は「みどりの日」です。草木が一斉に芽吹き、自然界の生命力をいっそう強く感じる季節となりました。
平城宮跡では今まさに色鮮やかなヒラドツツジ(平戸躑躅)が満開を迎え、咲き誇っています。
ヒラドツツジは長崎県平戸市で改良されたツツジ科の植物です。その歴史は古く、1712年に編纂された『和漢三才図会』にヒラドツツジが登場しています。平城宮跡の随所でご覧いただけますが、平城宮跡資料館の中庭にある植栽に注目してみたいと思います。
休憩スペースから中庭に一歩足を踏み入れると、ヒラドツツジの生垣に囲まれた空間が広がっています。さらに、発掘調査で検出され移築された園池の景石や羅城門(平城京の正門)の礎石などがご覧いただけます。
2022年4月29日(金・祝)から開催されます春期特別展、平城宮跡史跡指定100周年・奈良文化財研究所70周年記念 「未来につなぐ平城宮跡 -保存運動のあけぼの-」にご来場の際は、自然の彩りにも目を向けていただくとともに、ぜひ屋外展示品もご覧になってみてください。
平城宮跡資料館入口付近
平城宮跡資料館入口付近
平城宮跡資料館入口付近
平城宮跡資料館入口付近
平城宮跡資料館入口付近
平城宮跡資料館入口
平城宮跡資料館出口
平城宮跡資料館中庭 移築された園池の景石
平城宮跡資料館中庭 標石「従是東平城宮(これより東、平城宮)」
平城宮跡資料館中庭 羅城門の礎石
平城宮跡資料館駐車場付近
平城宮跡資料館駐車場付近
平城宮跡資料館駐車場付近
中央区朝堂院南側 第一次大極殿(奥)、大極門(手前)を望む
撮影場所
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