2021年6月17日、文化財論文ナビに下記の機能を追加しました。今後も各種改善を続けていきます。
○類似論文の表示
・経緯
2021年3月17日、全国遺跡報告総覧内に文化財論文ナビを公開しました※1。
2021年5月14日、13164件の文化財論文情報を文化財論文ナビに一括登録しました※2。
2021年6月2日、既に登録されている論文データを対象に、タイトル・抄録(論文)・著者・主な時代から専門用語を抽出し、「登録キーワード・特徴語」項目に自動で用語を設定しました※3。
・今回追加した機能
自然言語処理技術を活用して、登録キーワードの内容類似度を自動判別し、類似している20の論文を表示します。専門用語の切り出しは、全国遺跡報告総覧内の文化財関係用語シソーラスを活用しています※4。
なお、データ不足など場合によっては類似論文の表示はありません。
○共起ネットワーク図の追加
類似コンテンツを表示する際に、従来の形式では何が類似しているかわかりづらいという課題がありました。そこで、類似の判定となった共起する用語のネットワーク図を表示することで、当該論文・用語・類似論文の関係性をビジュアルで確認できるようにしました。
例「近世巨石石割技術および道具の復元的研究」
https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/article/10913
※1 文化財論文ナビの公開 -全国の博物館・埋文センターの論文情報にアクセスしやすくする-
https://www.nabunken.go.jp/nabunkenblog/2021/03/articlenavi.html
※2 文化財論文情報の13164件を一括登録
https://www.nabunken.go.jp/nabunkenblog/2021/05/bunkazainabi0514.html
※3 文化財論文ナビの機能およびメタデータの追加
https://www.nabunken.go.jp/nabunkenblog/2021/06/articles0602.html
※4 「文化財関係用語シソーラスの構築と実践活用例:文化財多言語事業への展開を見据えて」
https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/article/15040