なぶんけんブログ|奈良文化財研究所に関する様々な情報を発信します。

Sketchfabアカウント開設と軒瓦三次元計測データのアップについて

奈良文化財研究所では、研究成果の発信のため3Dデータを公開していくため、Sketchfabアカウントを開設しました。

○Sketchfabアカウントの開設

アカウント名:【公式】奈良文化財研究所
URL: https://sketchfab.com/nabunken
Sketchfab運用ポリシー: https://www.nabunken.go.jp/info/law.html#n14
ライセンス: 特段の理由がある場合を除き、CC BY4.0で公開
  ダウンロード可・使用の際は出典明示。https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/


○軒瓦三次元データのSketchfabへの登録

【今回追加したデータ】

①東大寺式軒丸瓦(低解像度版)
  6235A(興福寺旧境内出土)、6235C(西隆寺旧境内出土)、
  6235D・E(ともに東大寺旧境内出土)、6235Mb(頭塔出土)

②東大寺式軒平瓦(低解像度版)

  6732A・C(ともに平城宮出土)、6732Fa(頭塔出土)、
  6732Fb(平城京左京三条一坊一・二坪出土)、6732N(西大寺旧境内出土)

【公開の経緯と目的】

 2022年3月9日より、奈文研ホームページ上で軒瓦三次元計測データベースを公開しましたが(詳細はなぶんけんブログ「軒瓦三次元計測データベースの公開」を御覧下さい)、その中から軒丸瓦5点、軒平瓦5点の三次元モデルをSketchfabにも公開することとしました。
 軒瓦三次元計測データベースでは3次元モデルを閲覧することしかできませんが、Sketchfabからは3次元モデルをダウンロードできます。その狙いとしては、全世界の研究者に軒瓦の3次元モデルを公開し、共有をしてもらうことで、様々な観点から軒瓦の分析・検討が進むことが期待されるためです。
 ただし、今回はデータの可搬性を重視して低解像度版のみを公開しています。今後は、公開の点数を増やしていくとともに、高解像度版の公開に向けて、さらなる検討を進めていきたいと考えております。


20220317_500.jpg

公開しているモデル https://sketchfab.com/nabunken/models


■【参考】軒瓦三次元計測データベース

https://jmapps.ne.jp/nabunken/list.html?keywords=&kwd_and_or=and&hlvl=1&bunrui=18&title=&list_type=LLA001&list_count=10&title_query=yes

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