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水辺に集う

 芽吹きの春から新緑の初夏へと移り変わっていく季節、若葉の緑が眩しい東院庭園を訪れました。

 庭園に足を踏み入れますと、植栽のモミジやアカマツ、ヤナギの鮮やかな緑が目に飛び込んできます。

 池の西南部には中島があり、アカマツの下では一羽のカルガモが羽を休めており、水面上を数匹のツバメが低空飛行を繰り返しています。

 水辺に集う野鳥を眺めていますと、突然「チーッ」という甲高い鳴き声が響き渡りました。

 聞き覚えのあるその声の主は、翡翠(カワセミ)です。昨年の梅雨時、同じ景石の上でその美しい姿を披露してくれました。昨年の様子(2018年6月 8日)はこちら

 カワセミは非常に縄張り意識が強い鳥として知られており、宇奈多理(うなたり)神社の杜に飛び去る姿が目撃されておりますので、きっとまた姿を現してくれるかもしれません。

 今回出会えたカワセミはオスでした。オスとメスを見分ける箇所はクチバシです。上下ともに黒色はオス、下の部分のみが赤色はメスという特徴があります。

 庭園景観の美しさもさることながら、宝石の名前をもつカワセミと出会える東院庭園にぜひお越しください。

 

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中央建物

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隅楼

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カルガモ

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水面を飛行するツバメ

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水面を飛行するツバメ

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水面を飛行するツバメ

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水面を飛行するツバメ

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獲物を捕食するカワセミ(オス)

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景石の上で羽を休めるカワセミ

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水面に飛び込むカワセミ

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水面に飛び込むカワセミ

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水面から飛翔するカワセミ

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浮上後、羽を休めるカワセミ

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浮上後、羽を休めるカワセミ

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再び水面に向かうカワセミ

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浮上するカワセミ

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飛び立つカワセミ

 

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撮影場所
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